カテゴリ:■岩手県宮守村( 66 )
お引っ越し
私が引っ越したのではありません。
16年前に岩手の宮守村に移住した両親が、このたび花巻市に引っ越しました。

もともとマモル君(父)は、
「広い土地で農業をやりたいんだ!」
と言い続け、16年前の12月24日の晩に、一人で飛び出すように移り住みました。

ええ、ええ、真冬の東北に独りで行ったわけですからね、そりゃあ難儀なことですよ。
家の中には輸入物の立派な薪ストーブがありましたけれどね、この薪の調達から始まったわけですから。
なにしろ冒険家のマモル君ですから、聞いてりゃ面白いほどの体験談が山盛りですわ。

ということで、その3年後にはすったもんだの末、おナカさん(母)も渋々移り住み、その1年後にはクックを養女にもらって今日に至ります。

そもそも今年の正月、マモル君から重大ごとを発表されるように、
「この家を売りに出したから」
と、住宅物件冊子(ふるさと情報館発行)の1ページを見せられました。
そこにはこの家と畑の白黒写真、そして紹介文。

「へぇ・・・・・・」
と私は目を通しながら、
「この写真、へたくそだねぇ~! ・・・・・・この文章も、全然ここの付加価値が書かれてないね」
と言い捨てました。
「ま、しょうがないさ。こんな田舎だから」
と父。
「田舎だから今や貴重なんだよ。季節ごとの山菜や自然の恵は、都会では絶対に手に入らないんだから」。

すると、おナカさんが、
「そうそう売れないよ!」
「まぁ、2-3年くらいで売れるだろ」
と父も同調していたのですが、6か月後に買い手がついてしまったのです。
二人とも喜ぶというよりは、意に反して早く売れてしまったのでガッカリ、という方が正しいかもしれません。
マモル君は、すっかり畑仕事もやる気がなくなってしまったそうです。

私にとっても青天霹靂でした。
「えっ!!・・・・・・」
と声を発したきり、頭の中では
(もうフキノトウやタラの芽はたべられない! 野菜はどーするの?! 栗は? 百合は?・・・・・・)
“百合”というのは、家の周囲にカサブランカのような大輪の白百合が咲き乱れるのです。
敷地内を散歩していると3-40分かかるほどの土地でしたから、それこそ手つかずのナチュラルな状態で、野性の山菜や花が生育しており、生きることの原点を感じさせられてきました。

両親は取り急ぎ、移り住む家を探し、荷物の整理をはじめ、土地を売るためのさまざまな手続きに追われました。
そして10月2日、無事に物件の受け渡しが終了となりました。

8月からこの2か月間、物理的にも心理的にも大波小波が押し寄せて、この波は両親の方がよっぽど大きかったと思うのですが、今となっては落ち着くところに落ち着き、両親も新しい生活に舵を切って進み始めました。
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これは“引っ越ししました”ハガキです。
年賀状同様、制作依頼を受けたので、今までのことを振り返りながら、想いを込めて作りました。
2-3年先のはずが、思いがけず突然の出来事になりましたが、すべては最善の道、あるいは神の計らいと考えれば、きっと絶妙のタイミングで事が進んでいるのだと思えます。

昨晩おナカさんと電話で話したら、
「もうぉ~おとーさんは、ダンスダンス(社交ダンス)で毎日出てるよ!」
だそうで、畑仕事がなくなったマモル君は、今更ながら青春を謳歌しているようです。
とはいっても、この人は今までだって
「クラーク博士は“少年よ、大志を抱け!”と言ったんだ!」
と言いながら、常に夢に向かってズンズン進んでいた人でしたが。
だから、あたしゃ言ってやったんですよ。
「おとーさん! 少年は大志を抱いていいけど、老人は抱かなくていいの!」
彼は、プッと酒を吹き出しながら笑ってましたけど。・・・・・・

長くなりましたが最後に、このブログでの宮守紹介は2006年から始まっています。
当初、上閉伊郡宮守村だったのですが、遠野市と合併されて遠野市宮守町になりました。
「税金が上がっただけで、何にもよくならないよ!」
とおナカさんが言ってましたっけ。・・・

とにかく、宮守生活については下のリンクで一覧が出ます。
雪かきのこと、手打ちそばの話、クックとの散歩、読んでいるとまざまざと蘇ってきて、つい最近のことのように思われます。
書き残しておいてよかったなぁ、と思いました。

