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軽井沢の旅 -1-
基本的に、あまり「国内の旅」というものをしなかった私が、今年は2回目の旅に出ました。
旅などというと、菅笠をかぶって手甲脚絆で歩かねばならないような気がしますが、おともだちが車を運転するというのですから、私は助手席に座っているだけ。 
(ああ、楽ちんだぁ~! 座っているだけで、どこかに行けてしまうなんて、どこでもドアみたいじゃないかぁ~♪)
と思っているうちに、高速道路から脇道に逸れました。
「え? もう軽井沢?」
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「トイレタイム」
と言われて、ああそうか・・・・・・と納得しながら、ひどく長い間この“パーキングエリア”という場所を訪れていなかったことをしみじみ感じます。 つまり、車に乗ってなかった、ってことね。
「うわぁ~! なんだか、もうここで満足だわぁ~!」
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「ああっ! おやき! おやき!・・・・・・・」
今すぐに買わねばならない気になるほど、私のコーフンを誘うおやき。
トイレなどさっさと済ませ、買うべきか買わぬべきか、二度三度・・・・四度と店の前を行き来しますが・・・・。
(もうすぐお昼を食べるって言っていたしなぁ・・・・・・、でも「おやき」は食べなくちゃなぁ・・・・・・・)。
でも本場(信州)にこれから行くのだし、そこにはもっといろいろなおやきが売っているだろうから・・・と諦めました。
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その、お昼本番はこれです。
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いや、別にあげやきそばのソバだけとお茶というわけではありません。
これは、日本蕎麦を揚げたもので、とにかく後を引きます。
ええ、信州といえば蕎麦でございましょ。そして「蕎麦」と一口に言っても、各地それぞれの蕎麦がメジロ押し。

ということで、季節労働でお世話になる方で小諸出身の方がいることを思い出し、その方にいろいろと詳細を伺って“小諸そば”を食べることにしました。
「小諸そば! 私、よく食べますよ!」(新橋で)
と言ったら、あの“小諸そば”というのは店の名称だけで、蕎麦が小諸そばというわけではないのだそうです。
なんでも、「小諸そば」というゴロがいいから店の名前にしたとかで、
「それって詐欺じゃないですか?!」

とにかく、そんな話を聞いたら、なおさら本場の小諸そばを食べてみたいと思ったわけです。
すると、以前にテレビ朝日の『ゆうゆう散歩』で小諸編の特集があったということで、録画してあったDVDをいただきました。
ええ、そのDVDを見たら当然、その道筋を辿ってみたくなりました。
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ということですから、お蕎麦は、加山雄三さんも食べた「そば七」で食べることにしました。
ジモティー(地元)の方のお話では、「丁子屋」というお店が古くからあるとのことで、きっとそっちのお店もおいしいのだろうと悩んだのですが、・・・・・テレビで見てしまったお店に行ってみたい・・・というミーハー・・・・。

でも行った甲斐がありました。
見てください、この天井!
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天井がどーした、といわれると、ええ・・・・・・つまりは建物が古いから、タイムスリップしたような気分なのです。
昔の建築物がそのまま使われており、この天井の穴(煙突?)の下に囲炉裏があったそうです。
首の運動になるほど、上を見上げたまま四方八方を眺め続けました。
こういう建築物は、国が守っていかなくちゃいけないよなぁ。・・・・
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そして、注文を聞かれてようやくメニューに目をやり、
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「えっ! 石臼びきそば?!・・・・・・・」
(しかも「うんまい」と書いてある・・・・・・・)
こりゃあ・・・・・・、いくら貧困層の私でも、今を逃したら一生食べられないかもしれない! ということで、当然“うんまい石臼びきそば”にしました。 
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向かって左端の白いつゆが、そばつゆです。
これはこのお店特製の、辛み大根のしぼり汁。 ええ、辛かったです、期待通りに。
もともと私は、そばつゆに大根おろしを入れて食べるので、大根おろしのないそばつゆなんて考えられません。
え? でも、ここにネギと鰹節と味噌っ?!・・・・・ 付け合せに、じゃがいもと味噌! 
(おぉ、これが信州みそか・・・・・!)

