<   2009年 10月 ( 21 )   > この月の画像一覧
ひとりの秋って・・・・・・
いつものように朝の光に歓迎されて、私はぐうたらりと起きてきた。
洗濯機が回る音を聞きながら、こうやってコーヒーを飲んで、窓外の景色を眺めるのが好き。・・・・・・

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私はそう感じながら、だからって刺激がほしいとは思わなくなったなぁ、と考えていた。
だもんだから、いつまでたっても退屈で平凡で平穏な生活が続いている。・・・・・


多くの人は、一人を“さびしい”と表現する。
確かに、いつも複数で居たのに一人になると、“さびしい”と感じる。
でも、ずっと一人でいる人間は、“さびしい”という感情はあまり無い。

ひとりの寂しさよりも二人で感じる寂しさの方が、ずっと寂しくて悲しいのよ・・・・・・。

ああ、だからごめんね、私は寂しいんじゃなくて、ときどき退屈なだけ、なの。


d0046294_12531177.jpgなんてことを考えながら僅かな紅葉を楽しんでいた時、電話がなった。

朝の9時半。
(この時間は、・・・・・お母さんかな?)


   ビンゴ!


「今日荷物送るから、明日着くよ」
荷物の中身は、ぬかみその容器。
“今のでいい”と何度も私は言ったのに、おナカさんは、
「丸くてイイぬかみそ漬けの容器があるから」
と、どーしても私に買ってあげたかったらしい。

そして、レースのカーテン。
パソコンが置いてある庭に面した窓には、ぼろぼろに破れたレースのカーテンがかかっている。
庭から見た時、なんとも貧乏で荒れ果てたように見えたので、私は大笑いしてしまった。
でもこの方が、盗人には入られないし、女の一人暮らしには安全、・・・・に思える。
しかし、先日来たおナカさんは、つくづくこの破れカーテンを取り替えたかったらしい。
私が新しいカーテンに換えない理由を説明しても、彼女は納得しなかったらしく何度もため息をついた。
ということで、カーテンも送られてくるらしい。

さて、そんな話をしながら私は、母の声のトーンが低いことが気になっていた。
「ところでさぁ、昨日さぁ・・・・・・」
と、ようやく母が話し始めて、
(お、いよいよ本題か?・・・・・・)
「なに? なに?!」
私がノリノリで相槌を打つと、母は昨日の事件を話し始めた。


母が花巻に出かけて留守中の出来事。
d0046294_1318414.jpg父が鶏の世話をしていた時、一羽の鶏が逃げ出した。

するとジイは、クックの鎖を外し、
「鶏をつかまえろっ!」
と命令をくだした。

滅多に鎖を外してもらえないクック。大喜びで鶏を追った。
            トットット・・・・
でも、カラスも居るし、
あ、あっちにもトットがいる~♪
なんて、思わず嬉しくなっちゃった。

すると、コワーイ怒鳴り声が聞こえてきた。
「クックーっ! 戻ってこい!」

いや~ん、怖い~。
戻って行ったら、絶対に叩かれる・・・・。
だから、クックは父の命令に反し、山の方に走り去った。


「あんなバカな奴とは思わなかった!」
と、帰ってきた母に激怒しながら報告したのだそうだ。
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「おとーさんが悪いんでしょ!  クックを放すことなかったでしょ!  クックと鳥とどっちが大切なの!」
そう言ってあげた、という母に、
「よく言ったっ! その通り!」
と私も大賛成。

結局、母が捜しに行ったら、木の木陰に座って顔を覗かせていたとのこと。

「クック~! お母さんはクックが居るから、ここに居るんだからねぇ!」
って、お父さんの前で言ってやったよ! という母に、
「そうそう! いつでもクックと一緒にこっちにおいで!」
と私は励ましたのだった。



さて、電話を切る頃には母の声もいつものように元気になり、私は再びテーブルについて秋に浸った。


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  ああ、なんて平和で幸せ・・・・・・・・。


       “退屈”という言葉は消えていた。




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by anrianan | 2009-10-31 13:56 | ■とりあえず日記 | Comments(4)
猫避けの策・・・・・・柵♪
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いつものように朝陽とクラシック音楽で覚醒する。
(日の光というのは、なんと幸せな気分にさせるものか・・・・・)
と毎朝飽きずに感じ、同時に起きるのが遅かったと三文の損をしたような気分になる。


