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ポロリの葉
猛暑がやっとおさまり、すっかり秋の風に身も心もグッタリ・・・・・・。
つまり、暑くてもグッタリするけれど、暑さがやっと終わって涼しくなったらなったで、ホッとしてグッタリ。
要するに私っていう人間は、いつでもグッタリってことなのだ。・・・・・・・


それでも“芸術の秋”だから、この空気が漂い出すとなにやら絵などを描きたくなる。
けど何だか知らないうちに一日の半分が終わっており、描く気が失せている。
その代わりという訳でもないが、家読(=家で読書、・・・そのままやんけ)をやけにしたくなり、ソファにごろっとして読み始めると、いつのまにやら気を失っている。(寝ている、ということね)

わたしゃ何のために生きてんだ?・・・・・
なんて、いつの間にか“哲学の秋”に変わっている。

ポロリの葉_d0046294_13552115.jpg
                         ↑ 子宝草の葉っぱに新芽が出てきた。

そういえば、ここのところ“出逢い”についていつも考えている。
男女関係なく、“好きだなぁ”と思っていた人と知り合えて、その内に挨拶するようになって、その内に色々なことが話せるようになって、そういう時間の積み重ねは、少しずつ深まる晩秋のような豊かさを感じる。


華々しい人生の時期には、黙っていても多くの人や物が寄ってくる。
その中で出会って、その後の苦しい時も病める時も、変わらぬ距離感でいられる友人もいれば、
環境の変化とともにポロリと離れていく人もいる。

カーテンがふわりと触れたり、ズボンの裾がチラッと触れただけなのに、ポロリポロリと散っていく子宝草を見ていると、なんだか人生で出会ってきた人との関係を見ているような気がした。
(上の写真は拡大したもの、下の写真は全体像。↓ クリックすると大きくなります)
ポロリの葉_d0046294_1405771.jpg


それにしても、子宝草を英語で“good luck leaf”というのだそうだ。
幸運の葉っぱ、というよりは、“がんばれ!(と励ます)の葉っぱ”というふうに私には思える。

 ああ、私も一回くらい出産をしてみたかったなぁ。
 体の中から人間が出てくるって、どんな感じなんだい?

とは思うものの、子育てしている友人たちを見ていると、
(ま、そういうチャンスがなかったんだから、それはそれでいいか)
とも思えてしまう。
結構、この静かな生活(晩年のようだと思うけれども)を気に入ってしまっている自分がいるのだ。

結婚も、・・・・・してもいいけど、しなくても全然いい。
恋人も、・・・・・いてもいいけど、いなくても別にいい。
友人は男も女も、絶対に居た方が幸せ。
しょっちゅう会えなくても、遠く離れていても、一人か二人でも、本当に感性が通じ合える人に出会えたら、それだけで今回生まれてきた甲斐があるかもしれない。



ところがねぇ・・・・・・、そういう男って、・・・・・・滅多に出会えないんだねぇ・・・・・・・・。
かっこいい女はたくさん増えたと思うのに、かっこいい男が少ないってどーゆーこと?!

 それは、ここが日本だから?  それとも・・・・・・・・ムムムム・・・・・。





哲学の秋と食欲の秋が一緒になったら忙しい。考えながら食べるって意外に難しいのだ・・・・・。
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by anrianan | 2010-09-15 14:31 | ■家庭菜園
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