小諸そばは歯ごたえがありますが、話を聞いて想像していたほど固くはなく、マモル君(父)の打つ蕎麦に似ていると感じました。 ええ、みんなが父の蕎麦をおいしいというのですが、本当においしいのかもしれない・・・と、初めて思いましたよ。

お店を出ると脇には、骨董屋さん。(箪笥が屋根に乗っかっている!)
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江戸時代を思わせる古い造りの店が並ぶ向こうに、見慣れた近代ビルの「つるやホテル」。 
なんだかガッカリします。
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さて次は、ワインの産地でもあるのだから、とまんず(先ず)ワイン工場に向かいます。(^_^;)
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どうせなので工場見学ツアー(ものの30分ほどです)もしたのですが、ちょうどブドウが発酵している時期という絶好のタイミング。 周囲は甘く芳醇な香りに包まれていました。
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上等モノは、この後木樽で寝かせるのだそうです。
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見学の後には必ず「試飲会(買い?)」というものがついているものですが、運転手は飲めないのだから、私も今日は我慢しようと思っていたら、
「二人分、頑張って!」
なんて言われるものだから、じゃあ・・・・・・仕方ないか。
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仕方ない、というよりは、試飲に没頭しております。・・・・・だって、今夜飲むおいしいワインを調達するためにも・・・。
・・・・・・使命感ですよ、使命感!

この後は、近くの日本庭園「万酔園」を散策。 
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小雨が降っているので、人がいません。 これはこれでよし。
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さて、再び小諸を抜けて軽井沢へ向かう途中、その小諸銀座を抜けるところで、なにやら古めかしい建物(私好み)を見つけ、思わず車内からシャッターを押しました。
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「旧小諸の本陣」と書かれた向こうに、「重要文化財」との文字を見つけ、なにやらホッとしました。 
こういう物は遺してほしい、とつくづく思います。
そういえば、ここはちょっと前まで(50年ほど?)病院として使われており、そこで生まれたという話を、小諸出身の方に聞いたことを思い出しました。
こんな場所で生まれるなんて、なんだか羨ましい・・・・・・。
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さて、ここはその小諸藩のお城跡です。
通常、お城の下に町が作られて「城下町」と呼ばれますが、この小諸城は町よりも低いところに建てられた、
という話を、すぐ後から来たツアーのガイドさんが話していました。
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職場にも“城好き”の人間がいますけど、こういう歴史を感じる大きな建築物を間近に見ると、私も城好き人間なのかもしれないなどと感じます。 どれだけの人間がかかわり、その一人ひとりに人生のドラマがあったのだと思いをはせるだけで、壮大な時空間を生きているのだ、と不思議な気持ちになります。
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このトンネルの向こうに、大門があるのだそうです。
大正門とこの門の間に、鉄道が通ってしまったんですねぇ・・・・・・。
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現在は、城跡が公園になっており(「ゆうゆう散歩」で知った)、その公園の中には弓道場もあります。
(ここだ、ここだ、「ゆうゆう散歩」にも出ていた!)
ちょうど、弓を射るところだったので、私たちも静かに見つめます。
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こちらが的。 ・・・・・・残念! (先ほどの一本は当たっていたのに)。
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弓道でも心が静まりますが、小雨が降っているせいか人が少なく、この公園内が凛とした静けさに包まれています。
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その中で目についた、恐竜の足!・・・・・・と思えるような、木の根元。
近づくと、さらに爪を伸ばした大きな恐竜の足に見え、その足周りはかなり太い。
まるでこの公園の護り神のように思えました。

スコットランドのフィンドホーン共同体という場所でひと冬を過ごしたことがありますが、その時に訪れた原生林を思い出しました。人があまり踏み入れない原生林では、言葉を発することを禁じられます。ただ黙って雪を踏みしめて歩み、大きな樹に手や背中を当てたり、抱きつく人もいたりして、各々が木と対話をするのです。
私はこの恐竜の足元に、畏怖の念を抱きつつ近づきました。
ごわごわした樹皮に手を当てて、これからもこの地の自然が護られますように・・・・・・。心の中で念じました。
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さて、それから展望台に行ってみると、城上町のはずだったのに、いつの間にか城下町になっていてビックリ。
敵から攻められにくい地の利を活かして建てられたお城だったことが、ようやく分かりました。
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まるでNHKの歴史ヒストリーの案内役になったような気分で公園を出ると、そこは新橋の駅前。
あ・・・いえ、違います、ついついSL機関車を見ると、新橋の駅前広場にもSL機関車があるものですから、なんとなく見慣れた風景に思えてしまいます。
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あ~、旅をするとなんだか盛りだくさん! ようやく本日のお宿です。