途中、スキン(ページの体裁)を変えたので、昔の記事はレイアウトが大分崩れていますが、薪ストーブや自家栽培の田舎暮らし、東北の生活に興味がある方は、どうぞご覧になってみてください。
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岩手県の宮守町の田舎暮らし一覧 (2006~2013)


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by anrianan | 2013-10-07 11:26 | ■岩手県宮守村 | Comments(6)
8月上旬のできごと
7月末で選挙調査室の仕事が終わり、8月から入力業務に戻りました。
なんとも気が抜けたような、疲れがとれないような、いわゆるダラダラボケ~の状態から脱していないのですが、週末に岩手に行ってきました。
今年は正月以来です。

実は、今年、両親は宮守の土地を売りました。
正月に“売りに出す”と聞いてはいたのですが、私も両親もニー三年は売れないだろうとタカをくくっていたら、半年でアッサリ売れてしまったのです。
いつも三月か六月には訪れていた私ですが、今年は行きそびれていたので、慌てて行ってきたという次第です。

8月2日、秋葉原発の夜行バスで行きました。(岩手交通:秋葉原-道の駅みやもりまで8100円)
車内は3列の座席配置で、比較的ゆったりしていますが、私はやっぱりあまり眠ることができません。
午前5時、宮守に近づいてきました。
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両親の家から車で15分ほどの所で降車。 でもたぶん、このバスを利用するのもこれが最後。・・・・・・

朝食は、父が手打ちの蕎麦を食べ、シャワーを浴びて仮眠1時間ほど。
クックの散歩をして、クックをお風呂に入れて、クックが車の中でお昼寝をしている間、私もお昼寝。
ふと目が覚めて、クックの様子を見てみると、・・・・・・あ、起きたみたい。・・・・・・
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気づけば太陽が西に傾いているので、クックと夕方の散歩。
たぶん、この散歩道もこれが最後だなぁ・・・・・・。
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整然と稲穂が並ぶ田んぼを眺め、遠くの山を眺めているだけでホッとするような安らぎを感じます。
クックは、私が何でも言う通りにするのを知っているので、寄り道をしまくり。
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それでも大分夕暮れに近づいてきたので、
「さっ、早く帰るよ!」
ようやく小走りで本気モード。(?)
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両側には水田や畑が広がり、
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ひたすら太陽に向かって、農道を走ります。  ぜい・・・・ぜい・・・・・・
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朝寝も昼寝もしましたが、運動もしたので、夜もよく眠れました。
いくら寝ても眠れる、というくらいに眠れて、まるでデトックスのように、体中から疲れや毒素が吐き出されていくようです。

一晩寝ると、次の朝もお散歩。
これもよく通る道でした。
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そして、畑のブルーベリーを食べ、
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今日は、サカキ夫妻のお宅でバーベキューです。
可愛い親子(向かって左の一番小さい子が親です)が、盛大に吼えまくって歓迎してくれます。
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私にとって理想的なご夫妻で、二人で一年間に消費するお米を作っています。
このお米が、ちゃんとはざ掛けにして天日干しするから、とにかくおいしい~!のです。
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この田んぼの周囲に、トマトや(今年の東北は長雨で、両親のところもこんな状態です)
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ピーマンや
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ナスなど、
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そしてビールにはかかせない枝豆も。
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甘く煮るとおいしい花豆は豪快。
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この広い田んぼを眺めながら、シャンパンやビールが空いていきます。
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これはスペアリブ。
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サカキ家の子どもたち(わんこ)は、いい匂いにつられて周囲をうろうろ。 クックは・・・・・・?・・・・・・!
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フネをこいています。・・・・・・ZZZZZZ
その内に、大人たちはかなり酔っ払い、お腹もいっぱいになり、日も西に移動してパラソルをたたむころになると、
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なんとも平和な時間が流れます。

さぁ、帰ろうか・・・・・・ということになり、おナカさんが(唯一呑んでいないので)車を運転して玄関前に来る間、
「あ、ブルーベリーだ! 木が大きいっ!」
ということで、ウチのジーヤとヒデキさんのブルーベリー狩り開始。
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こうして、あっという間に2日間が過ぎ去り、3日目は雨。
それでも、私とおナカさんで花巻にショッピングに出かけ、翌日送る荷物の準備などをし、瞬く間に帰宅。

