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スイカ蜜作り
昨日は「スイカをおろす」写真を載せて終わってしまいましたが、今日はスイカを煮詰めて蜜を作ったようすをレポートしたいと思います。
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スイカジャム、というものを試食しましたが、これはちょっと癖があって “どうなの?・・・・・” と私がダメだししたら、おナカさんが、
「じゃあ、これは?」
と差し出したのが、スイカ蜜。これはスイカの汁だけを一日近く煮詰めたものです。
砂糖を全く使わず、純粋にスイカの汁だけですが、味が黒蜜のような甘さです。
今年はスイカがたくさん採れて納屋にゴロゴロしているので、私という猫の手がいるうちに、いろいろ作っておこうと思っている節があります。
私も興味をかき立てられると、その企てを知りつつも、やっぱりやってみたくなるのです。

というわけで、おナカさんが8個のスイカを割って、潰して、布巾に入れて汁を絞り出しました。
6個は黄色いスイカ、2個が赤いスイカです。
(その間、私は撮った写真の整理やブログのために、パソコンに張り付いていました)(^_^;)

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スイカ蜜作り_d0046294_9314395.jpgそうして汁を絞り出した残骸は、ご覧の通り。
庭の一角に無造作に捨てられ、
「こ、これ、・・・・このままでいいの?」
「いいの! 水分が抜けたら畑に捨てるんだから」
ふ~ん、と思いつつ、何でも豪快でついていけません・・・。


おナカさんがスイカの汁を絞り出す頃、私は日差しを遮るために頭にタオルを巻き、手甲をつけてしゃらしゃらと庭に出てゆくと、
「おまえ、すごい働くっぷりしているじゃ」
とマモル君に笑われました。
「働くっぷり・・・・・・? (^_^;) ぷりぐらいしないとねぇ」
と答えると、セットされたカマドに火を点けろという指示が下されます。
(ええ~、カマドに火なんか点けたことないしぃ・・・・・・・。)

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心の中でぼやきますが、幼少の頃から隊長の命令には有無を言わずに従うと洗脳されている私は、
「どうやって点けるの?」
「杉の葉に火をつけたら、細いのから順に入れるんだよ」
どれが杉の葉よぉ?・・・・・・
と心で愚痴りつつ、さすがに“たぶんこれだろう”と予想はつくので、ぼそぼそした細い杉の葉を束ねてカマドの下に置き、マッチで火をつけると1回で成功! その上に、枯れた大豆の枝を数本ずつ入れていくと、なぁ~んだ、簡単に点いたじゃないかぁ~♪
ここに太い枝を2本入れておけばいいんだね!


と思っていたら、消えた。・・・・・・



スイカ蜜作り_d0046294_1371951.jpgふふふ・・・・、どれどれ、じゃ私がやってあげるから。
と、得意げに大豆の枝を持って来たのが、おナカさん。
こういう時は、「田舎出身」が格上のような雰囲気になるのが不思議です。しかし、たった3本しかないマッチで、2本失敗。

けけけ・・・・・、あと1本だよぉ~♪

と私が笑うと、ちょっと真剣になっておナカさんは最後の1本のマッチに集中! ・・・・・・チョロチョロと小さな炎が枝の間に見え始めると、再び得意げな顔で、
「ほら! 点いたっ♪」。


さて、煮だって来るとアクが出てきます。これを掬っては捨てるのです。
こうやって約8時間煮詰めると、窯の底には黒くてトロリとした蜜。これを瓶に詰めて出来上がりです!



スイカ蜜作り_d0046294_13115072.jpgスイカ8個が、蜂蜜の瓶2本になってしまいました。・・・・・・

味見をしたマモル君は、
「嫌になるほど甘いっ!」
と顔をしかめていましたが、私が味見をしたところ全然嫌になどなりませ~ん。

瓶に移した後の釜の中に、私とおナカさんは盛んに人差し指を突っ込んで、きれいに舐め尽くしたのでした。(笑)



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by anrianan | 2008-09-15 13:30 | ■岩手県宮守村
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