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豚の角煮に憑りつかれるのはご免ですが・・・
週末、久しぶりにスーパーマンがやって来て、東庭の草刈りを申し出てくれました。
とってもありがたい話。 でも草刈り作業を人に任せるには、いつも不安がつきまといます。
雑草(野草ともいう)が生い茂るワイルドなわが自然庭園には、ところどころにお宝ともいえる草花が生えていて、草刈り機でガーッと刈り込んでいくと、それらも一気にぶった切られることになるのです。

スーパーマンが、電動草刈り機で草刈りを始めました。
家の中で、ランチの支度をしている私の耳に、ガーガーと草を刈っている音が鳴り響きます。
しばらくは料理に没頭しているふりをしましたが、何やら落ち着かず、そそくさと様子を見ることに。 
すると、木蓮や梅の木の下に生い茂っていた草が一掃されていて、木陰の空間が広くなっています。

清々しさを感じたのと同時に、私は口うるさいオバサンに変身。
「ねぇねぇ、この木蓮の根元から、何本か枝が出ていなかった?」
「出ていた・・・・・・」
「あれはね、この木蓮の木が弱ってきているから、次世代のために新しい芽を出していたの」
「あ・・・・・・ごめん、刈っちゃった・・・・・・」(見れば分かるよ・・・・・・)
「それから、この葉っぱは雑草じゃないのよ、紫色の花が咲くの」
「・・・・・花はいつごろ咲くの?」(!)
「・・・・・覚えてないけど・・・・・・」。
そうなのです、この木や草の花はいつごろ咲くか、までは覚えておらず、わぁ、咲いたなぁ・・・という程度で、何年も何年も季節を繰り返してきたのでした。 要するに、私の草花に対する熱意なんてその程度のもので、
(せっかく刈ってくれてるのにゴメン・・・・・・)
とスーパーマンに心の中で謝りつつも、
「そのカラーとフキの株とかは、切らないでね」
なんて言っているのです。
「カラーってどれ?」
「それ、それ、山芋みたいなやつ」
「刈るのは上だけだから、また生えてくるよ」
「だめ、切っちゃうと株が小さくなっちゃうから!」
これに関しては、確たる証拠はないのですが、そうなるような気がする、という私の経験からの要望・・・・・・。

こうやってうるさいオバサンが騒ぐものだから、わが自然庭園はなかなか人に任せられず、かといって自分でこまめにやることもせず(蚊に刺されるのが嫌で)、毎夏、小ジャングルが形成されていたのでした。

それでもスーパーマンはめげずに汗だくになりながら、東の庭のジャングルを刈り込んでくれました。
ちょっと分かり難いと思いますが、木蓮の木(大きな白い幹)の周囲の下草が刈られて、奥の方もすっきりしました。(カラーも刈られていましたが・・・・・・)
豚の角煮に憑りつかれるのはご免ですが・・・_d0046294_10274533.jpg

目線を右(東南)にずらせば、これまた高く茂った笹や菖蒲、どくだみなどが刈り取られ、まるで道が作られたようになっているではありませんか。
豚の角煮に憑りつかれるのはご免ですが・・・_d0046294_937115.jpg

良い言い方をすれば、私は父に似ていて細かい所に気がつき、仕事も丁寧なのですが、悪い言い方をすれば、人に任せることができず、イチイチうるさい。・・・・・・やだなぁ、この性格。
庭中が蚊の住処になるよりも、すっきりと風通しがいい方がいいじゃないの。・・・と頭でわかっているのに、細かい自分のやり方に固執してしまうんですね・・・・・・はぁ~、人間ってぇものは。・・・・・・

“人間だもの” by 相田みつお
というのがありますけど、この言葉を免罪符にして、
(逃げてはいけないっ!)
と思うんですね。・・・・・・ええ、時には
「自分に、もうちょっと優しくなったら?」
という時がないとは言えませんけれど、今のゆるゆる流行りの世の中では、
「自分にもっと厳しくなれっ!」
とけしかけて、ちょうどいいのではないかな、と思ったりするのです。
とにかく、カラーの一株が刈り取られた喪失感より、蚊の大群と暑さの中で草を刈ってくれた感謝が勝るのは当然。

ということで、事前にリクエストされていた「豚の角煮」を6時間かけて作りました。
あ、これは下茹でを始めたところの写真です。 そして、またしても出来上がりの写真を取り損ねてしもた・・・・・・。
豚の角煮に憑りつかれるのはご免ですが・・・_d0046294_9372115.jpg

ええ、アタシは基本的に菜食で、肉といえば鶏。 かろうじて元気になりたいときはギュウ(牛)を食しますが、トン(豚)はどーしても生まれた時から苦手。
だから、「豚の角煮」が第一リクエストだった時には、
(ああ゙・・・・・・!)
と、なにやら試験で、予感していた最難関の問題が出てしまったような気がしたのでした。

しかしながら、この豚の角煮は「世界一旨いッ!」と絶賛。(若干一名に)
しかも、
「毎日でも食べたい!」
などと褒め称えられたものだから、本日は割引されていた豚肉ブロックを再び買い求め、またしても下茹でをしていたりするのです。

ええ、豚も褒められれば木に登ります・・・・・・・いえ、煮尽くされます・・・。

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by anrianan | 2014-07-20 19:15 | ■とりあえず日記
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