本日は、朝から冷蔵庫の整理、庭の草むしり、生ゴミの穴堀りなどをしているうちに午前中が終わりました。
植物たちも暑さでぐったりしていますが、私はすでに2回も水浴びをし、扇風機と木陰を通り抜けてくる風で、“横須賀の夏!”を満喫しています。

明日からの東京への参勤(といっても今週は2日だけですが)・・・・・・、アスファルトで囲まれた巨大サウナに突入していくことを考えると、今からパンツのゴムを締め直して(?)戦々恐々の気分ですわ。



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by anrianan | 2013-08-07 12:23 | ■岩手県宮守村 | Comments(4)
宮守の年末
バタバタと足早に年末を駆け抜け、30日現在年賀状の制作もできずにいます。
今年は28日の仕事納めの翌朝、7時56分の“はやて”で疾風(ハヤテ)のように岩手(イワテ)にやってきました!

早朝6時1分の浦賀発に乗ることにしましたが、そのためには5時半に家を出る、そのためには・・・・3時に起きる、とこれまた荒行の計画を立てたので、緊張しちゃって夜中に何度も目が覚める始末。
そして予定通り起床してホッとしたのもつかの間、あまりの雨と強風の悪天候の中、駅までどうやって行こうかと悩みます。
(やっぱり、バスで行った方がいいよねぇ、この荷物だし・・・・・・)
しかし、始発バスの時間を調べて見ると、5時54分。
(これじゃ、6時1分の電車に乗れないじゃん!)
ならば、と考えて、今まで考えたこともなかった方法、タクシーで行くことを思いつきます。
(多少割高でもタクシーを呼んじゃおうか、今年はガンバッテ働いたし・・・・・・)
と思ってネットで電話番号を調べてみると、「無線配車の手配は6時半から」などとふざけたことが書かれています。
(なんてこった! バスがない時間に働かないでどーする!)
とタクシー業界に喝を入れたところでどーにもなりません。

  ああ・・・・、これは駅まで歩いて行けっていう“お告げ”だわ・・・・・・。

とほほの気分で、暗くて寒い暴風の中、いつもなら20分そこそこで着く駅までの道のり、襟巻きで顔半分ほどを隠すように巻きつけて、重い荷物を2つ持って、約30分かかって歩いていきました。

 遠ぉ~き人生、(今は人生80年・・・90年・・・100年・・・・遠き人生だねぇ)
  重荷を負って行くがごとし・・・・・・、(はい、本当に重い荷物ですわ・・・・・)
   焦るべからず・・・・(でもゆっくり歩いたら、電車に乗れません・・・・・)
    不自由を常と思へば不足なし・・・・・(はい、すでに不自由が常なので不足はありません・・・・・)。

ぶつぶつと不平の代わりに徳川家康教訓に突っ込みを入れながら、
(この先もぉーーーっといいことが起きる前に、ツライことを先払い(?)しておくんだわ)
と思うと、このくらいのこと、ちっちゃい! ちっちゃい!! と元気が出ます。

  風にも負けず! 雨にも負けず! (いえ、実際には雨は上がっていました。 ラッキー♪)


さて、6時1分の浦賀発に乗った頃には襟巻きをはずし息も上がっていましたが、乗ってしまえばこっちのもの。(?)
これで7時56分のはやてに乗り遅れることはほぼありません、ホッとしました。・・・・・
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ニュースでは、29日は既に帰省ラッシュのピークとのこと。
私が乗った電車も満席、新花巻から在来線の釜石線に乗り換えて行ったのですが、ここでも立っている人がいるほど。
(2両じゃなくて、こういうときくらい4両にすればいいのに!)
ここでもぶつくさ心の中でつぶやきながら、駅まで迎えに来てくれたおナカさんの車に乗って、無事正午前に到着しました。
家を出てから6時間弱。いやはやなんとも長旅です。文明の利器を利用しているというのに・・・・・・。
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それでも、この笑顔を見れば疲れもぶっ飛ぶというもの。・・・・・・娘のクックです。
ええ、クックは何週間ぶりで洗濯された・・・お風呂で洗われたところです。
「そうなの、あたち冬はなかなかお風呂に入れてもらえないの。だって、おばーちゃんが“風邪を引く”って言って入れてくれないから。きれい好きのあたちなのに」
というので、到着して一息入れるやいなや、
「私がお風呂にいれるから!」

