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坂東玉三郎特別舞踊公演 - 日生劇場
昨日、午後2時開演の坂東玉三郎特別舞踊公演を観てきた。
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日生劇場は初めてだったので、方向音痴の私は事前にGooleマップでチェック。
(なんだ、こんな所にあったのね)
というのは職場から近いから。

私は不思議と昔から新橋、丸の内、内幸町と江戸城を中心にお勤め場所を動いている。
そしてそれぞれが良い思い出となって蘇る。だからこの界隈を歩くのが好きなのだ。

ということで昨日も天気が良かったこともあり、通いなれた新橋駅の懐かしい烏森口で下りて、これまた懐かしい和菓子屋『文銭堂』に立ち寄り、最初のお勤め場所だったビルをしみじみと眺め、人通りの少ない日比谷通りをぶらりぶらりと流し歩いた。
すると現在の職場が見えてきて、なんだか嬉しい気持ちで眺めやりながら日生劇場に到着。

待ち合わせの12時半までには、まだ30分近くある。
ならば、と二番目のお勤め場所があった丸の内の方へ足を延ばす。
当時もきれいな街並みだと思っていたが、この頃は一層シャレた“シティ”を感じさせている。
屋外のテラスでコーヒー一杯でも飲みたいが、待ち合わせしている知人と昼食をとることになっていたのでガマン。

再び劇場前に戻って数分後、知人は現れた。
実は今回のチケット、この方が私に誕生日プレゼントしてくれたもの。

玉三郎さんの公演は一度観たいと思っていたが、今のところ私の財政事情が許さないし、そのうちに玉三郎さんも引退などということになって、
(一生観ることがないのではないか、・・・・・・たぶんないだろう)
などと思っていたから、今回は本当に天から宝物が降ってきた気分。

しかも席は前から5列目、中央から少し右寄り(上座)になり、こんな良い席で初鑑賞である。
これは一生の宝となるから、しっかりと目と心に刻み込まなければならない! と自分に言い聞かせる。


一時半の開場よりも多少早めに劇場のロビーに入ると、壁一面に玉三郎さんが演じる3役の写真が掲げられていた。
これを写真に撮ろうとするが、その手前に座っているオバチャンの頭が邪魔で、こんなふうにしか撮れない。
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ぜんぜんボケボケじゃないか・・・・・・。

詳しくはネットから拝借した下記の写真でご確認を。
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感想は、ひたすら、ひたすら、美しかった。
テレビや写真で見たあの坂東玉三郎さんの化粧をしていない素顔を思い出す時、化粧であんなにも美しくなるものか! と改めて驚きと感動で一杯になる。
三役それぞれに所作やしぐさが微妙に異なり、目線の流し方にドキッとしながら、思わず惹きこまれて見入っている。

そうなのだ、きっと歴史上で絶世の美女といわれた女性たちは、顔や体の造形の美しさはもちろんであるが、立ち居振る舞いやしぐさ、言葉、さらには会話などで惹きつけたのではないだろうか、などと想像した。

玉三郎さん自身が非常にストイックな生活を送り、公演が終了するとマッサージをしてもらって体を休め、ひたすら翌日の公演に備える、という密着取材番組を観たことがある。
そういう彼のカリスマ性や魂のあり方が、舞台上にも表れているように感じられた。


最後にきらきらと光り輝く楊貴妃の姿で、何度も何度もアンコールに応えて深く深く挨拶する姿を見ていて、私の感動は頂点に達し、流れ出る涙を止めることができなかった。

そして照明が真っ暗になり、緞帳が静かに下がり始め、私はその感動の余韻に浸っていると・・・・・・・・!



なんだよ、・・・・
周囲のオバチャンたち、急にガサガサと立ち上がり始めて何事もなかったかのように我先へと出口に向かう。


なんだか一気に夢から目覚めて現実へと(現世へと)引き戻されたようで、しばし私は口を利けなかった。
それでも、ついさっきまですぐ目の前にあった世界の色がこれ以上褪せないように、私は口も耳も閉じて音を遮断するようにし、静かに心の中にしまい込んだ。



そして昨夜は9時半ごろ眠くなってベッドにもぐり込み、今朝5時のアラームを消して9時まで寝続けた・・・・・。
まだまだ夢の中にいたいのである。




だから今日はとっても短い! ただ今栗の厚皮を剥いている途中・・・・・・。
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by anrianan | 2011-10-09 14:23 | ■芸術orエンターテインメント
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