でもそういうことは、あっさり忘れることにするのだ。
(今日は出かけないから、慌てて起きなくてもいいんだよ)
自分に言い訳をして、枕元に置いてある文庫本を読み始める。
こうしてベッドから抜けずに朝一で本を読んでいると、なおさらグータラ人間のように感じてくる。

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なぜ本を読んで罪悪感を持たねばならない?・・・・・・


すると、曇ってきた。
みるみる空がどんよりとうす暗くなり、先ほどまでの朝陽はすっかりどこかに行ってしまった。
こうなると本を読んでいることに、なぜだか罪悪感を感じない。
不思議だ。




朝のレギュラー作業が終わって、コーヒーを飲みながら庭を眺める。
(あそこから猫が畝に入ってくるんだよなぁ・・・・・)
と考えた時、昨日100円ショップで買ってきた柵で畝を囲む作業がある、と思い出した。

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思い立ったら吉日(?)と、早速10個の柵をサンダル履きで差し込む。
何のことはない、“差すだけ”なんだから「あっ」と言う間に終わってしまった。

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たったこれだけなのに、なんだか満足している自分がいる。
そして再びキッチンのテーブルに座ってコーヒーを飲みながら、お絵かきを始めると、雨が降り出した。
(ああ、なんていいタイミング!)
雨が降ると、いかにも
「今日は家にいなさい」
と言われているようでホッとするのだ。・・・・・・

安心して絵を描いていると、いつの間にか午後1時半を回っているではないか。
そして、雲が切れて合間から明るい光が差し込んできた。
(ああ、晴れるのは嬉しいんだけど、なんだか家の中にいてはいけないような気がする・・・・・・)
ここら辺がジレンマなのだ。

お腹が空いたら、ご飯の用意をして食べて後片付けをして、・・・・・・
そうしている間に、もう午後4時になっている。 ああ・・・・・・


  なんだかなぁ、私の一日って・・・・・・・。



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by anrianan | 2009-10-29 16:19 | ■とりあえず日記 | Comments(9)
スパイダーマン・・・・・・ ウーマン?
今の時季、大きな蜘蛛の巣があちこちに張られている。
彼らは、台風が来ようとも暴風雨に破壊されようとも、けなげに巣を再建してゆく。

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うっかり庭に出て歩いていると、いきなり蜘蛛の巣に引っかかるなんてことはざら。
あの粘着力の強いペトーッとした感触が顔に感じたりすると、
「うわぁっ!」
とのけぞってしまう。

でも迷惑を被っているのは、きっと蜘蛛の方なのだろう。
「せっかくここまで築き上げたのに、なんで壊しちゃうのさ!」
と怒っているかもしれない。
見ると、わが身一つで一番てっぺんまで逃げて、ゆらゆらと糸にぶら下りながらジッとしている。
だから私は、通り道によっぽど図々しく作ってしまった巣で無い限り、なるべく壊さないようにして通り抜ける。

パソコンのある日当たりのよい窓、この外にも大きな巣ができている。
軒の下にあるせいか、昨日の台風接近にも負けなかった。
蜘蛛の巣は平面であるように思っていたが、良く見ると、実は3D構造であることが多い。

先ほど、この一等地に巣を救った蜘蛛が、盛んに動き回っているので気になって観察した。
ブチッと潰したくなるようなパンパンのお腹には、何やら黄金バット(古いっ!)模様を発見!
黄色と黒の“トラのパンツ”定番の配色が手足に施され、“年中工事中!”を表示しているようだ。

動作や体の配色に気を取られていた私は、その時になってようやく、彼はテントウムシを捕獲したのだと気付いた。
ぐるりぐるりと器用に糸で巻き付けて、巣の一か所にぶらりんと下げたではないか。
そして、手前に下がっている大きな獲物は、どうやらカメムシのようだと気付く。

そう言えば、・・・・・・
今朝窓を開けた時、なんだかカメムシ臭かったのだ。

でも、これらの蜘蛛の巣も冬がやって来ると、いつの間にかなくなっている。



一体、どこに行くんだろう?・・・・・・
今まで生きてきた中で、初めてそんなことを考えた。




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by anrianan | 2009-10-27 16:21 | ■とりあえず日記 | Comments(4)
計らい・・・・・・?
仕事が無い日は、よっぽどでないと家に籠もる。
畑仕事をする気になると庭に出るけど、門の外には一歩たりとも踏み出さない。