昨日は珍しく太陽が顔を出し、それまでの雪も大分溶けるほど。こういう暖かい日にお風呂にいれてあげないと、冬の間中“カスったかりのクック”で過ごさなければなりません。
ということで、さっぱりしたクックは日向で毛皮を乾かしながら、私とおナカさんと一緒にいることが嬉しくてたまらない様子。
「じゃ、暗くならないうちに遠野に買い物に行ってきちゃおうか」
というおナカさんの言葉にも敏感に反応し、
「あたちも一緒に行きたい! 行きたい! 行きたい、ワンっ!」
とばかりに絡み付いてくるのですが、まだ体が乾ききらないクックを外に出すわけにはいかず、
「可哀想だけど、今日はお留守番だよ」
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大抵は遠野の大型スーパー「AQUTY(アクティ)」というところに行きます。
なんでも大量で、来るたびにアメリカのスーパーマーケットを思い出します。
お正月用の新巻きサケ、こういう光景は都会のスーパーではあまり見かけません。
(えっ! 398円っ!!)
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のはずがありませんね。よく見たら、右側にちゃんと「2980円」の値札があって、なぜかホッとしました。

そして恒例の、ジーヤへのお土産コーナー。(酒類コーナーでワインを買います)。
なんだかおいしそうじゃない・・・・・。
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安すぎちゃってごめんなさい。
と思うものの、味見をしてみたいのでこの650円のぶどう酒を買ってしまいました。

え? これだけかって? そんなこたぁございませんことよ。
ちゃんと、おフランスから輸入されたカマンベールチーズも買っていきましたから。
大体、高くていいワインなどを買って行っても
「オレぁ、安くて旨いのがいいんだ! こっちにはたっくさんあるんだ、安くて旨いのが!」
とのたまうジーヤなので、彼には質より量、高級品より地元で安さ一番の物、が何よりのお土産なのです。
ええ、私の懐には優しい父でございます。・・・・・・

さて、一夜明けて今日は昼ごろから雨の予報。
こちらでは雪よりも雨の方がずっといいと喜ばれるのです。なぜなら、雪かきをしなくていいから。
それに雨の日は暖かい(本日最高気温7℃の予報)というわけで、私が到着した日から未だ“本格的な寒さ”を味わわずに済んでいます。
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では雨が降る前に散歩に行っておこ! 
と言うと、クックは大喜びで全力疾走を始めますが、まだ道には雪が残り、ところどころ滑りやすくなっているので、私の方はそうそう走ることもできません。
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それでも分かります? クックが力任せに私を引っ張って走るのです。 
ひ~っ!! クック! もう走・れ・な・いぃぃ・・・・!
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冬は上も下も何枚も重ね着をしているだけで動きにくいのに、足元は雪。スポーツ選手だって、こんなハードなトレーニングなどはしないでしょう。
大分雪は溶けているとはいうものの、公道から脇道に入るとザクザクと雪を踏みつけて歩かねばなりません。
ああ・・・・あの空の色、もうすぐ雨が降りそう・・・・・・。
と思っている傍からポツリポツリと顔に当たり始めました。
(しまったぁ、思っちゃったらホントに降り始めちゃった!)
「クック! 走って帰るよ! 濡れちゃうから!」
今度は私が、もっと遊んでいたいというクックを引っ張ります。
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家の中に入ると、暖炉に火が入っていました。
今年は薪の値段が上がったとかで(昨年は10万、今年は20万ですって!)、ストーブを使用することにしたと聞いていました。
ああ、でもやっぱりこの薪の香りやパチパチとはぜる音が五感に優しく響き、火があるだけで心にも優しい火が灯されるような気がするのです。

