前回の記事の後、
「で、結果はどうだったの?」
と聞かれることが多いので、次の症例の前に現段階のご報告をしておこうと思う。
※ 本日の朝焼け
翌日目が覚めると、布団の中のぬくもりが気持ち良かった。
未だ言葉が見つからない。
だけど、感覚的には絶対に何かが違う。
「ああ、目が覚めちゃったなぁ・・・・・・・」
という失望感(?)のような感覚がない。
今まで生きていることが辛かったわけだから、とにかく寝ていたかったのだ。
一日家にいる時でも、やらねばならないことがあるとそれをやるために起きているが、
期日に追われていないものや〆切りに間がある仕事だと、寝ることを優先していた。
寝ている間は意識が無いから(いや、実際には霊界に帰るといわれているが)、
とにかく意識を失っていたかった。 寝て夢を見ている方が楽しかったわけだ。
だけど、目覚めてから一人でいつものように階下に下りて行き、
いつものように水を浴び、いつものように洗面を行ない、いつものようにコーヒーをいれ、
そうしている間の自分の中の空気が軽い。
絶望感のようなものが無い。・・・・・・・・こういう感覚はいつ以来だろうか。
一番充実していたと思える演劇をやっていた頃、東京に自炊していたあの頃の感覚・・・
それに近いと感じられた。
数日前、カリスマK(院長)が私に
「腕を出して」
と言って、何かを聞いている。
「何を聞いているんですか?」
「陰と陽」
人間は「闇」もあれば「光」の部分もある。 そのバランスがとれていることが望ましい。
だけど人によって闇の部分が多かったり、逆にただ明るいだけの光が多かったりする。
その割合を見ているらしい・・・・・・。
で、結果は
「陰が86%(100%を最高として)、陽が34%」
ということで、圧倒的なる闇女である。
「あんな大きなトラウマを昨日解消したのに・・・・・」
とカリスマKが、私の顔を見る。
「あれを解消していなかったら・・・・・」
と言葉を続けた後に、そこに居たスタッフ全員が驚きながらもにやにやする。
「真っ暗・・・・・・・、闇だらけ」
私は、そんなものだろうな、という気持ちと
(光が3割でこんなに体が軽いのかぁ)
という気持ちが半々だった。
まぁ、断食のあとの梅干の種がすっごく美味しい! というような感じだろうか?
独りの時間を楽しむ感覚が、やっと戻ってきたという感じなのだ。
「楽しむ」というのは大げさかな。
「寂しくない」とか「空虚感がない」と言う方が、より近い表現かもしれない。
キネシオロジーの治療では、体の痛い部分が治療直後に治っていて驚くことが多いのだが、
今回に関しては、根っこの部分の変化だから、表面に現れてくるまでに少し時間がかかるのだろうという気がしている。
劇的な変化で無い分だけ、深くて大きな変化であるようにも感じる。
こういうことは、人それぞれが自分の中で「腑に落ちる」感覚であるから
話し手と聞き手のギャップは大きいだろうと思うが、いつか同じような経験をした人が、
(誰かもそんなことを言っていたな)
と照らし合わせの参考にして役立ててもらえたらいいかな、と思って記しておくことにした。
さて、いよいよ次回は「トラウマ ナオキ編」に入ります。
彼も「陰陽」の比率を見てもらったら、「闇が100%、光が99%」だってさっ!
チョーいいじゃん。
とりあえず、予告としてセッション中の一場面を載せておきます。
さて、これはどういう状況の場面だと思いますか?(笑)
(※アクション中の撮影なので、かなりピンボケですみません)