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自然の森に今あるもの
この冬は寒かったので、キッチンでおままごとばかりをして甘いおやつを作っていた。
まだ風はいくぶん冷たいが、やっと陽ざしは春を感じるようになり、特にこのごろは曇り空が多いから、晴れるとふらりと森を散歩したくなる。

森というのは、わが家の庭。野性的で刺激的なのだけど、今は冬枯れている。
その中でずっと気になっていたのが、ミカンの木。
枯れた笹が伸びてきているのだと思っていたら、木の一部が枯れていることを発見!
なぜこんなふうに?・・・・・・放射能?・・・・・・・ ちょっとショック。
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ぐるりと南面に回ってみると、生命力が強いと言われている榊の葉がかなり落ちてしまっている。・・・・ショック。
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そのすぐ傍らにあるハイビスカスは、家の中からも見えていたのだけど、やっぱり見るとショックだったのでカーテンを引いて見えないようにしていた。
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しかしながら、その周囲にある「金のなる木」は、枯れるようすが全くない。
わが家にはカネがないのに、この金のなる木だけは元気でどんどん増えてしまう。毎年花まで咲かせてしまう。
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こちらは芽キャベツだと思って2-3年放置プレイしていたら・・・・・何だ? これ。
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「畑」と呼んでいる周囲をぐるっと囲むように、今年は一段とこの枯れたものが目立つ。
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そう、これはアシタバの種。これだもの、ますますアシタバ王国のように増えるわけだ。
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山菜を増やしていこうという企てがあるのだけど、フキノトウは何度植えても消滅してガッカリ。
一方、昨年岩手から連れてきたタラの芽三本のうちの一本、これはどうやら育ちそうな気配。
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あと二本、どこに行ったのだろう・・・・・?

という感じで、そろそろ土を耕していく時期なのだろうけれど、今年は放射能が撒き散らされていると思うと、あまり気持ちが乗らない。金柑だってなんだか採る気がしない。

その金柑をカラスや他の鳥たちが食べているのだから、完全に放射能は地球全体の生態系に組み込まれてしまったんだなと実感する。

このごろスーパーでは野菜の品数が少なくて、値段も高い。
数日前にアシタバが売られているのを初めて目にして、
(とうとうアシタバが売られるようになってしまった!)
とビックリした。私の中ではアシタバなんて、春の七草のように野っぱらに生えているその他大勢の草。
そのアシタバが、まるでホウレンソウやミツバのように、ちょこっとの束でビニール袋に詰められている。
しゃらくさいったらありゃしない。


そう思いながらも、私はハタと考えてしまった。
(それだけ食べ物がなくなってきているっていうことかねぇ・・・・・)
それでもドジョウは原発を再稼働しようとしている。

国家公務員を減らすのは賛成だけど、自衛隊員は減らさなくてもいい。
議員も半分くらいに減らしていい。
あるいは議員も60歳定年制にして、60以上の人は奉仕精神で年収二百万くらいで働いたらいい。
もちろん天下りたちも、この奉仕精神に則る。それでも私の年収よりずっと多い。
交通費も経費精算して、パスはなくす。
これだけでも消費税の増税はしなくていいかもしれない。

原発は全廃して、多少不自由な電力不足生活から始めたらいい。
昼間の電車の中や駅構内の電気もいらないし、自動販売機もいらない。
みんな『三丁目の夕日』などで昭和の時代を懐かしがっているのだから、少し時間を巻き戻したらいい。
お米と塩があったらなんとか生きていけるというくらいを味わうと、やっぱりおカネは人を堕落させると感じる。

いっそのこと、国会議事堂や議員宿舎を未ださら地のままの被災地に移転したらいいんじゃない?
自分たちの生活の場になれば、あの人たちもおカネを出して一生懸命復興に力を注ぐでしょう。





農業に少しでも触れていた人々ほど今回の人災(原発事故)には深い傷を感じているはず。
美しい自然に戻ることを願ってぽちっをお願いね。

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by anrianan | 2012-03-13 08:33 | ■家庭菜園
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