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手入れ前の「秘密の花園」状態
あの野生的な庭園は、まるで廃家のごとく草が伸びまくっておりましたが、冬に向かう今頃になるとわが物顔の草花軍団も、少々衰えを見せるのです。
その機を狙って“いい加減に手入れをしなければならないだろう・・・・”と、重い腰を上げました。

注文していた「草刈の助」も無事到着し、充電も終えて準備万端!
けれどその前に、丈の長い草や菜っ葉のように大きな株を持つ草は、根から引っこ抜いた方が良いに違いないのです。
それに、玄関前のこの雑然とした様は、次の金曜日にやってくるおナカさんが見たら、絶対にあの表情--呆れ返ったという笑顔でイヤイヤをするように顔を横に振るしぐさ--をするに違いないのです。
あれをされると、いかにも“ダメ女”というレッテルを貼られたようで、情けなさと恥ずかしさが入り混じったような情けない気持ちになります。 だから!
(今日しかやる日はないよ!)
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遠目にはピンクのヒルツメソバできれいに見えますが、なんだか菜っ葉のような葉がところどころに生え、背の高くなった草は、夜暗くなって帰ってくると時々体に当たったりなんかして、ドキッとしてしまうのです。
(せめて玄関前だけでもきれいにしておかなくちゃなぁ・・・・・・)。
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ということで、これが手入れ後なのですが、手前に抜いた草を積み上げたまま写真を撮ったのは失敗です。
あまり変わり映えしていないように見えます。・・・・・

さて、この後は草刈の助を使ってみようか・・・・と思うのですが、その前にどーしてもミカンが木になります 気になります。

一週間ほど前ぐらいからでしょうか、朝起きて窓から庭を見下ろすと、1-2個だけ実が黄色く色づいています。
今年はまったくならないと思っていたので、こうなると1つでも2つでもなっているならいただきたい。
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これと、もう一つ、てっぺんにあります。
この2つのみかんを食べたくて、私は一歩進むごとに足元の草を抜きつつみかんの木に近づいていきました。
あ、こんな所に菊が!
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地に這うようにして咲いている菊を踏みつけそうになって、慌てて足を止め、倒れている長い茎を傍の明日葉に立てかけました。もう少し花が開いたら、少し切り取って家の中に飾ることにします。

たった5-6歩のみかんの木まで、ずい分と手間取って辿り着き、再び脚立を持ってきてようやくみかん狩り。
と思ったら、みかんの木に覆いかぶさっている蔓科植物の数々、これを取り除く作業をしなければなりません。
脚立のてっぺんに上り、綱引きをするようにぐいっ! ぐいっ! と蔓を引っ張ります。
やたら力任せに引っ張ると脚立から落ちる危険性が大きいので、そこらへんの力加減とバランスが難しい。・・・・
(ついでだから、剪定もしておくか・・・・・)
込み入った枝を切り落としながら、思ったよりも実がなっていることを知りました。
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色を見るとまだ熟していないようなのですが、例年よりはずっと遅い。・・・・・・採らずに木で熟すのを待つか、それとも採っておいて熟すのを待つか・・・・どちらにしても待つのですが。
みかん狩りが好きなおナカさんのために、採らずにおこうかと思いましたが、脚立に乗らないと取れない場所ばかりで、足の悪いおナカさんが脚立に乗るのもこれまた心配。
ということで、1-2個残してすべて採ってしまうことにしました。
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皮だけになっている1個は、夏みかんの出来損ない。みかんだと思ってつかんだら、隣の木の夏みかんでした。
あまりに小さいかったのですが、黄色くなっていたので食べて見ることにしたのです。結果、酸っぱいと思っていたら、気が抜けたように味が薄く、すでに終わりに近い味でした。・・・・・

そして、みかんよりも驚いたのがレモン。
今年は1個もなっていない、と思っていたのに、木に近づいてよく見てみるといくつもなっています。
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ああ、ミカンもレモンもこれだけ放ったらかしにしておいたのに、剪定もしなかったのに、こんなに実をつけてくれるなんて・・・・・・。
それにしても、やっぱりレモンの色づきも今年はぐっと遅い。
そしてどちらも、私が剪定をしなかったせいもあるのでしょうけれど、伸びた枝枝の中の方に実をつけており、その姿は放射能から身を(実を)守ろうとしているように見えました。

これだけでも十分に驚いていた私ですが、もっと驚いたことがあります。
最近、以前よりもやたらと航空自衛隊の飛行機が低空飛行しているのですが、先ほども大きな機体が家の上を通過して行きました。
ブルーインパルスの訓練でしょうか、これは3回目の時に撮ったものです。(11/12追記: F15戦闘機だそうです)
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写真だと遠くに見えますが、肉眼ではもっと大きく見えます。
福生や沖縄基地近辺の住民が騒音に対して苦情をいう気持ちがよく分かります。数回でも煩いと思うのに、これが一日に何回もだったらホントにイラつくだろうと思います。

「うるさいはずがない」
という元都知事の石原さんは、老人クラブのような新党を立ち上げるよりも、余生を沖縄で暮らしてみたらどうでしょうか。


という政治の話になると何やらやたらと腹が立って勿体無い、勿体無い。
人生を無駄にしないためにも話を元に戻します。

これらは間違って刈ってしまった花やきれいな実をつけている植物、今日のお土産です。(?)
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ヒルツメソバは割れてしまったお気に入りのグラスに飾ります。
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茶色の実が付いたこの蔓は、昔クリスマスのリースなどに飾ったのですが、今は適当にぶら下げて・・・・・。
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今日は一日中曇っていて、時間がさっぱり分かりません。(いえ、時計はありますよ)。
家にいる日は、まったく時間を気にせず、やりたいと思ったことを心の向くままやることにしているのです。
だから時には、あっという間に一日が終わってしまったり、今日のように一日中夕方のようだと、まだ2時半なのに私の体内時計は4時半ぐらいだったり。

ええ、すでに泡の出るドリンクを体内に注入しておりますけどね。
あとは、久しぶりにゆーーーーっくりお風呂に入って本を読み、寝るだけ。 という気分でございます。
がそうもいかず、これから晩秋の夕暮れをどう過ごすか・・・・・これまた、何も予定がない分なにやら楽しみなのでございますよ。

平日の時間に追われる生活と時間がなくなる週末の生活、この緩急がまるで陸上のインターバルトレーニングのようで、今の私にはとても心地よいのです。

今までの人生を振り返ると、活動期と停滞期が繰り返しやってきて、
(なぜ私の人生はインターバルなのだろう、なぜ安定感がないのだろう)
と悩んだ時もありましたが、結局自分の深いところで変化を望んでいたし、学生時代もインターバルトレーニングが得意だったのです。こういうのって、生き方にも出るのですね、きっと。

今はやれることをやれる時にやっておくだけ、と開き直りでしょうか。(これは晩年の心境でしょうか)。
あとになって振り返ると、よい思い出だけしか残りませんから。・・・・・・





とはいっても、ああ、掃除が出来なかったぁ・・・・・。おナカさんの顔が目に浮かぶ・・・・・。
というあちきにぽちっとお願いね。(:_;)b 

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by anrianan | 2012-11-11 15:14 | ■家庭菜園
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