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深夜のクッキング
仕事から帰ると9時に近い。
それからしっかり食事を摂ると体に良くないし、睡眠にも影響する。
だから、こういう日は夕方の休憩時間に軽く食べておき、家では“お疲れさまビール”で軽くつまむ。


昨夜は、このパターンとちょっと違った。

私の勘違いで、
「水曜日は家にいるよ」
とおナカさん(母)に言ったもんだから、朝の9時15分に愛の宅急便(食糧)が到着した。

その中には、フキノトウやしいたけといった春の食材とともに、大根、人参、ホウレンソウなどが少しずつ入っていた。
有り難い・・・・・・。

有り難いが、仕事の前に調理はできない。
私は急いで冷蔵庫に詰め込んで家を出たのだった。


夜9時前に家に到着し、お腹が空いていた私は、朝届いた食材を新鮮なうちに調理して食べたくなった。
冷蔵庫から材料を取り出しながら、頭の中で3種類のメニューを考える。
と言っても、人間ってぇもんは、以前から何となく考えていることが、ある時フッと明確になって浮かび上がるのかもしれない。

なぜならこの時も、私はなんとなく「ギョーザの皮」と「挽肉」を買っていた。
ということで、メニューは「ギョーザ」「フキノトウの天ぷら」「しいたけの肉乗せ焼き」。
深夜のクッキング_d0046294_8291140.jpg



深夜のクッキング_d0046294_830769.jpgまずは、何と言っても“フキノトウの天ぷら”。

ちょっと手がかかるけど、せっかくフキノトウがあるのだから天ぷらは食べておきたい。
それに、一つの深いフライパンで作っていくので、最初に油をたくさん使う天ぷらを作るのが順当だろう、と考える。

冷蔵庫の保存してある貴重な自家製(といっても、両親宅産)の小麦粉を出す。
フキノトウは、ボールで水洗いしてざるに上げる。
そうこうしているとすぐに、フライパンの油が熱してくる。
フキノトウに衣をつけて、フライパンに滑らせる。

ん~♪ いい香りだ・・・・・・。
ホントなら、ここでビールをプシューッと開けて、飲みながら揚げたいところだ。
いつもならそうするのだが、なんせ夜遅くになっての調理なんて滅多にやらないから、私は余裕がなかった。
余裕はないが、揚げたての天ぷらにパク付きながらどんどん揚げる。

深夜のクッキング_d0046294_8303765.jpg
最後のフキノトウをフライパンに入れて、椎茸を焼く準備にとりかかる。
餃子用の具に、フキノトウや椎茸のヘタもいれ、味噌、胡椒などで混ぜ合わせる。

天ぷらで使った大量の油を油こしに入れて、椎茸の裏側に餃子の具をベタッと塗ってフライパンに乗せた。
蓋をして、ちょっと蒸し焼き風にする。
最後に、ガーリック醤油を垂らした。



ようやく、「餃子」の出番。
深夜のクッキング_d0046294_8311632.jpg
皮も手作りしたいのは山々だが、その機会を狙っていたら、いつまで経っても餃子を作る機会がやってこないことを、最近やっと認めた。
ここは一つ、譲歩すべき所は譲歩して、皮は買ってもいいじゃないか、ということにしたのだ。

子どもの頃に、よく家族で作ったなぁ・・・・・と思い出す。
自分の食べる個数だけ作ること、が決まりなんだけど、弟はまだ小さかった上に不器用だから、たくさん作ることができない。
不細工な餃子に半べそになり、おナカさんからもらっていたっけ。
私は自己中な姉なので、自分の分だけをたくさん作り、弟にはあげなかったな・・・・・・。


昨晩は6個ほど焼き、残りの6個は冷凍庫に保存した。
写真で焦げて見えるのは、前に焼いた椎茸焼きの醤油が残っていたせいだ。(たぶん・・・・・・)

ふきのとう餃子、これ、結構イケますよ。



こうして作り終えれば、1時間が経過していた。
ようやく私は発泡酒の栓を抜き、十分な自己満足に浸りながら晩酌タイムを楽しんだ。



ああ、魔界のような現世で、束の間の幸せって気分・・・・・・。



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by anrianan | 2009-03-26 17:26 | ■食生活
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