明日は寒さが戻り、元旦過ぎは大雪になるとの予想。
私は元旦に温暖の地、横須賀に戻ります。
雪かきをしてあげられないことが心残りです・・・・・・。




後期高齢者たちの雪かき姿を見ると、あまり雪が降りませんように・・・・と祈らずにいられません。
大雪にならないように、ぽちっとお願いね。(^_^)b

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by anrianan | 2012-12-30 10:05 | ■岩手県宮守村 | Comments(10)
宮守はすっかり冬でした
実は23日から25日の三連休に、宮守(岩手県)に行ってきました。
なんのことはない、おナカさんにくっついて行ってクックに会ってきたのです。
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こんなクールな表情をしていますが、私とおナカさんで二人一緒に現れた時のクックの狂喜乱舞といったら。
私とおナカさんを見るのが忙しく、さらにジャンプジャンプの連続。
お散歩に行くときにも、飛び跳ねながら後ろを何度も振り向き振り向き、私を見ておナカさんを見て、その姿はまるで子どもが“嬉しくってたまらない!”ってはしゃいでいる感じなのです。
寂しかったんだねぇ、クック。・・・・・・

いつもの散歩道を歩いていくと、田んぼの稲はきれいに刈り取られ、草がこのように干されていました。
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家の裏に行くと一本の柿の木があり、一つだけ実が残っていました。
ああ、なんとも晩秋を感じます。
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なんて暢気に感傷に浸っていられないほど、東北はすでに冬に突入していました。
朝は-5℃ですって。・・・・・・ なに、この寒さは。その中で禊(水垢離)をすると、シャワーの水滴がピシピシと刺さるようで、冷たいというよりは痛いのです。

そういう時には熱燗でキューっとやるのもよいし、蕎麦湯割り焼酎なんてのも乙ですな。・・・・ああ、これはオヤジバージョン。やっぱり乙女バージョンは、甘酒でしょうか。
ということで、酒粕を買ってきて早速甘酒作りです。
酒粕に湯を加えて、すり鉢で滑らかになるまでよくすります。そこにお砂糖を加えて火にかけて、最後に生姜のすりおろし汁を加えます。
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「1リットル作ったら多いかな?」
「いいんじゃない。あとでまた温めて飲めるし」
などといいながら作ったのですが、その晩、食後のあとにジーヤとバーヤと姫の三人で1リットルを飲んでしまいました! ・・・・・・(姫って誰だい?)

これはジーヤが焼いたパンをバーヤが切っているところ。
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最近、ジーヤはパン焼きに凝りだしているのです。でも姫は密かに
(ふん、パン焼き器で焼いているなんて、パンを焼いているうちに入らないざんす。あちきはその内に、オーブンで手作りするざんす)
と思っているのです。全自動パン焼き器なんて、どーなんざんすか? パンを焼いたって言えるのでありんすか?
そんな事をいっている間に、早くオーブンを買うことが先決でございました。・・・・・

なんだかんだと言っていても、2泊3日の週末はあっという間に過ぎ去り、日曜日の夕方4時過ぎにはもう帰ってきておりました。
新しく野菜鍋を仕込み、貰ってきた蕎麦湯を温めて、翌日からの景気づけに(?)蕎麦湯割り焼酎といきましたさ。
見てくださりませ、この黒々としてドロッとした蕎麦湯を。
ジーヤが手打ちした十割そばは、私には少々固く感じて好みとしてはイマイチなのですが、蕎麦湯は最高なのです。
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朝は焼酎を入れて飲むのははばかれるので、牛乳などを入れて飲みますが、これがまた格段とおいしいのです。
でもそれよりもやっぱりおいしいのが、夜のこの蕎麦湯割り焼酎です。
手打ちそばならではの濃密さで、これだけで滋養があって体に優しく元気になるように感じるから不思議です。

