<< 味噌の話 アボガドとシラスと山椒煮 >>
味噌漬け豆腐
豆腐を味噌漬けにするとクリームチーズのようになる、ということは知っていた。
一番初めにこれを食したのは15年くらい前のことで、新潟に行ったときに友だちが作ったものを試食させてくれた。
「おいしいでしょ! これ、いろいろ研究して一番おいしい方法なのよ」
と言うので、作り方を教えてと言うと、“秘密”と言われてしまった。

その後、ずっと味噌漬け豆腐は頭の中にあったが、なかなか研究(?)に取り組めずにきた。
“思い立ったら吉日”とか“即実行”とよく言うけれど、行動に移すまでに時間がかかることとかからないことの違いは一体何なのだろう? とよく考える。物理的にできないこともあるけど、気持ちが動かない時と動く時。これは単に「本人のやる気」の問題だけなのだろうか。・・・・・・ええ、確かに私は怠け者ではありますけれど。


さて、そんな私がようやく“味噌漬け豆腐”に取り掛かった。
一つには、手作り味噌が出来上がったということも大きい。
やっぱり、地球にあまたの味噌漬け豆腐があるといえども、味噌によって味は違うのだろうと思っていたから、市販の味噌は使いたくなかった。

豆腐は「絹」と「木綿」、それぞれどんな出来具合になるのか知りたいので、両方用意することにした。
最近は小パック(2つで一丁分)の豆腐があるので、半丁分の絹と木綿を使い、味噌などの材料は一丁分用意。

いろいろレシピを検索してみると、味噌だけのものと味噌に砂糖や酒を混ぜるものがある。
もちろん、いろいろ混ぜる方がおいしいと思うので、そちらを採用することにした。
まずは豆腐にキッチンペーパーを巻いて、上にまな板などを乗せて水抜きをする。
味噌漬け豆腐_d0046294_1050413.jpg

[水抜き]に関しては加熱して水分を飛ばす方法もあるようだが、“しっとりねっとり”の旨さを出すには時間をかけてじっくり水抜きをした方がいいような気がして、こちらの方法を選んだ。
また時間が経つと、絹の方が柔らかいので、木綿と一緒に同じ重さで水抜きすると形が崩れやすい。
(考えれば当然のことなのに、結果を見ないと気づけないアタシって・・・・・・。)(-_-;)

水抜きは3~8時間、ここら辺は個人の好みと判断で。
その間に味噌の用意をする。

1.味噌300gと、ほうとううどんについていた出汁入り味噌(これが凄く旨い!)大匙2杯くらいを足す。
  てんさい糖(あるいは三温糖)大匙2、酒大匙1、みりん大匙1・・・・・・ここら辺も適当。
2.タッパーの底に3分の1ほどの味噌を敷く。(これも適当)
3.その上に水抜きした豆腐を乗せる。
4.周囲を味噌で塗り固める。  これで、出来上がり~!  (※大きい方が絹。・・・つぶれ気味)
味噌漬け豆腐_d0046294_10572639.jpg

さて、これであとは待つだけだが、待つ時間もレシピによってマチマチ。
三日目くらいが一番おいしい、というものもあれば、一週間漬け込む、というのもある。
私は毎日少しずつ試食していくことにした。

------ - - - ----- - - - ------ - - - ------ - - - ------- - - - -------
ということで、ここからは2日経った豆腐の状態。 (漬け込みは27日(日))
味噌漬け豆腐_d0046294_111212.jpg

味噌がついている部分は塩辛く感じるが、この味噌床は何回も使えるらしいから、水抜きした豆腐からさらに出ている少量の水分で、少しずつ味噌がまろやかになると考えられる。
ということは、回を重ねるごとにおいしくなるのではないか?・・・・・・

豆腐の食感はすでに少しまったりとしてきているが、思ったとおり木綿よりも絹の方が舌触りはなめらか。
今のところ絹の方が好みだけど、時間が経つにつれて木綿がどのように変化していくのかも楽しみ。

まだまだ始まったばかりの味噌漬け豆腐、あと一週間くらいは試食が続く。・・・・・・




こうなると、やっぱり豆腐も手作りでなくちゃ・・・・・・。
と自分に追い込みをかけるあきちに、ぽちっと応援をお願いね。(*-_-*)b

  ↓ ↓ ↓
人気ブログランキング
by anrianan | 2013-01-29 11:47 | ■食生活
<< 味噌の話 アボガドとシラスと山椒煮 >>