おじちゃんに会った。
“おじちゃん”というのは、栃木の方言なのだろうか、おじいちゃんのことをそう呼ぶ。
おじちゃんは、もう25年前に亡くなっている。70歳だった。
農協に努めていて“生き仏”とあだ名がついているほど、いつも大人しくニコニコしている人だった。
葬式の日には並び切れないほどの花が届き、亡き祖母が
「まぁ~とうちゃんは、どっこの偉い人が亡くなったのかってほどだわ!」
なんてたまげながら、にこにこと誇らしげだった。
そのおじちゃんと夢の中で会った。
初めてかもしれない・・・・・。
そのおじちゃんに向かって、私が一生懸命話している。
「私は念が強いのよ。だけど、その念をもう使わないようにしているの。」
おじちゃんは生前よりも一段と肌の色が白くなり、頬は少しピンク色でぴかぴかしている。
「でもね、この世で成功してるといわれる人は、念を使っているのよね・・・・・・。」
「そこが問題でさぁ、・・・・どっちがいいのか、よく分かんないのよね・・・・・・。」
おじちゃんはにこにこして私を見ているだけだ。
生前もあまり言葉を口にすることはなく、細い目をより細くして微笑んでいる顔しか思い出さない。
ベレー帽が好きで、いつも頭に乗せていた。
「私も帽子が好き」
というと、私にもベレー帽を買ってくれた。
日々の生活の中で、なんだかもやもやしていることの原因? と思えることを、たまにこうして私は夢の中で言葉に出していることがある。
起きてから、“そうだったのか・・・・・”と、自分に気付くという感じだ。
私がこうして話している時、たぶん寝言を言っているのだろう。
今朝は、自分がもごもごと布団の中で話している声に気がついて、夢の世界からこちらの世界に戻って来た。
戻りながら、純粋な思考にいろいろなこの世のしがらみや不純液が入り込んでくるような気がした。・・・
ああ、目が覚めなかったら、おじちゃんはなんて言ってくれただろう・・・・・・・。
被災地の交通も、少しずつ少しずつ回復し始めたようだ。(とはいっても宮守にまだガソリンはないけど)(--;)
もう12日が経つ。・・・・こういう時はひたすら「早く!早く!」と念を飛ばす。
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