<< 料理研究家・・・・・・ ツユウツズツウ症 >>
水ようかんですっきり涼感!
昨日は低気圧頭痛で何もしたくなく、ひたすらGyaoに耽った一日だった。
けれど、ずっと座っていると体が固まってきて、なにやら肩こりや首凝りが酷くなる気がしてくる。
それに食欲はないけど小腹は空くから、時には台所に立って食べたい物を作る。

午後も3時ごろを過ぎてくると頭痛も緩和されてきて、その分体が動くようになり、水ようかんを作ることにした。
なぜ水ようかんかといえば、ずっと棒寒天を買ってそのままになっていたし、先日“仁のあんドーナツ”で使った餡子が残っていたから。
寒天と餡子があるのだから作らない手はないでしょ、ということになる。


私は特に小豆好きというわけではないけど、和菓子は好きだし、時々むしょうに餡子が食べたくなる。
中国の薬学書には小豆の煮汁が解毒剤として用いられたという記述があるそうで、日本にはすでに弥生時代に薬として伝わっていたらしい。
ということは、無性に食べたくなる時は解毒をしたい時なのだろうか?・・・・・・


ついでに小豆の効用を調べてみると、疲れ目や視力向上にもよく(アントシアニン)、活性酸素を除去し老化やガンの予防をし、血液をキレイにするから高血圧の予防にも有効だと書いてある。

また、アズキのサポニンには利尿作用があるから、むくみの改善に効果があり、咳を静めたり、コレステロールの抑制にもなる。それにアルコールを飲む人間にとっては、肝機能を向上させる作用もあって二日酔いにも効くというのだから、お酒の後の和菓子はベリーグッドではないか!(?)
と、なにやらもの凄く優れた食材に見えてくる。

これらのことを知ると、“健康のために”と餡子を使った和菓子が脚光を浴びてもよさそうだが、やっぱり今の時代は栄養のある物や甘くておいしい物が巷にあふれているから、なんとなく和菓子は押されぎみのような感じがする。

その中でも、水ようかんってなんとなく地味じゃないか?
と思うのだけど、その地味である分、体に負担がかからないような気もするし・・・・・ということで、夏の手作りスイーツに加えてみたかったのだ。



まず、棒寒天2本を水に浸けて柔らかくする。
その後でレシピを見たら、“棒寒天1本半”となっている。
(なんですって! 残った半分をどうやって使うっていうのさっ!)
唖然としたが、すでに水の中で2本の棒寒天がフニャッとなっているわけだけら、このまま2本で続行。

柔らかくなった棒寒天をきつく絞って、細かくちぎって煮る。(水の量は適当・・・・・レシピに書いてないのよ)
水ようかんですっきり涼感!_d0046294_1181061.jpg

大体3分の2ほどに煮つめたら裏ごしして、おおよそ4分の1に蜂蜜を加えて“はちみつ寒天”を作ることにした。
水ようかんですっきり涼感!_d0046294_1111997.jpg

残りの寒天約1本半分に、あんこを加えてよく混ぜ合わせる。
レシピでは砂糖を入れているのだが、今回市販のあんこを使っているため、私は砂糖を入れなかった。
市販のあんこって、どうしても甘すぎるのよねぇ・・・・・・・。
水ようかんですっきり涼感!_d0046294_11134537.jpg

火から下ろして冷ましながら、時々かき混ぜる。
すぐに容器に入れてそのまま冷ますと、小豆成分が下に沈んで、上の方が透明になってしまう。
特に粒あんを使用した場合には、小豆が全部沈んでしまうので、ある程度冷めてもったりとしてくるくらいまで鍋に入れておいて、時々かき混ぜるのがコツ。
水ようかんですっきり涼感!_d0046294_11182467.jpg

ほぼ常温に冷めたら、すぐに食べたいのをグッと我慢して冷蔵庫へ。

朝から雨が降ってやっぱり気鬱・・・・なんていう先ほど、
(あ! 水ようかんがあったんだ!)
と取り出して食べてみましたさ。

   ちょっと・・・・・思ったよりも美味しくて・・・・・感激。・・・・・・・
水ようかんですっきり涼感!_d0046294_11213988.jpg

あの美味しくない市販の餡子が、こんなに上品な感じになってしまうわけ?
というくらい甘さが丁度よく、このウツウツとするような天候の中でこのスッキリ感は寒天の効用? それともアズキ? なんて具合に、小さな容器の方をペロリと平らげてしまったとさ。

                                            めでたし めでたし・・・・・・。




うふふふ・・・・これからハチミツの方も食べてみるの♪
今日もぽちっとお願いね。

  ↓ ↓ ↓
人気ブログランキング
by anrianan | 2011-06-11 11:43 | ■食生活
<< 料理研究家・・・・・・ ツユウツズツウ症 >>