はい、これはお宿までの地図です。・・・・・なんと、バンガローに泊まるんですねぇ。
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森の木立を抜けると、そこには質素な佇まいのバンガローが。・・・・・・
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な、なんだか・・・・・・ここ、泊まれるのかぁ? と心配してしまうような外見。
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ところが、そこに私たちを待っていたのは、温かくオレンジ色の照明で包まれた木のぬくもりと、てるてる坊主。
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寝室の方を覗くと、そこにも暖かい灯が。・・・・・・
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かなり肌寒かったので、十分に温められた部屋の中に入って、これまたフィンドホーンを思い出しました。
北端に位置するフィンドホーン共同体では、バンガローかキャンピングカーに滞在します。
私のように期間限定滞在の人がほとんとですが、中には住民もいます。彼らのバンガローは木のぬくもりで囲まれ、厳寒の外から薪ストーブで温められた室内に入ってくると、それだけで安堵感と平和な気持ちで満たされるのです。
そんなことを彷彿とさせるバンガローで、懐かしさと感動でいっぱい。 言葉になりませんでした。
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こちらも木のぬくもりいっぱいですが、ここは夕食のために来た「アトリエ・ドゥ・フロマージュ」という、チーズ料理がおいしいというお店です。
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これは前菜。 野菜をチーズに突っ込み(お下品な表現で失礼)、チーズフォンデュのようにして食します。
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この他に、ホエー豚のソーセージオーブン焼きやきのこピッツァ(皮は薄くてパリパリ)、最後にチーズカレーなどを、ワインとともに胃の腑に流し込み、二人とも妊娠6か月くらいの腹になってバンガローへ戻りました。
うぅ・・・・・、腹もいっぱい! 胸もいっぱい! 幸せ過ぎて、眠れない・・・・・・・。
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というわりには案外あっさりと寝てしまいましたが、こうして軽井沢の夜は更けていきました。

翌日の二日目は、またまたビックリ玉手箱! へ続きます・・・・・・。

おいしい食事は、すばらしいS〇Xに匹敵する、と聞いたけど・・・・・・、
まったくホントだね! に、ぽちっとお願いね。d(*^m^*)

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by anrianan | 2013-10-30 14:55 | ■とりあえず日記
栗の渋皮煮 ラム酒漬け保存
またしても、「食」のブログになります。(^_^;)
やっぱり秋といえば豊穣なる季節というわけで、こうして食日記が続くことは、地球にとっても人類にとっても(←大げさ)、もちろん私にとっても幸せな時間を迎えているということになるのであります。

さて、先週訪れていた台風26号・・・・・ではなくて、おナカ台風はあっという間に去りました。
そして、その後にはたくさんの栗が落ちていました。 いえ、おナカ台風が運んできてくれました。
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いえね、宮守を引っ越してしまった後ではありますが、新しい住居人はまだ引っ越してきておらず、
「いつでも来てくださいね」
と言われたとかで、おナカさんは車でひとっ走りしては、元の敷地に入っていって栗拾いをしたようです。
「もぉさぁ~! たっくさん採れて、うれしくなっちゃったよぉ~♪」
電話から弾むような声が聞こえていましたが、その拾った生栗をさっと湯に通して、私やこっちにいる彼女の友達に送ってくれたのでした。
さっと湯に通す理由は、虫が食っている栗もあるためです。
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この写真は「湯通し」ではありません。
送られてきた栗の鬼皮を、(発泡酒で)いい気分になりながらしこしこと剥き、鍋にひたひたの水を入れたら、そこに重層(大さじ2ほど)を入れて火にかけます。
ボコッと泡が出て沸騰したら、煮立たせずにすぐに湯を捨てて、再び水と重層を入れて火にかけます。
これを3-4回繰り返し、1-2回目の後に渋皮についているケバケバした毛やへその緒のような黒い筋を取り除いてきれいに洗います。最後にまた水を入れて、プクプクと煮立ってきたら砂糖を入れて煮詰めて出来上がり。
というわけで、この写真はケバケバした部分を洗い流しているところです。

指の腹でこすっていくのですが、ちょっと力を入れたりガサツにこすると渋皮が切れてしまい、栗がばらばらになって汁が濁ったりします。
またそもそも鬼皮を剥いているときに、間違って渋皮をそぎ落としてしまったりした栗は、水と重層で何回も煮ているうちに煮崩れをしてしまいます。

