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自然流果樹園(?)の草取り
わが家の壊れた門を入ると、左手に三角の庭が広がり、そこに梅、柿、ミカン、レモン、金柑、かりんなどの木が植えられてある。
引っ越してきた当初は、山の桜も小さくて眼下に浦賀水道が見えたくらいだから、日当たりも風当たりも抜群だった。
その環境の中で植えられた果樹たちはどんどん成長し、今やどの木も実をつけ、気を抜くと枝がぶつかり合っていたりする。
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自然流農法を始めてから、雑草がそれほど「邪魔」にならなくなり、それどころが逆に大切な堆肥になってくれるものだから、以前ほどの憂鬱はなくなったのだが、それでも門から入って玄関前に立つと、
(ここ、なんとかならないかしら・・・・・・?)
と、あまりの鬱蒼ぶりに頭を悩ませていた。

そして、今回おナカさんがやって来て、
「ここ、草取っちゃうから!」
という宣言があり、
「でも、抜かなくていい草もあるし、雑草が堆肥になるから山に捨てないで。」
と私は慌てながらも、何とか出来るのはおナカさんしかいないだろうと思った。ハラハラしながらも頼るしかない。
そして予想通り、早朝などの“持て余した時間”を利用して、半日もかからないうちに草がなくなるいう偉業を成し遂げてしまった・・・・・・。
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私が洗濯を終えて1時間ほど遅れて外に出て行った時には、東側の三角地の草は大方片付いており、私に
「まずは柿を取っちゃいな。」
と指示を出す。
今まで数個しかならなかった柿は、今年いくつもオレンジの実をつけている。カラスがつついているものもある。
私は脚立のてっぺんに登り、片足を木にかけて、片手で高枝ばさみを目一杯に伸ばすが、一番高い柿には届かない。その内に、片手で持つ高枝ばさみが重くなってくる。枝の間を縫いながら、やっと掴んでも落ちてしまったり、落とさなくても掴んだ柿を下まで持ってくるのが容易ではない。
その内にとうとう脚立から足を離して柿の木に登る。風が強く、ビューっと吹き抜けると周囲の木がザワザワと葉をならし、柿の木もゆ~らゆ~らと揺れる。
(なんだか・・・・・・、コアラになったみたいだ。)
木にしがみつく自分の姿を想像すると絶対に可笑しいのだが、ひたすら枝先の柿を取ろうと手を伸ばしていることの方が、より滑稽に思えて笑ってしまう。
最初こそ心配したおナカさんだが、じっと木の下で柿が落ちてくるのを待つなんてことはもちろんできず、さっさと自分のペースで草抜き作業を続けている。
(もうちょっと心配してよねぇ・・・・・・。)

柿の次は、ミカンである。
大分色づいては来ているが、まだまだ青いと思っていた。しかし、待ちきれないおナカさんが先日食べたら意外に甘いものもあり、少し取って岩手の方に送りたいという。
脚立を柿の木からミカンの木の下に移動し、なるべく黄色くなっているものから収穫する。
柿の木に比べると楽ちんだ。

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一見ただの地面にみえるけれど、実は3か所に穴を掘って抜いた草を埋めた。
穴を掘ると一口にいっても、細腕の私が掘るのは(?)一苦労である。それを3つである。
木に登ったり、3つの穴を掘ったり、自分で言うのもなんだけど、よくやったと思うよ。・・・・・・

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私が草取りをすると、紫蘇は抜きたくないとか、適度に好きな草を残しておきたいなどと七面倒くさいことを考えるため、思い切りが悪い。その上、作業が遅い。
しかしおナカさんは、ブルトーザーのように草を抜いて行く。
「うち(岩手)の方より、全然土がいいよ!」
と言う通り、結構草が抜きやすいのだ。
私は、“雑草が生えているから土が柔らかい”と思っているから、あまり抜きたくないという気持ちがあるのだが、おナカさんは全部抜いて土が見えた方が良いと考えている。

まぁ、確かに、スッキリはするんだけどさぁ・・・・・・。


(→ 穴を三つ掘る前は、抜いた草の山があちこちにあった。今までならフェンスの向こう側にどさっと放っていたが、今は堆肥づくりの貴重な草なのだ。)


とりあえず、もう食べられそうな色合いの物だけを採ってみた。
木になっているミカンを眺めている時は少ないような気がしたが、いぜ収穫してみると意外に多い。
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大分痛んでいる柿もある。これらは渋柿なので、ヘタを焼酎につけて渋抜きをすることにする。
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自然流果樹園(?)の草取り_d0046294_20561484.jpg柿を一つずつ拭き、ヘタを焼酎につけてビニール袋へ。
実は、私はあまり柿も食べない。こうして見ると、私はあまり果物を食べないことに気付いた。どうやらこの家には、母の好きな果物の木が植えられているのだ。・・・・・・

私は実験の結果を見るような気持で5つだけ手元に置くことにして、あとはおナカさんの荷物に詰め込んだ。
毎年ミカンがなるたびに、
(まずは岩手に(両親に)送らなければ・・・・・)
と一人で採って箱詰めし、宅急便で送るのだが、今年は二人でその作業をしたので、とても楽に感じた。





さて、一週間はあっという間。
今日はおナカさんが帰って行く日。マモル君とクックは待ち侘びているに違いない。

いつものペースが崩されて
(うるさいなぁ・・・・・)
と思うこともあったけれど、やっぱり居なくなると思うと寂しいものだ。



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by anrianan | 2008-10-20 06:36 | ■家庭菜園
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