ところが近頃は、あまりに運動不足を痛感しており、仕事に行かない日でも
(最低2-30分は歩くようにしないといかんなぁ・・・・)
と思うようになった。
そういう“お年頃”になってきたのである。・・・・・・


一昨日は夏がぶり返したように暖かかったので、郵便局まで散策することにした。
d0046294_13491054.jpg山を下りて海沿いの道をぶらぶらと歩いていく途中、(名前を知らないんだけど)以前から植えたかった花が種をつけて、道端のあちこちで見つけた。
その花の種を手のひらにポロポロとこぼし、ポケットに入れた。

波が打ち寄せる浜を間近に見ながら、ツーンと磯の香りが鼻をつく。
そうして歩くこと15分、“新町(シンチョウ)”という古くから存在する街の郵便局に到着。

いつもなら用を済ませると、もと来た道をさっさと引き返すのだけど、この日は別の道を歩きたくなった。

よって、通勤の時に歩く大通りへと出て、駅から家に向かって歩くことにした。
歩いているうちに、コロッケが食べたくなった。
(ポンパドールで買った白いパンに、コロッケを挟むとおいしいんだよなぁ・・・・・・。)

こうなると、すでに頭の中にはその絵が浮かんでしまっているから、どーしてもコロッケを買いたい!
となって、右に曲がる道を通り越してスーパーに行くことにした。

d0046294_13495942.jpgスーパーを行くには、アサ子さんがやっているクリーニング屋さんの前を通る。
このアサ子さんは若い頃、父の同僚だった人で両親ともよく知っており、とても良くしてくれる。
最近はクリーニング代も節約のために、めっきり顔を出さなくなってしまった私だけど、
(どうしてるかなぁ・・・・・・)
と、たびたび気になっていた。
前を通りながらお店の中を見ると、ドアは網戸になっているけど、カウンターにおばさんはいない。・・・・・・

(声をかけて呼び出すほどの用もないしなぁ・・・・・・)
と思ってスーパーに行き、目的のコロッケを見つけ、ついでに“コロンビア産”のバナナも抱えた。


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和菓子コーナーを見ながら、
(和菓子でも買って、アサ子さんとこに寄ってみようかなぁ)
と物色するが、なんだかスーパーの和菓子ではピンとこない。
(しょーがない・・・・・、寄らなくてもいいか・・・・・・。)

私はちょっとガッカリしてレジに向かった。


        と!

あら! と私も相手も目を見張った。
アサ子さんがレジでお会計をしながら、目をまん丸にして私を見ているではないか。
「随分似ている人がいるなぁ、と思って見ていたのよ」
「私もおばさんの所に寄ろうかどうしようかって、お店の中を見ながらきたんですよ」
「昨夜、ちょうどお母さんから電話もらったのよ」
d0046294_13595815.jpg「まぁ! そうですかぁ!」
「私、滅多に買い物に来ないんだけど、今日これからお客さんがくるからさ、それで来たのよ」
「私も滅多に来ないんですよ」

「あら~! 神さまが会わせてくれたのかしらね!」
アサ子さんはそう言うと、ちょっと美味しい漬物を持っていかない? 時間ある? と私に聞き、
もちろんそんな有り難い申し出を断る私ではない。
キュウリのお漬物とカボスを貰って帰って来たのだった。


  犬も歩けば棒に当たる・・・・・・・?


いやぁ、こういう棒になら、いつでも当たりたいもんだ。・・・・・・



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by anrianan | 2009-10-25 14:07 | ■とりあえず日記 | Comments(6)
空豆の発芽
10月13日に撒いた「空豆」が、発芽していました。

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朝起きてくると、ぼけーっと庭を眺めることが習慣になっているのですが、耕作して種を撒いたりすると、
“猫がどこかを掘り返していないか?” 
と気になってチェックするので、ボーっと眺めていられなくなります。

とりあえず、作った畝がどこも壊されていないとホッとするのですが、さらに枯れ草の合間から緑の発芽を見つけると、すこぶる“イイ朝”となるわけです。

本日はその“イイ朝”だったわけで、雨が降りそうなこんな曇天の日は (現在、雨が降っています)
(何もしたくない・・・・・・)
と、いつもなら体が動かないのですが、このポチポチと見える緑の列は私に元気を与えてくれます。
さっそくカメラを持って庭に出て、写したものが上の写真というわけです。


d0046294_13354675.jpgパチリと写した後、おもむろに顔を近づけて芽を愛でます。
(なんだか、鳩が飛び立つ姿に似ている・・・・・・。)