やはり梅干し作りでも感じたことですけど、毎年季節の行事のように作っていると、少しずつコツもわかって上手になってくるものです。
おばあちゃんになる時までには、もっと上手に作れるようになっているかなぁ・・・・・・いたいなぁ。
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ふん・・・・・ちょっとピンボケ写真。・・・・・でも、味は「うんまい!」と自画自賛。
なんてったって、国産の栗で無農薬無添加の極上物。 砂糖はざらめと天才てんさい糖を使い、保存用にラム酒を多めに入れているのですから。
これを何度か「砂糖を入れて煮詰めて冷やす」を繰り返すと、マロングラッセになるようです。

この渋皮煮をそのまま食べてもおいしいのですが、さらにどうにかして、よりおいしく食べることはできないかと検討中です。 たとえば、モンブランタルトに飾るとか、モンブランケーキにするとか、バニラアイスに散らすとか。・・・・

やっぱり、モンブランが頭から離れない・・・・・・。

来年もこの和栗に会えますように・・・。ぽちっと応援をお願いね。d(*^.^*)
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by anrianan | 2013-10-27 11:22 | ■食生活
みかん
また時間が過ぎてしまいました。
“日記”なのに、どうも毎日書き残すことができません。
きっと地軸がずれて、地球の回転が速くなっているに違いありません。

そんな戯言はともかく、台風の季節となりました。
わがボロ家が、まともな「人の住む家」であり続けることを祈る季節でもあります。(たとえ雨が漏ろうとも)
そして、台風の合間合間にうまく収穫していかなければならないのが、放置プレイミカン*。 (*まったくの無農薬・無肥料の野性ミカンの意)
早生なので、今頃が収穫となるわけです。
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仕事に出る日は時間に余裕がないので、どうしても採りにいく気になれず、週末がミカン狩りタイムとなります。
ですが、ミカンは一つ一つの熟れ具合も味も違います。(まったく人間と同じ)
なので、週に一回では熟れすぎてしまったり、鳥につつかれしまったりするわけです。
当然、鳥につつかれたミカンは、とても甘くておいしいのですが。
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だから多少、早いかなぁ・・・と思うくらいで採ってしまうのがよいのですが、あまり一度に多くを採りすぎても問題があります。買ったミカンのように日持ちがしないのです。
腐るというのではなく、外側の皮が実にピッタリとひっついてしまいます。
すると皮が剥き難くなるので、冷凍庫で保存する時には、外皮を剥いて冷凍することにしています。

そういうことを知っているのかいないのか、先日来ていたおナカさん(母)は例年のごとく、大好きなミカン狩りに余念がなく、わずかな時間でも気づくとミカンの木の下にいました。
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そして箱いっぱいにミカンを詰めて、花巻の新居に送りました。
「だって、おとーさんがさぁ、“うちの(横須賀の)ミカンを思い出したら、食べたくなっちゃった”って、スーパーで買ってくるんだよぉ! “うちのミカンは味が濃くて旨いんだよなぁ、って、スゥーパァーで買ってくるんだもん!・・・」
果物を買ってくることなど滅多にない父ですから、ミカンを買ってきたということがよっぽど衝撃だったようで、“スーパーで買ってきた”を何度も強調して繰り返すのです。 私は、
「はいはい、好きなだけ送ってちょーだい」。
というわけで、おナカさんは今までになく、山盛りのミカンを送りました。

ちょうど台風26号を挟んでの滞在でしたから、台風後のミカンは、枝にぶつかって皮が切れてしまったものがいくつもあり、それらも全部採ってきてテーブルの上に積み上げて帰ったのですが、未だ私一人では食べきれていません。
この季節しか食べることができないと思うと、一つも無駄にしてはいけないと思うし、鳥がつついた物もその部分を除いて食べたりするのですが、それにしても山盛りのミカンが・・・・・・目の前にあると、・・・・・・
「貴重なミカンだわ」
と思っていても、そうそう手が出なくなってしまうものです。

今ミカンの木には、上の方に少しだけ、おナカさんが後ろ髪をひかれながら残していったミカンが、黄色く色づいています。
ああ・・・、あのミカンを、次の台風が来る前に採ってしまわなければ。・・・・・・
それが今の悩みとなっています。・・・・・・ええ、幸せです、このような悩みで。

