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山口晃を世界堂で見る!
昨日は、久しぶりに新宿などという大都会に出向きました。
同じ「東京」でも、新宿というのはどうも馴染みがなくて、“コワイ都会”という時代遅れのイメージがあります。
しかし、行かねばならぬ時もある!

と気合を入れて出掛けた理由は、世界堂(画材屋さん)の特設会場で、今新進気鋭の画家“山口晃”氏のトークショーというイベントがあったからです。

以前にも氏については書いた事がありますが、彼は非常に精密で大和絵的に現代の街や建物を描く人ですが、登場する人物やその建物は戦国時代と現代が同空間に存在して四次元的なストーリーを感じます。

しかし私が彼を知ったのは、こういった芸術という画を通してではなくて『すゞしろ日記』という、むしろ書きなぐり落書きのようなタッチで、彼のどーでもいいこと(←本人いわく)を綴ったアニメ本です。

山口晃を世界堂で見る!_d0046294_1319647.jpg
ここに出てくる山口氏本人を見ていると、どう見たって「オジサン」じゃないですか。
だから、実際に見た時とのギャップは衝撃です。

実物はなかなかの美形だからです。



こんな感じです。

山口晃を世界堂で見る!_d0046294_13221975.jpg

ん~・・・・・・、
どこまで似ているか、は微妙ですが。・・・・・・・
(ちなみに、鉛筆で描いたのは、薄くて見難い方が上手く見えるかも、という下心です。 ・・・・・・見事、失敗ですが。)


本人はあまりイケメンだとは認識していないようですが、彼が描く人物が美しい理由は
「本人が美しいから」
ではないか、と思えます。
人形を作ったり、絵を描いたり、飼っているワンコなども本人に似る、とよく言いますもんね。
FIFAのポスターで描かれたQ太郎も美形でしたし。


けれど、『すずしろ日記』を読むと分かるように、内面的には「お笑い芸人」的三枚目。
真面目腐ったところがなく、大上段に構えたところもなく、上空から描かれた大和絵のように、すべてを離れた場所から客観的に見ているような視点に面白さを感じます。
彼は絵の具を薄~く塗るのが特徴のようですが、そのせいか絵からも軽やかさを感じ、これが現代にマッチしているのかもしれません。


会場には、少年ジャンプで好評連載中の漫画家さんや、ミズマアートギャラリーの社長さんなどもいらしていたようですが、誰も存じ上げない私は、ただ「へぇ~」と驚くばかりでした。
(「へぇ~」というのは、この少人数の中に、そんなに密度の濃い方々(?)がいたのか、という驚きです。)


この頃は出不精になって、滅多なことではわざわざ江戸に出掛けることもなくなりましたが(仕事は別として)、久しぶりにワクワクしながらゲージュツに触れて、おもろいイケメンも観賞して満足の一日でした。


(おまけ)
一緒に行った友だちとランチ。
ハンバーク作りにトラウマを持つ私は、
“煮込みチーズハンバーグセット(サラダ、ひじき煮、ライス付)”790円とランチビール220円。
ビールはハーフ&ハーフにしましたが、泡が取って付けたようにしっかり盛り上がっていたことにビックリ!

なかなかの美味でしたが、外食のうま味はなんといっても友人とのおしゃべり。・・・・・・
山口晃を世界堂で見る!_d0046294_13412831.jpg


花の大都会で、華々しいひとときでした。・・・・・・



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by anrianan | 2010-07-25 14:01 | ■芸術orエンターテインメント
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