この蕎麦湯割り焼酎、あと何回飲めるでしょうか。
そう考えると、一回一回がとても愛おしく感じるこのごろです。・・・・・・・





ああ、この蕎麦湯割り焼酎を飲んでみたい! という方、ぽちっと押しとくれ。(^_^)b
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by anrianan | 2012-11-26 22:37 | ■岩手県宮守村 | Comments(6)
一杯が一本に
二日目、二日酔いかも・・・・・・と思えるかすかな頭痛を脳天に乗せて、宮守を訪れるたびに
「一度は会わなければ」
と思い浮かぶ友人の家にお邪魔しました。
クック姫はすっかり車の後部座席が“私のお部屋”になっています。
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ちょっと年上の素敵なご夫婦で、私が友人などと言わせていただくのは図々しいのですが、もともとは両親が東北に移住して知り合った方です。
お二人はいろいろな地を巡って、会社勤めを辞めてからここに移り住みました。
目の前の田んぼで作るお米は、刈り取ったあとはちゃんとハザ掛けにして天日で干すので絶品です。
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やさしいご主人は、クックのリードを延長してくれて、見えるところにつないでくれました。
部屋の中にいるワンコはハッピーとももちゃんの親、ルルちゃんです。
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こちら部屋の中では、マユミさんとおナカさんと私の女三人でおしゃべりに興じていましたが、マユミさんの
「ワイン、1杯だけ飲む?」
の誘いによろめき、おいしいチーズと干したタラ(だったと思う)を軽くあぶったつまみで、一杯が二杯・・・・三杯・・・。
ワインといっても、白の飲み口がさっぱりしたスパークリングワイン。
アルコールが飲めなくなったおナカさんはジュースで、完全に宴会の雰囲気に溶け込める特技を持っています。
気づいたときには、1本が空になっていました。

「あっ、クックは?」
姿が見えなくなったクックはどこへ行ったのかと、窓辺に寄ってみてみれば・・・・・・。
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「ああ゙~っ!!!」
マユミさんが丹精込めて作ったお花畑に、ちゃっかり入り込んで笑っているではありませんか。
「ああ、ごめんなさーい。・・・・クック! だめっ! お花畑に入っちゃダメなの!」
慌てて呼び戻しながら、
(美しいもの好きなクックだから、やっぱりきれいなお花に囲まれているのが気持ちいいのねぇ)
なんて、クックの気持ちが分かるような気がするのでした。

いろいろ気配りの細やかな奥さまと心優しいご主人のカップルは、大人同士の結婚という感じで、ホントに理想的です。



というわけで、二日目もスパークリングワインを1本空けて、私の体はますますタガが外れたようにゆるゆるで、寝るか食べるか、クックと散歩するか、の休日を過ごしたのです。
「このままダルダルの気分から抜けられないかも」
と心配していましたが、帰宅する本日はどうにか体調も戻り、昨日までの不調が嘘のようにスッキリ気分。

やっぱり、病は気から。・・・・・・が大きいですねぇ。・・・・・




元気はつらつ! に戻った私に祝ぽちっをお願いね。\(^o^)/
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by anrianan | 2012-09-18 09:41 | ■岩手県宮守村 | Comments(6)
東北がなぜこんなに暑いっ!
14日の金曜日、やまびこ53号で新花巻に到着しました。
おナカさん(母)が車で迎えに来てくれました、というよりも、ダンスのレッスンが終わって、予約した病院の合間に拾ってもらったというのが正しいところ。
宮沢賢治の記念館がある山の上に行き、“注文の多い料理店”でお昼をとることにしました。
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メニューを見るといま一つピンときませんでしたが、とにかく「涼しいところ」と「時間つぶし」の目的にはここでよいだろうという結論です。

二人で冷麺(850円)を食べながら、
「このスイカが入っている、っていうのが信じられない」
と私が言うと、
「おかぁーさんさぁ、一日に一個くらい食べちゃうよ」
「何を」
「すいか。・・・・・甘くないな」
「何が」
「このスイカ(冷麺に入っているスイカのこと)」
「・・・・・・・」
私が最初に述べた「冷麺にスイカが入っているって信じられない」に対しては、なんの返答もないまま(いつものことですが)、スイカの話題は終わりました。

そうそう、一日にスイカ一個食べるというのは、本当の話。
畑で取れたスイカを、食事代わりに食べるのだと満足そうに言うのです。
「食事の代わりにならないよ」
と私は注意をします。
「だって水分と糖分だけだし、栄養が偏っているじゃん」
「ん・・・・・だって、・・・いいんだよ!」
マイペースというか、頑固というか、結局自分のしたいようにしてしまうのがこの人の特技です。

母が病院に行っている間、私は田舎のデパートの中をぐるぐると巡り歩くことにしました。
が、基本的にウィンドウショッピングが苦手であり、パッと見渡して何も興味が湧かないともう終わり。
大体ショッピングなんて、買う目的がないと何も楽しくありません。
(はぁ・・・・見るところがない)
と、結局最上階(5階)まであがって100円ショップまで見学し、母がやってくると早々に帰路についたのでした。