各地の台風の被害、大難が中難に、中難が小難に、小難が無難になりますことを。・・・
祈りのぽちっをお願いね。(^人^)

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by anrianan | 2013-10-22 07:58 | ■家庭菜園
台風
台風26号が関東にもっとも接近した16日、私はシフトが入っていなかったので通勤の混乱に遭遇することもなく、なんとも有り難いことでした。
ところが、前日には別の台風が東北からやって来ておりました。
でもこの台風は、家の中をきれいにしていってくれるので大歓迎、ですが。
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ええ、台風当日の16日早朝には、おナカ台風はパタンパタンと二階に上がっていき、洗濯物乾燥場兼倉庫(にしている部屋)を吹き荒れていました。
私が捨てられずに保管していた段ボールや紙袋などで、歩くスペースがなくなってきていた部屋の中が、・・・・・・ひ、ひっ、ひ・ろ・いっ!
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部屋が広くなっている!
「どーしてこんなに早く片づけられるの?!」
毎回驚かされ、おナカ台風のルンバぶり(お掃除ルンバ)には舌を巻きます。
私には死ぬまで、この技は身に付けられないだろうなぁ、と情けなくも感じます。

「おかーさん、こういうの、やり甲斐があるの」
とは本人の弁。
「い~ま見ててみなぁ~! お母さんがいる間に、きれぇ~になっちゃうから!」
と嬉々として張り切っているおナカさんを見ていると、私の方が嬉しくなるわけですけれど。
その上、本当にきれいになっていくのだからダブルで嬉しい。
「魔法のようだよね」
と褒め称えると、おナカ台風はにこにこと嬉しそうに、
「だって、なぁ~んにもしなくてもこうやって食べられるんだから、幸せじゃあ!」
つまり、食事の用意は一切せず、
「できたよぉ!」
と呼ばれて席につけば食べられる、という状況が幸せだというのです。

ありがたいじゃないのさ、あたしゃ食事の用意なんて苦にはならないんだからさ。
思う存分、家の中を吹き荒れて一掃していってちょーだいよ。
というわけでおナカ台風は良いのですが、26号台風の方には屋根の一部をふっ飛ばされました。
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ちょっと分かりにくいのですが、畑の中に落ちている茶色の鉄板(?)は、紛れもなく屋根の一部分。
雨漏りは何年も見事なメロディーを奏でていますし、あたしゃ屋根が丸ごと飛ぶくらいのことでもない限り驚くこともなくなりましたが、おナカ台風にとってはかなりショックだったようです。
「今時さぁ! 雨漏りする家なんて、ないじゃあ・・・・・!」
「・・・あるじゃ」
と、私はわが家の天井をつんつんと人さし指でさしながら、答えます。
「・・・・・・屋根だけは、とにかく直すから!」

そうなのです、
このまま、夜空が屋根の隙間から見るような老後を迎えるのかもなぁ・・・と覚悟していたのですが、マモル君とおナカさんが屋根を修繕してくれることになったのです。
いえ、正確に言えば、修繕費を出してくれるというのです。
「百万以上かかると思うよ」
「しょーがないよ、おかーさん、こんな雨漏りする家に住みたくないから!」
(え゙っ・・・・・・! 住む?・・・・・・)。

ふ・・・む、何を企んでおるのだ、おナカ台風。・・・・・・
あたしゃ喜んでいいのか悪いのか分からずに、思考回路は完全に一時停止をしてしまったのでした。
まるで、台風の後の静けさ・・・・・・のように。


自然災害の犠牲になられた方々には、心よりお悔やみを申し上げます。悲しみの後には喜びが!を祈って、ぽちっとお願いね。d(^_^)
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by anrianan | 2013-10-16 22:54 | ■とりあえず日記
羅臼昆布
昆布の王様、羅臼(ラウス)こんぶ。
昆布はスープをはじめ、ご飯を炊くときや煮物の時などに使っているが、羅臼さまの存在を知ってからほしくてほしくてたまらなかった。
だが、高い。

あちらこちらと見て回り(ウェブの中で)、楽天の中で目星をつけて半年近く、ずっと買い物かごに入れたまま、考え続けた。
いや、そんな真剣に考え続けていたわけではなく、私のショッピング方法は、まずほしい物をバンバン買い物かごに入れておく。(はい、大方楽天で買うことが多いのです)。
そして、ことあるごとにその中身を眺め、必要に迫られたときやポイントが10倍なんて時に購入手続きに進む。
時には売り切れや品切れもあるが、それは「縁が(円が)なかった」ということで、諦める。

