最近は、野菜を作った農家の人々の顔写真や住所が入って売られるようになった。
「顔を出す」というのは、買い手に安心感を与えるし、
「マズイことがあったら逃げよう、なんてことはしません」
という責任感の表れであると思うから、私は多少高くてもこういう信頼できるものを買う。
という前置きはともかく、
年々老いていく両親が、漫才のようにボケとツッコミをやりながら今年はこんなものを作っていた。
母が抱えているのは「西瓜(すいか)」である。
10kgぐらいはあるのではないか、という一番デカい西瓜を採っておいたそうだ。
「記念に写しておいてあげるよ」
というと、
「じゃ、お前が抱えろ。 オレはクックを抱くから」というマモル君。
なぜかというと、西瓜大好きなおナカさんは、
「これを食べ過ぎて胃腸をこわしました」
ということらしい・・・・・・。
節度のある食べ方をしようよね。
で、ちなみにマモル君に抱かれているクックは、こんな顔をしています・・・・・。
なんともだらしの無い恰好で抱かれていますが、マモル君にはさすがのクックも「グゥ」の音もでません。(笑)
もちろん、おナカさんが抱える西瓜は、この後切り分けて食べました。
とにかく好きだというだけあって、このおナカさんは私が一切れ食べる間に3切れくらい胃袋に納めています。
これはねぇ、病気にならない方がおかしいってもんだよ。
そして、西瓜を食べることの次にくらいに好きなことが「栗拾い」。
クックの散歩をするたびに、おナカさんのポケットには入りきれないほどの栗がぎっしり詰まっています。
周囲には「山栗」と「植えた栗」の木が何本もあるので、拾い切れないほどの栗が落ちるのだそうです。(拾い切っているように見えるけどね)
そう言えば、今年は美味しい「渋皮煮」が私の手元にやってきまして、私は「VSOP」の中にこれを漬けることに致しました。 (む・ふ・ふ・ふ・・・・・・・・)
畑を歩いていると、白い卵が見えました。
大きさは「恐竜の卵」くらいでしょうか・・・・・?(笑)
なんと、白いかぼちゃでした。
写真に写したものはまだ小さくて成長途中のものです。
もちろん、普通のかぼちゃもあります。
その他には、納屋に玉ねぎ、にんにく、唐辛子、じゃがいも、花豆、白豆などがきれいに置かれていました。
その時の天候や気候によって収穫にはばらつきがあるし、その年によって作る野菜もまちまちですが、畑から採りたての野菜は新鮮だし安心でき、これはほんとに羨ましい点です。
収穫の時には、一気に野菜が成長していきます。
「お前がどんどん採らないから(腐っちゃうぞ)!」
「お前は(野菜が)生きているうちに食べないで、死んでから食べるんだから!」
と、マモル君に叱られながら収穫しているおナカさんですが、・・・・・・
あのねぇ・・・・・、こんなにあったら食べきれないよ。
その季節の採れたて旬野菜を、ごく小人数の方に、安価でお分けすることは出来ないだろうか、
と考えた私でした・・・・・・・。