最近、レディー(掃除機の名前)の活躍する機会が増えてきた。
その分、内蔵されているゴミ袋もいっぱいになりやすい。
「カモン! レディ~♪」
と彼女を引っ張りまわり、壁に掃除機を当てる時などは宙づりになることもあるが、
彼女はいたって健気に、ひたすら埃を吸い込むことに全力をあげている(?)。
ところが、ある時“ウィーン、ウィーン・・・・・・”
(← オーストリアではない)と奇妙な音をたて始めた。
一瞬、壊れたのかとヒヤリ。
だが、これは単に
「お腹が一杯なんだけどぉ~!」
のゴミサイン。
このゴミ袋を換える作業に、いつも手間取る。
たまにしかやらないから、なんだか要領を忘れてしまうのだ。
蓋を開けようとしたけど、カタカタするだけで開かない。
(あ、この吸い込みホースを外してから開けるんだっけ・・・・・)
と思い出してホースを引き抜いた。
ズボッと抜けたホースと、本体への吸引口にゴミが入り切れずに固まっていた。
埃と藁(?)などが飛び出すとともに、“チャリーン!”と何やら良い音が。
100円ではないかっ!
どうやら落ちていた100円玉が、埃とともに吸い取られていたようなのだ。
それにしても、自分で落としたに違いない100円玉なのに、得した気分になるのはなぜだろう。
それに“ラッキーコイン”と呼びたくなるような、このご利益感は一体何?
この100円は今、財布の中ではなくて、机の上の日当たりのよい場所に鎮座している・・・・・・。
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掃除機の蓋を開けるたびにおカネが出てきたら・・・・・・
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