ま、どちらかというと、買わない物の方が多いのだけど、何がほしいのか、あるいは必要なのか、がリストになっているから、あまり無駄な衝動買いがない。(・・・・・と思う)

さ、そうしてやっとやって来た羅臼ちゃん。
ビニール袋から出してみて、その香りの強さとサイズの大きさに驚いた。1メートルくらいあるんだもの。
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これは「わけあり商品」なので一級品というわけではないが、味に違いはないはず。(・・・だろう)
ちょっと端が切れているとか、大きさが不揃いとか、見た目の些細なことで“ワケあり”なんてに分類されてしまうモノたちを、私はこよなく愛する。(ええ、わが身を見るような気になってしまうのかもしれませんがね)。

ところで、あらためて“おいしい出汁の取り方”なんてものを読み、1リットルほどの水に対して約20センチほどの昆布を使用することを知る。
さらに、プロの出汁のとり方は、“水に数時間浸けた後、弱火で40分ほど煮出す”などと書かれている。
(おぉ! 水出しは旨いに違いないよ! 水出しは!・・・・・・)
ということで、さっそく2リットルの水(財宝温泉水だ!)に、40センチほどの羅臼さまを浸した。
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え? ちょっと分かり難いですって? じゃ、これでどう?
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あ・・・・、この写真もちょっと分かり難い・・・・・・(バックは白い方が見やすかったな)。
でも2リットルのボトルに、40センチほどの昆布ちゃんを突っ込む、これは分かりやすい。(?)
(注: 但し、昆布をボトルから取り出すときにはヒジョ~に取り出しにくかった)← 今後の課題

これで数時間どころか一晩放置し、翌日40分ほど弱火で煮出し、その出汁でご飯を炊いたら、そりゃあ・・・・・・おかずがなくてもイケてしまう。
非常事態には、この出汁と米粒さえあればどーにでもなるよ、江戸時代のにぎりめしよりずっとずっと旨いし。
なんて考えて、なんだか安堵している自分がいる。

次は・・・・・・、

この出汁をとった後の昆布の使用方法、これを考えなければならない。
ということで、とりあえず煮出した後の昆布を冷蔵庫に入れているのだが、このまま捨てることになりませんように。・・・

   (※ちなみに、購入した昆布はコレ ⇒ 最高級の天然羅臼昆布 【送料無料】350gわけあり

出がらし昆布の使用法…いいアイデアが降りてくるように、ぽちっと応援をお願いね。d(^。^)
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by anrianan | 2013-10-10 08:52 | ■食生活
お引っ越し
私が引っ越したのではありません。
16年前に岩手の宮守村に移住した両親が、このたび花巻市に引っ越しました。

もともとマモル君(父)は、
「広い土地で農業をやりたいんだ!」
と言い続け、16年前の12月24日の晩に、一人で飛び出すように移り住みました。

ええ、ええ、真冬の東北に独りで行ったわけですからね、そりゃあ難儀なことですよ。
家の中には輸入物の立派な薪ストーブがありましたけれどね、この薪の調達から始まったわけですから。
なにしろ冒険家のマモル君ですから、聞いてりゃ面白いほどの体験談が山盛りですわ。

ということで、その3年後にはすったもんだの末、おナカさん(母)も渋々移り住み、その1年後にはクックを養女にもらって今日に至ります。

そもそも今年の正月、マモル君から重大ごとを発表されるように、
「この家を売りに出したから」
と、住宅物件冊子(ふるさと情報館発行)の1ページを見せられました。
そこにはこの家と畑の白黒写真、そして紹介文。

「へぇ・・・・・・」
と私は目を通しながら、
「この写真、へたくそだねぇ~! ・・・・・・この文章も、全然ここの付加価値が書かれてないね」
と言い捨てました。
「ま、しょうがないさ。こんな田舎だから」
と父。
「田舎だから今や貴重なんだよ。季節ごとの山菜や自然の恵は、都会では絶対に手に入らないんだから」。