だいぶ日は西に傾いていましたが、クックと散歩に出かけます。なんてったって、クックに会いに来るようなものですから。
私はクックが大好きなおやつを大きな袋にいっぱい入れて持っていくので、いつも大歓迎されるのです。
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大きな山に広い空、夕焼けの中を赤とんぼが飛び回っている中に立つと、
(ああ、来たなぁ・・・・・)
と思うのです。
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クックと舗装された農道を歩いていくのですが、向こうでは刈った草を燃やしている人が見えます。
都会では「焚き火は禁止」などとアホみたいなことを言いますが、こうして草を刈り、その草を燃やすことで土壌もよくなり、小さな植物もまた芽吹くのです。ゆっくりとした時間の中で自然のサイクルが流れていきます。
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夜の食卓では、父とスパークリングワインを一本空けたのと、日ごろの疲れと気の緩みでドロドロに酔っ払いました。
翌日、脳天に残った頭痛は二日酔いなのか、風邪の前兆(もしくは疲労)なのか、判断に悩むところ。

なのに、夕方になると、今度はマユミさんとスパークリングワインを1本空けてしまいました~!\(^o^;)/





(おまけ)
メロンのシャーベット。
私はあまりメロンを好きではないのですが、この凍らせたメロンはシャーベットそのもの!
暑いこともあって、抱え込んで食べてしまいました。
「どんどん食べていいよ、切ればまだまだあるから!」
とおナカさんは張り切ります。・・・・・ (※畑で採れたメロンです)
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あっつーい東北に、残暑見舞いのぽちっを応援をお願いね。
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by anrianan | 2012-09-17 12:43 | ■岩手県宮守村 | Comments(2)
「ワタシよりも、SLの話題が先~?!」
と、へそを曲げたような顔をしているのは、可愛すぎていつも、
「目に入れても痛くないから、入っちゃってぇ~♪」
と撫で回しているクック。
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アタシだってたまには刺激がほしいのよ、とばかりに、クック姫は私が行くと大はしゃぎしてくれるのです。
彼女の望みは、毎日朝晩のお散歩とオイシイおやつとマッサージ。
「早く、早く~!」
と引っ張られ・・・・・・、
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こうして花の香りを楽しんでいる姿なんて、いかにも女の子なのですが、
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あ、違った。・・・・・おしっこか。
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出すものを出したら体が軽くなったのか、いきなり全力疾走などを始めるのです。
ああ・・・・・そんな・・・・・・! あちきの歳を考えておくれよ!
「あらやだ、アタシの方がもう年上なのよ!」
とクック。 が言ったかどうか。

そしていきなり、わんわんわんわん・・・・! と激しく吠え出し、
「あらまぁ、クックどうしたの? もう更年期障害?」
違いました、畑にニホンシカ(らしい)の子どもが迷い込んでいたのです。
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「早く帰りな! お母さんのところに帰りな!」
と優しく呼びかける私をキョトンと見ています。“なに言ってんの?・・・・”とでも言うように。
遅れてきたおナカさん(母)も、
「どーしたの? はぐれちゃったの? 早く帰りな、ね、帰るんだよ」
と、まるで家出をしてきた子どもに呼びかけているようです。
  「わかった・・・・・。」(?!)      ホ、ホント?!
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とでも言ったかのように、すたすたと歩き出しました。
ああ・・・、なんだか野生の動物を目の前にすると興奮します。
SLといい、子鹿といい、なんだか今回は興奮しっぱなしです。
  あたちも興奮シチャッタわん・・・・・!
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こうしてお気楽クックのお散歩は終わるのです。


<後記>
私が帰った後のお散歩は、いつも通りのおナカさんと。
「クック、ほら、走りな」と母が言うと、「そんなこと言っても、おかーさん走れないじゃないの」
とばかりに、クックはチラッチラッと母を見ながら、加減したトコトコ走りをするそう。
だからこそ、全力疾走ができる私とのお散歩を待ってくれていると思うと、
「よーし、今日もおネェちゃんは体力づくりに走り込み5本!」
なーんてことはしませんが、次の再会をやっぱり心待ちせずにはいられないのでした・・・・・・。




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by anrianan | 2012-06-24 19:45 | ■岩手県宮守村 | Comments(2)
釜石線SL機関車ドリーム号
いい加減に更新しなければ・・・・・!

