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2006年 山蔭神道節分大祭~伊勢へ
年に一回の節分大祭が、2月4日(土)山蔭神道貴嶺宮(キレイグウ)で開催された。

新幹線で豊橋まで行き、在来線で幸田駅下車。
そこからタクシーで10分程の山の上にある。
本日は大祭にて全国から人がやって来るため、幸田駅と貴嶺宮を往復するマイクロバスが出る。

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大鳥居に到着すると、すでに到着している人たちで、すでに用意されたテント席は一杯であった。
お祭の準備は整然と整えられている。
ここに来ると、今年も来る事ができたな…といつも感謝が湧きあがってくる。
(※注意:一緒に写っているお子さまは、私の“隠し子”ではありません。トバッチのご長男です。)

午後1時に式典が始まり、まずは「年男、年女の豆撒き」が行われる。

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2006年 山蔭神道節分大祭~伊勢へ_d0046294_11345675.jpgそして斎官入場となる。
雅楽が流れる中、全国の山蔭神道の宮司、神官の方々が清澄な空気を漂わせて入場される。
彼らは皆が神社の宮司を勤めているわけではなく、一般の社会の中で働いている方もおられるが、遅くても数日前には貴嶺宮に集まり、全員で早朝の海に入って身を清める。


2006年 山蔭神道節分大祭~伊勢へ_d0046294_11353298.jpg平安絵巻さながらの式典は、2000年の伝統に則って粛々と進められる。
斎庭の四隅には竹が立ち、四方に向かってお祓いがされ、また、弓矢も四方に放たれる。斎主も四隅に向かって豆をまかれる。
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そして、最後に大浄焔が始まり、寒空に焔が大きく舞い上がり、その火の前で、斎主は印を組み、九字を切り、世の中の罪・科(トガ)・穢れを祓い給い、世の平和と天皇はじめ皇室の方々の平安を願う。
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私の前で見ていた子供たちも、興味津々のようすであった。
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そして、この大浄焔が終わると一部が終了となり、甘酒が振舞われる。



しばしの休憩を挟んで、拝殿内での式典が始まる。
ここでも祓いの詞で始まり、大祓祝詞、剣祓いなどを経て、内浄焔が行われる。
天井から吊るされた和紙は、焔の熱気と焔に今にも燃えそうになりながらユラユラと揺れる。それは、まるでこの世の不安定さを表しているようにも見える。
その下では、天皇皇族の方々はじめ内閣総理大臣、諸々の国会議員、各国首相のお人型が燃やされ、世の中の平和を願うとともに今年の世情が占われる。
暗い拝殿の中で焔だけが明るく周囲を照らし、太鼓の音に合わせて山蔭神道の秘語が唱和される。
幻想的であり、平安時代からの幽玄の世界がそこには広がる。
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この「お人型」は、お護りを申し込んだ一般の人々の分を合わせ、今年は6000体になったとのこと。
夏頃から準備は始まり、桧の甘皮を千本切りにし、42本の紐で括りながら人の形を作る。頭の部分には南天の葉に申し込み者の名前を筆書きしたものが入れられる。
その途端に、その人のバイブレーションが入り込み、身体の悪いところ、霊障がそのお人型に黒い影となって見えるのだそうだ。
お人型が増えるに従い、本宮内も様々なバイブレーションで、時には神官たちも頭痛がしたり体調を崩したりする。ある意味、まさに命がけの仕事とも言える。

午後7時半頃に終了し、直会(なおらい)が始まる。
お神酒とお弁当を頂き、長い一日の終了となる。

  ・・・*・・・*・・・*・・・

その後、伊勢神宮参拝組はバスに乗り、伊勢に向かった。
午後11時半頃到着し、各自寝る者あり、反省会(?)するものあり。

  ・・・*・・・*・・・*・・・
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翌朝8時前にバスで出発し、外宮・内宮と廻る。

私は3年ぶりの参拝となる。
うっそうと茂った大木の下は、なんとも気持ちが良い。
写真を撮り出すとキリが無いので、適当に撮りながら皆に遅れないように歩く。

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次に内宮に行くと、雪が降り出す。
雲間から太陽が出たり隠れたりしながら、雪は止むことなく降り続く。
橋の下の川には氷が張り、寒さを物語っていた。2006年 山蔭神道節分大祭~伊勢へ_d0046294_11555464.jpg

一同からちょっと横道に逸れて五十鈴川で禊ぎをする…わけは無いが、手を水に浸して冷たさの確認をする。2006年 山蔭神道節分大祭~伊勢へ_d0046294_11591697.jpg




トバッチのユータ君が雪をつかむ遊びをはじめ、私とトバッチもつられて“雪つかみ”に夢中になりながら、外宮よりも一層深閑とした木々の間を、ザクザクと石の音を立てながら歩く。
大きな階段を登り、再びゴロゴロした石の上を歩きながら塀の中へ。
太主と管長に習って拝礼をし、祈る。



内宮を出ると、「おかげ横丁」へお決まりのコース。2006年 山蔭神道節分大祭~伊勢へ_d0046294_938469.jpg
私たちは、「利き酒」の店に行く。
にごり酒を味見して、すっかりほろ良い気分になる。

その後、奈良参拝コースの人々はバスで出発。
私達の「伊勢コース」は、奈良参拝コースのバスを見送ってから、残り1時間あった。
そうなると、赤福に行っておぜんざいを食することになるのであった。

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なんだか盛りだくさんで、寝不足もあり、名古屋からの新幹線の中はひたすら寝た。

夜七時頃家に帰宅し、荷物の整理し、空腹ではあるが料理をする気力が無く、冷蔵庫の中のものをつつき、まもなくすると睡魔が襲ってきた。
慌ててお風呂に入り、ひたすら「睡眠」の言葉が頭を巡り、ベッドへ…。



さて、これでようやく2005年が終わったのである。
by anrianan | 2006-02-06 12:04 | ■伝統と文化
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