すると、おナカさんが、
「そうそう売れないよ!」
「まぁ、2-3年くらいで売れるだろ」
と父も同調していたのですが、6か月後に買い手がついてしまったのです。
二人とも喜ぶというよりは、意に反して早く売れてしまったのでガッカリ、という方が正しいかもしれません。
マモル君は、すっかり畑仕事もやる気がなくなってしまったそうです。

私にとっても青天霹靂でした。
「えっ!!・・・・・・」
と声を発したきり、頭の中では
(もうフキノトウやタラの芽はたべられない! 野菜はどーするの?! 栗は? 百合は?・・・・・・)
“百合”というのは、家の周囲にカサブランカのような大輪の白百合が咲き乱れるのです。
敷地内を散歩していると3-40分かかるほどの土地でしたから、それこそ手つかずのナチュラルな状態で、野性の山菜や花が生育しており、生きることの原点を感じさせられてきました。

両親は取り急ぎ、移り住む家を探し、荷物の整理をはじめ、土地を売るためのさまざまな手続きに追われました。
そして10月2日、無事に物件の受け渡しが終了となりました。

8月からこの2か月間、物理的にも心理的にも大波小波が押し寄せて、この波は両親の方がよっぽど大きかったと思うのですが、今となっては落ち着くところに落ち着き、両親も新しい生活に舵を切って進み始めました。
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これは“引っ越ししました”ハガキです。
年賀状同様、制作依頼を受けたので、今までのことを振り返りながら、想いを込めて作りました。
2-3年先のはずが、思いがけず突然の出来事になりましたが、すべては最善の道、あるいは神の計らいと考えれば、きっと絶妙のタイミングで事が進んでいるのだと思えます。

昨晩おナカさんと電話で話したら、
「もうぉ~おとーさんは、ダンスダンス(社交ダンス)で毎日出てるよ!」
だそうで、畑仕事がなくなったマモル君は、今更ながら青春を謳歌しているようです。
とはいっても、この人は今までだって
「クラーク博士は“少年よ、大志を抱け!”と言ったんだ!」
と言いながら、常に夢に向かってズンズン進んでいた人でしたが。
だから、あたしゃ言ってやったんですよ。
「おとーさん! 少年は大志を抱いていいけど、老人は抱かなくていいの!」
彼は、プッと酒を吹き出しながら笑ってましたけど。・・・・・・

長くなりましたが最後に、このブログでの宮守紹介は2006年から始まっています。
当初、上閉伊郡宮守村だったのですが、遠野市と合併されて遠野市宮守町になりました。
「税金が上がっただけで、何にもよくならないよ!」
とおナカさんが言ってましたっけ。・・・

とにかく、宮守生活については下のリンクで一覧が出ます。
雪かきのこと、手打ちそばの話、クックとの散歩、読んでいるとまざまざと蘇ってきて、つい最近のことのように思われます。
書き残しておいてよかったなぁ、と思いました。

途中、スキン(ページの体裁)を変えたので、昔の記事はレイアウトが大分崩れていますが、薪ストーブや自家栽培の田舎暮らし、東北の生活に興味がある方は、どうぞご覧になってみてください。
  ↓  ↓  ↓
岩手県の宮守町の田舎暮らし一覧 (2006~2013)


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by anrianan | 2013-10-07 11:26 | ■岩手県宮守村
冬の蝶々
のどかな朝の光の中で、野性的なナチュラルガーデンを見やりながら、水出しコーヒー4割と牛乳6割のカフェオレを飲む。 最近は寒くなったので、マグカップに入れてレンジで温めるようになった。

はぁ・・・・・・、幸せだなぁ。・・・・・・・

陽だまりに座ったバーサンのように、とっぷりと晩年の幸福感に浸っていると、いきなり何かが動き出した。
ビクッとしてその物体に目をやると、・・・・・・蝶々が、飛んでいる!



(な、何事が起きたのっ?!)
まるでホラー映画でも見ているかのように、恐怖でしばしフリーズした。
が、あ・・・・・これは太陽光発電で動くんだった・・・・・・と思い出した。
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夏の間は太陽の位置が高かったので差し込まなかった光が、季節の移り変わりとともに、この太陽光パネルに届くようになったのだ。
(へぇ~、太陽の光ってすごい!)