数えてみると、飛び立つ鳩は19羽。
撒いた種が全部出たということです!
(よく出てくれたね~・・・・・・。)

芽が無事に出ると“ちゃんと大きくなりますように”と願い、次には“花が咲くように”、そして“しっかりした実がつくように”・・・・・・。
心配と願いは尽きず、それがまた楽しみでもあったりもします。


さあ、ひと眺めして家に入ろうとした時、畝の斜面に出ている芽が気になりました。
たくさんの小さな雑草の芽の中に、見慣れた芽を見つけたからです。
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それは”ラディッシュ(はつか大根)”です。

昨年この場所ではラディッシュが育ち、こぼれ種を落とすまで苗を放置しておいたので、芽が出ても当然といえば当然。
それどころか、もっと発芽してもいいんじゃないの? とさえ思えます。


不思議なもので、種って2年か3年経ってから芽を出すこともあることに最近気づきました。
忘れたころにやってくるのは、天災ばかりとは言えないのです。

思いがけない幸せの芽も出るのですね。・・・・・・



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by anrianan | 2009-10-24 14:03 | ■家庭菜園 | Comments(6)
マイクロソフト7の・・・・・・
昨日「マイクロソフト7」が発売され、並んで購入された人も多いのだとか。

元々は、マイクロソフトのインストラクターだったから嫌いじゃないけれど(というよりも推進してたのだけど)、最近はうんざりしている。
こう、コロコロとバージョンアップされて、そのたびにツールや操作方法が変わると、
「あの時勉強して身に付けたものは、どーなるの?!」
と腹が立ってくるのだ。
資格を取るにしたって、受験料、参考書、セミナーの受講など、高い!
ユーザーのことをホントに考えているのか? 
単に“売るため”の新商品開発なんて止めてほしい、と私は思っている。



という、言いたいことを探せばきりがないけれど、話はマイクロソフト7の記者会見のこと。
記者会見には“お土産”があることを知っているだろうか。(土産なしもあるらしいけれど・・・・)

大体はその商品に関するものだったり、ペットボトルのお水やお茶だったり。
一番笑っちゃうのは、扇子。
隣りのヒッキーは、いくつも扇子を持っている。
とても扇子を使うタイプではないし、もらってくる扇子もいかにも年配のおじちゃまが使うような色合いが多い。
「もうUSBメモリーもいらない!」
というくらいだから、これも多いらしい。 (いらないんだったら、私がいつでも貰ってあげるのに・・・・・・。)

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昨日も記者会見から、お土産の紙袋を提げて帰ってきた。
はしたないので、いつも気にしないようにしているけど、実はすごくワクワクしてしまう私。
なんだか、“クリスマスにプレゼントを持ってくるあしながおじさん”という気がするのだ。
といっても、毎回“お土産”を見せてもらえるわけではないのだけど。

d0046294_11362472.jpg「あ! マイクロソフト7!」
紙袋に書かれた文字を見て、つい馴染み深さゆえに声が出てしまった。

「そうだよ、マイクロソフト7の記者会見でさぁ・・・・・・。
 ・・・・・・・お土産、なんだと思う?」
と、ヒッキーが手を袋に差し込んだまま、私に問うた。
「え゙っ?」
(USBメモリーか? いや、もっと何か面白いものに違いない。・・・・・面白いもの? ・・・・なんだ????)

頭の中でシナプス回線が激しく動き出したが、普段あまり使っていないもんだから、どうも動きがにぶいようで思いつかない。
ワクワクしながら、早く見せてくれ~! と心で焦れる。



すると、取りだしたのは箱。
そう、あの和菓子が入っている、あの箱!

