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トラウマ
「トラウマ」という言葉が市民権を得たのはいつ頃からだろうか?


最近ではよく
「トラウマになる」 とか
「トラウマなんだよね~」
なんていうのを聞くけど、問題から安易に逃げているようにも聞こえてあまり好きじゃない。

しかし、何か解決方法を見つけて何度もトライしてみるけど
どうしても上手くいかないということは確かにある。


私は「生きていることは素晴らしい!」 「人生は魂の学びのために与えられたチャンスの場」
と納得することは出来るが、いつも心のどこかで
「なぜ私が生きているのか?」
という疑問がぬぐい切れなかった。

それこそ長い年月をかけて、精神世界や様々なワークショップ、セミナーは受講しているし、
色々なヒーラー、チャネラー、霊能者という人たちに会ったり見たりしてきたが、
「もう、うんざり」
と気持ちが強く、最近はほとんど興味が湧かない。

江原さんの講座を受けるようになって、
「彼はほんものだ!」
と心の底から感じ、実際に彼と接してみて人間としての誠実さも感じたから、その救われ方は格段に大きかった。
しかし、私の空虚感は根強かった。



私がキネシオロジーに関わるようになったのは、仕事のためだった。
今年の7月にキネシオロジーの治療院の仕事を受けるようになり、事業の内容を知らないと
仕事にならないことが多いので、急遽勉強しながら仕事をこなす状態となった。

ということで、昨日は先週末に引き続き『タッチフォーヘルス』の“レベル4”に参加。
『タッチフォーヘルス』は、今までに少し書いてきたが「西洋医学と東洋医学が融合したような家庭でもできる治療法」といったらいいだろうか。
さらに、院長は「脳」のバランスを取る「ブレイン・ジム」という手法も取り入れる。

たった一つの治療法で治るなんてことは、ほとんど有り得ない。
星の数ほどの人間がいたら、その症状も星の数ほどあるわけだから、治療法も星の数だけあって不思議ではない、
と私は思う。

院長の彼は、「なんでも屋かい?」と思ったほど、治療法の引出しが多い。
そして、あくまで
「答えはあなた自身が知っている」=あなたの筋肉(体)が反応する
ということに基づいてのキネシオロジー(筋反射)を使うので、私も妙に腑に落ちる。


その「レベル4」のセミナーでは『トラウマの解消』があった。
一人が受講者十数名の前でモデルとなって、院長の治療を受ける。

希望者を聞かれた時、私は手をあげた。
前日の夜から、なんとなく私は胸騒ぎのようなものがあったからだ。

私は11年前に「フィンドホーン共同体」というところに渡英し、6ヶ月の滞在をした。
そこでは何年分もの「体験」が半年の間に出来たが、精魂尽き果てた。
(もちろん楽しい思い出もあるが、深い傷痕になっているものもある)。
帰国したら結核の末期になっており、医局では「助からない」と結果が出ていたという。
なのに、しぶとく私は“超順調に”治ってしまった。

けれど、私の中では「生きることは素晴らしい!」という思いよりは、
「なぜ、私は生きなければならないのか?」
という疑問が根強く、消し去ることが出来なかった。

何もしなかったわけではない。
意識的に「楽しく」「感謝をして」人生を築き上げていくことに努力した。
しかし、特に何も期待せず、やってきたものに全身全霊を傾けて取り組もうとするが、
必ず愕然とくることに直面し、私はそのたびに消耗を感じた。
抽象的な書き方なので、これでは分かりにくかもしれないが。

しかし、そのうち私は
何事にも「ほどほど」では幸せを感じない人間なのだ、としみじみ感じた。
自分のやれるだけの力を出しきらないと満足できないのだが、一度肺がボロボロになっている私は、昔のような体力が無いので無理はきかない。

私は踏ん張れなくなった・・・・・・・。
と感じると同時に、ちょっと「本気」を出そうとすると「物事は上手くいかない」というパターンを感じ始め、夢も希望も期待もなくなり、その蟻地獄のような状態が10年続いた。

このまま、生殺しのような状態で私は生きていかなければならないのだろうか・・・・・・。

そう思い続けていたから、公開治療で「恥」をさらすことなど何でもなかった。
というよりも、昨日の段階で院長とセミナーの受講者を信頼したのだと感じている。

トラウマというのは、原因が分からない。
自分の中をすべてさらけ出すことで、彼(院長)は必ず何か原因を吊り上げてくれる。
その信用が「賭けてみる」気になったのだと思っている。

と、ここまで長~い前書きになったが、前書きで今日は終り。 (笑)
治療内容を書くと、またまた長くなるので内容は次に書くことにする。




結果は「とにかく、凄い・・・・・・」。
この一言に尽きる。
by anrianan | 2006-10-16 06:56 | ■美容・健康
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