ずっと飛んでいるといいなぁ、と思っていたら、数分後に止まってしまった。
そのあとは、ただその場で風に揺れているだけ。
もっと冬になれば、太陽の位置も低くなり、もっと飛んでいるのだろうか。・・・・・・
今年の冬は楽しみができた。


冬に飛ぶ蝶々は、横浜駅京急改札口近くにあるお花屋さんで買った。
あまりの可愛らしさに見とれていたら、傍で5-6歳の女の子もしゃがみこんで見入っていた。
「おかーさん、これ! かぁわいい!・・・・・・・」
“買ってぇ”の言葉を我慢している。
その姿がいじらしくてかわいいと思いながら、私は何とりどりの蝶々の中から、この一つを指さして、
「これ、ください」。

女の子の熱い羨望光線を感じながら、
(だって私は大人だから、自分で買えるんだもーん・・・・・・)
ちょっぴり“こめんね”と心の中で言い訳をしながら、大人でよかった! なんてしみじみ感じていた。

これがホントの大人買い・・・・・・?


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by anrianan | 2013-10-06 19:26 | ■とりあえず日記
梅の天日干しと梅塩づくり
塩漬けの梅を天日干しするのは、梅雨が明けた土用の日以降といわれていますが、今年2回目は9月20日から。
梅雨が明けたころどころか、すっかり秋になってしまいました。
三日間続けて晴れる日、なおかつ、私が家にいられる時となると、なかなか都合がつかなかったのです。
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けれど結局は、10月3日の現在までザルに並べて干しているのですから、三日間どころか約二週間。
なぜこんな長丁場になってしまったかというと、なかなか乾かない梅があったことと、昼間おおよそ乾いても一夜明けると再び濡れている、という状態を繰り返していたからです。
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これは一昨日までカラカラしていたのに、昨日あたりからじっとりとしてしまった梅干しです。
密閉容器を注文して届くのを待っていたら、せっかく乾いたのにこんな状態になってしまいました。

ところで、今回の梅干し作りによる梅酢が約4リットル。
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これで梅塩を作ることにしたのですが、調べてみたら何通りかの作り方があるので、まず一つ目の実験。
この梅酢をそのまま天日干しにすることに。水分が蒸発して塩分が残り、それが梅塩になるというわけです。
江戸時代の塩づくりは、こんな感じだったのでしょうか。・・・・・・
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防虫ネットがないので、以前購入した「干物づくりネット」を利用することにしました。
でも雨が降ったら濡れてしまうから、やっぱり家にいられる日でないと、こうして外に干すことができません。

水分が蒸発するまで、一体何日かかるのでしょうか。・・・・・・


ゆっくりじっくりはいいモノができるわよね。・・・・に、ぽちっとお願いね。d(^_^;)
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by anrianan | 2013-10-03 08:04 | ■食生活
美しき農婦をめざす秋
「飲んだり食べたりが多いね」
とよく言われるのですが、時には肉体労働もしています。
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猛烈な暑さも夢のようになり、涼やかに秋風が吹くようになると、途端に庭遊びがしたくなります。

「畑」エリア(=昔畑にしていた部分)には、ハーブや僅かな野菜の隙間に笹やいらない草々が芽を出して、たくましく成長を続けながら無法地帯と化しています。
その周囲のアシタバ地帯(雑草地帯ともいう)は、猛暑の最中スーパーマンが倒れそうになりながら刈ってくれたので、すっきりとしており、どちらが畑なのか分かりません。

畑の草をザックザックと一様に刈ってしまうと、ハーブや野菜がいなくなってしまうことがあるので(過去の経験から)、この部分は人任せにせず、自分で刈ることにしています。

新しい笹切り用の小鎌で、笹の根っこを見極めながら土の中に切っ先を叩き込んで、根からズバッと切っていきます。
繊細さと力強さが要求される仕事なので、私にピッタリ!・・・・でもないのですが、やり始めると夢中になれます。
が、始めるまでに時間がかかるのです。

九時半ごろから始めて約二時間。
息が上がって、飽きてきた頃には水分補給タイムなので、まず水を浴びます。
はい、水分補給の後は休息タイムなので、午後の部はありませんから。
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大分すっきりとして、地面も見え、ニラやシソたちが“清々した!”と言っているように見えます。
あ、草むらにこんな物も落ちていました。
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世界的にみつばち不足らしいので、これがみつばちの巣であったのなら、なんの問題もないのですが。・・・・・・

みつばちの将来に、ハチっと応援をお願いね。d(^。^)
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by anrianan | 2013-10-01 09:52 | ■家庭菜園