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「紅白まんじゅう! 紅白まんじゅう?」
「ん~、いいセンいってるな」
と言われても・・・・・・。


おもむろに取り出して箱の蓋を開けるまで、なんと私には長い時間に感じたことか!
すると箱の中から現れたのは、

「マイクロソフトせんべい~!」

  ・・・・・・・・・・・・。

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私は頭の中で、
(なぜ“せんべい”なんだ? なぜ? なぜ? )
と少々パニクりながら考えたが答えを出せず、なんだか妙に可笑しくてツボにはまった。

そして、すぐに食べてしまうには勿体無く感じ、こうして大事に持ち帰った次第。・・・・・・



人間も、物も、異常なほどのギャップとか意外性というのが、魅力なのかもしれない・・・・・・。


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by anrianan | 2009-10-23 12:08 | ■とりあえず日記 | Comments(5)
ホウレンソウの芽が出た!
10月13日にタネを撒いたから、一週間くらいでこの状態というわけです。
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緑の列を畝の真ん中に見つけた時は、やっぱり感動しました。
「出た! ホウレンソウ!」
「あら~! 凄いじゃないの!」
一緒にテンションまで合わせて(?)感動してくれるのが、おナカさん。

「ま、発芽をしてからが問題なんだけどね」
どうせ家に帰ったら父に報告するだろうから、上手く育たなかった時の布石を打った私でした。・・・・・・




さて、大はしゃぎでやって来たおナカさんも、本日11時40分のやまびこで帰って行った。
「居ると時々うるさいと思うけど、居ないとさびしいよね」
新幹線のホームで待つ間そう言うと、
「そりゃあ、居る人が居なくなると誰だって寂しいよ。・・・・・・・また三月に来るから」
「あれ? やっぱり来るの?」
「うん」

廃品回収に本を出す前に写真を撮っておきたいと思ったのに、私よりずっと早起きのおナカさんはさっさと持って行ってしまった。
“もっと早く起きればよかったじゃないの”
“前の晩に一言告げておけばよかったじゃないの”
と、自分の非は分かっていながらむくれた私に、
「・・・・・・やっぱり、お母さんが来ると迷惑かけるからさっ、・・・・・・もうこれっきりで来ないことにするよ。
 迷惑かけるからさ・・・・」

私が「そんなことないよ」と筋書き通りのセリフを吐くと思ってるのかい? 何年私の母をやっているのさ。
「おいでおいでと言ったって、来たくない時は絶対に来ないじゃ。いいんじゃない、私ももうあっちには行かないから」
というのが私のセリフだった。


       かっわいくな~い・・・・・・。


その喧嘩で険悪になったわけじゃないけど、なんだか今回はボタンの掛け違いが多かったよね。
人間って、一緒にいるうちに何となくお互いが調整するんだよなぁ、なんて思う。
夫婦や恋人、兄弟、どういう関係であっても、そうやって人との協調を(忍耐も?)学んでいくのかもしれない。


今夜はちょっと、一人の空間に帰るのが怖い、と感じている私がいる。・・・・・・



でも今日は『相棒』! ビールを飲んでイイ気分になっちゃうね、きっと。(笑)
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by anrianan | 2009-10-21 18:00 | ■家庭菜園 | Comments(4)
古本の中から・・・・・
廃品回収の時に出してしまおう!
と決意して、玄関脇の廊下に置いてある古本。
すでに数年が経つ。

小学生の時に毎月一冊ずつ届いた『少年少女世界名作全集』55巻(小学館)である。
「私の子どもが生まれたら読ませればいいじゃ」
と母に言われてとって置いたけれど、今となっちゃ子どもは生まれないだろうから、それはできない。
かと言って、もう一度読み返すかと問われれば、絶対に読み返すことはないだろう、と思える。

従って、捨てること大好き人間のおナカさんがいる時に、
d0046294_12432859.jpg「イッセーノセッ!」
で廃品回収に出してしまうことに決めた。



  その前に!



私は、どーしてもしておきたいことがあった。

本の間に“お金を挟んだままにしていないか?”を確認したいのだ。
あちこちに小分けにして隠す(?)・・・・・・、いや、閉まっておく習性のある私は、これがどーしてバカにならない。

「だってさぁ、私よく小学生の頃から電灯の笠の上に隠したりしてたもん」
と言ったら、
「そうだよ! お母さん、一回見つけたもん、500円札」
ときた。
「え゙っ?! で、どうしたのさ」
「・・・・・・ぶふふふ・・・・・、昔、上げたじゃ。・・・・・・・“古いおカネだよ”って言って」
「あれは旧い1000円のお札だったでしょ?」
「うん・・・・・・・」
(じゃ、私の500円札はどこに行ったのさ。カーサン・・・・・・)

“ナンデモ究明型”の私としては追求したい気持ちは山々であったけど、完璧にバレバレのつじつま合わせで誤魔化そうと努力している老人をいじめるのも可愛そうなので、止めておいた。(なんて心優しい私なんだ・・・・・?)


私がパラパラとページをめくって、懐かしい・・・・・・! ああ、この絵! なんだか覚えてる!・・・・・・
などと感慨にふけり、いい紙を使っているし、絵も全部色つきだ! と感動を述べていると、
「こういう本、ぜーんぶ買ってあげてたんだもんなぁ・・・・」
とおナカさんがつぶやく。
「そうだねぇ、おカネかけてもらってたねぇ・・・・」
などと答えていたら、

「あっ!」

二人で一斉に、私の手元で開かれているページに目が釘付けになる!
おカネ!? ・・・・・じゃなくて、何やらティッシュペーパーに・・・・・・
「押し花だ!」

「何十年前の花?」と私。
「あら~! 何の花?」とおナカさん。
「色が結構残っているもんだねぇ」と私。
「うわぁ~! 昔(自由研究などで母も手伝って)よく作ったもんなぁ・・・・・」とおナカさん。
まったく会話になっておらず、お互いに言いたいことだけを述べ合う母娘である。・・・・・・

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おカネではなくて、三十数年前のポピー(ひなげし)が発見された。
別の本から、もう一つ。


なぜ、これらの花を押し花にしようと思ったのか・・・・・・・、
どこで、この花を採取したのか・・・・・・、
まったく思い出せないことばかりだけど、なんだか古代の化石を発見したような感動がある。


考えてみれば、今日までの日数を生きてきたのだけれど、ほとんど忘れてしまっていることの方が多い。
そうやって何億年もの間、数えきれないほどの人間が思いを抱えて生きて、死んでいった。
その僅かな証が、遺跡や化石であったりするのかもしれない。・・・・・・
などと考えると、この押し花も私の生きた証のような気がしたものである。



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by anrianan | 2009-10-20 13:10 | ■とりあえず日記 | Comments(10)
やっぱり、ね・・・・・・
ジッとしていられないおナカさんは、朝が早い。
「3時半に目が覚めてさぁ、トイレに行って、その後眠れなくなってさぁ!・・・・」

私が徐々に現世復帰しようとしているモーニングタイムに、彼女はすでにエンジン全開。
こういう幼稚園児がいたらたまんないな・・・・・と感じる瞬間。
おしゃべりをしているのが楽しいのか、黙っていられないのか、は分からない。
とにかく、私が起きると待ち構えたように“起きた時からの報告”が始まる。


ウチに来た時ぐらいのんびりさせてあげようと思うから、私は家事をさせないようにしている。
洗濯、食事の用意などはさせないようにしている。
おナカさんも自分がこの家にいた時とは少々勝手が違うし、余計なことをすると私に怒られるので手は出さないが、幾分手持無沙汰なのか側をうろつく。
そして大抵、庭に出て草取りをしたり“箱潰し”を始める。

“箱潰し”とは、まさに字のごとく箱を潰す作業。
宅急便で送られてきた箱や、毎月届く財宝温泉水の箱を、私はすべて取っておくタイプ。
数か月もすると6畳間一杯に箱が積み上げられる。
それを見ると、おナカさんは「ありゃあ~! 何、これっ!」と叫び、
「全部片付けてあげるから!」

庭の草もそう。
伸び放題になっていると、「うわぁ~! これじゃダメだ!」と叫び、
一人でせっせせっせと抜いてしまう、まるでブルトーザーのごとくの働きよう。

私はこの際だから正直に白状しておくけれど、これらの仕事を“残しておいてあげている”のである。

何もしないと呆けたように元気がないし、動いているとイキイキしているから。
で、2日目の朝、気づいたらコンポストの周囲の草が無くなっていた。
d0046294_166159.jpg


こういう時に、私もちょっと畑を耕しておくことにした。
一人でやるよりは、誰かがいた方がやる気がでるし・・・・・。
d0046294_1684460.jpg

ということで、1m四方のような“ホウレンソウ畑”を作った。
手前の小さい方がソレ。

昨年は、耕した後に「畝」を作らなかったので、今年は畝にしてメリハリをつけてみることにした。
(まったくもって、未だ初心者の試行錯誤・・・・・・。)



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by anrianan | 2009-10-19 16:28 | ■とりあえず日記 | Comments(4)
キーワードは「解放感!」
16日におナカさんがやって来た。
事前の電話で、最寄り駅まで迎えに来てほしいようす。
こんなことなかったのに、老いたという証拠かな?・・・・と思いつつ、私は時間を見て出かけて行った。

不思議なもので、駅の階段を下りてくる足もとですぐに
「あれだな・・・・」
と分かる。

d0046294_11393842.jpgここらの駅で出向えに立っている人なんてほとんどいないから、おナカさんも私をすぐに見つける。

すると、辺りにはばかること嬉しさ全開で、何度も手を挙げて合図を送るではないか。
(ちょ、ちょっとぉ・・・・・・。 手なんか挙げないでよ)

私は銅像のようにジッと動かずに待った。
おナカさんはニコニコして私のそばまでやって来ると、動かない私を覗き込み、
「いい帽子、被ってるじゃないのぉ~?!」
                  ブフフフ・・・・
あ~あ、なんでこの人はこうもノー天気なのかねぇ。・・・・・

「何か買い物する?」
「いい、もう全部買った」
「あのぉ、しらすは?」 (餃子の皮にしらすとチーズを乗せて作る“餃子皮ピザ”を食べたいのだ)
「ある」
「あの! とろけるチーズ!」
ある!
「牛乳とか・・・・」
全部、買ったから!(だから、ぬかりなく全部用意してある、っていうの!)

ああ、そう・・・・・と言いながら、なんにも買う必要がないことが非常に残念らしい。
そして、どーしても何かを買いたいらしく、頼んでもいないのに“ケーキを買っていこう”と言いだす。
特に食べたいわけでもないけれど、それで気が済むのならと買ってもらうことにした。



家に着くと3時を周り、私もおナカさんも昼食をろくに食べてなかったので、すぐに
「お茶を淹れて、ケーキを食べよう」
となる。

「私はお茶じゃなくて、ビールにしよ」
作って置いた鍋やつまみをテーブルに並べると、そのままティータイムか夕食か分からない食事が始まった。

「ああ、何にもしないでこうやって食べられるって、いいなぁ~♪」
事あるごとに、このフレーズを繰り返すおナカさん。
この人は、まるで子どものように無邪気に表現するので面白い。
ずっと一緒にいると、煩い時も多々あるのだけど。・・・・・

「ああ~っ!」
と、再び感嘆の声をあげる。
「お母さん(が)、(今)いっち番感じること、分かる?」
「分かんない」(なんでも好きなように感じてちょーだいよ)と私の内心。
「解放感っだな!」
水しか飲んでいないのに、私と一緒にビールを飲んだような顔でそう告げると、ブフフフ・・・・と笑う。

「でも、クックは今頃泣いてるよね」
私がそう水を差すと、ハッと思い出したような顔をして、
「お母さんもさぁ・・・・・、クックだけが気がかりでさぁ」
「今度、おんぶしてきなよ」
ブフフフ・・・・・そんなの無理だよ、と言いながら延々とおナカさんのおしゃべりは続く。

ま、私も段々酔っぱらうにつれて、壊れたテープレコーダーのように同じ話が何回繰り返されても、あまり気にならなくなったので幸いだった。・・・・・・


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お風呂に入っていいよ、というと、
「お母さん、いろいろもらって来たんだ。あげるよ」
と、私に何やら試供品らしき小袋をたくさん差し出す。

こういう時は、
“読むのが面倒くさいから(私に)読んで”
というサインなのだ。

何々・・・・? と思って細かい字を読んでみれば、
アフターシェイブローション・・・・・・?
「ひげそり後につけるヤツだよ」
そして次は、
「アフターシェイブ・・・・・・。これもひげそり後の。・・・・・どーぞ、ひげを剃ったらつけてください」
とご返品する。
ブフフフ・・・・もっとあるんだ、とハンドバックをゴソゴソかき回している。
そして取り出したのはシャンプー。

「シャンプーはウチにあるのを、お使いくださいましよ」
と私が差し出すと、楽しそうに笑いながらお風呂に入って行った。

誰にも気を使うことなく、日常の“やるべきこと”が何もなくなり、何よりも最大の支配者マモル君から解放されたおナカさんは、見るもの聞くものすべてが楽しいらしい。(クックは気になりつつも・・・・・・。)

「ああ、きっもちいいなぁ! 命の洗濯~!」
そう雄叫びを上げると、まるでリゾートホテルに来たような顔をして、二階の寝室へ上がって行った・・・・・。



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おナカさんのホリデーはまだまだ続く。・・・・・・
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by anrianan | 2009-10-18 12:34 | ■とりあえず日記 | Comments(4)