と思いつつ、パソコンを新しくしたので画像を編集するソフトが入っていない、という理由で更新をサボってしまいました。
それに、なんだか今月は心身ともに忙しく、少々疲れています。・・・・・・梅雨のせいもあります、きっと。

ということで、まずは初体験の報告です。
ふふふ・・・・・・今更ながら、知りました・・・・・・・私のデジカメで動画が撮れるのです。
それを知ったのは6月17日の日曜日でした。

前日の土曜日、明日は釜石線にSLが走ると聞き、家から5分ほど歩いた線路沿いに出て写真を撮ることにしました。
あの“ボォ~ッ!”という汽笛は想像以上に大音響で、聞いただけでドキドキしてきます。
さらに
「来たぞっ! 黒い煙が見えるだろっ!」
と父に教えられ、指差す方向を見ると、真っ黒い入道雲のような煙が緑の山間に見えてきました。
(きた、きた、きた、きたーーーーっ!)
まさにそんな感じです。
d0046294_10241090.jpg

興奮して、指が震えそうになりながらシャッターを一度押して、さらに押そうとすると押せないっ!
(え~っ!・・・・・・ しまった!)
ちょっとタイミングを逃してしまいました。
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あっという間に目の前を通り過ぎ、フィルターを通して見ていた私は写すことに夢中で、なんだか自分の目で見たのか見なかったのか・・・・・・という感覚に包まれました。

翌日、この遠野方面に向かって行ったSLが戻ってくるというのです。
「じゃ、また撮らなくちゃ!」
ということで近くを通る時間を調べ、今度こそはバッチリ決めよう! と意気込みます。
そして、連写という機能があったはずだ・・・・・・、とデジカメをいじくっていて動画撮影に気づいたのです。
ああ・・・・なんてマヌケ。 いったい何年このカメラを使っているのでしょう。

2時20分ごろ近くの撮影ポイントを通るというので、2時に家を出ていくと、すでに山道の片側に車が列をなして駐車していました。
「多摩から来てる!・・・・・京都っ! ひぇ~!・・・・・・・・熊本~っ!?」
全国各地からマニアが集まっているようです。
林を抜けて線路沿いに出ると、まるで記者会見でもあるのかと思うほど誰もが大きな望遠レンズを抱え、三脚でしっかり固定し、脚立に乗っている人もいます。
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ああ・・・・、とてもあの中でこの小さなデジカメを持って写すなんて・・・・・・。

私はその一団のちょっと後ろの方に行き、倒れた大きな木の切り株を跨いで座りました。
初めての動画撮影だし、うまく撮れるかどうか分からないし、・・・・・・といろいろ言い訳をしながら、一応位置確認の試し撮りなどをして、心を落ち着けます。
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きたっ!  汽笛が聞こえました!
一気に周囲の空気が張り詰め、カシャカシャカシャ・・・・・と一斉にシャッターの音がします。 
私は”何も考えるな・・・・”と自分に言い聞かせながら、ひたすら汽車を追いました。

はぁ・・・・・・・、行っちゃった・・・・・・・。

その場で再生する方法も分からず、そのままカメラを持ち帰り、パソコンの中に入れてやっと再生。
もうちょっと長く撮影すればよかったなとか、最初はズームにしてそれから引いて写したかったなとかいろいろありますが、ま、初めての撮影だったので、とりあえず「よし」ということにしておきましょう。・・・・・

※写真加工は一切していないのでお見苦しい点が多々あると思いますが、どうかご勘弁を。
 また、写真はすべてクリックすると大きくなります。



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by anrianan | 2012-06-23 11:03 | ■岩手県宮守村 | Comments(10)
栗ご飯
『こぶとりじーさん』という話はあるが、『栗とりバーサン』は聞いたことがあるまい。

栗とりバーサンは、雨の日も風の日も、散歩の時もバーベキューの時も、いつも栗を拾うのである。
袋を持っていない時はエプロンの前に袋を作って、まるで小判をざくざく探し当てたような満足げな様子で帰ってくる。

ある時、バーサンが産んだかぐや姫が聞いた。
「そんなに栗を拾ってどーすんの?」
バーサンは答えた。
「だってさぁ! 勿体無いじゃ~!・・・・・・ 拾いきれないよ。」
「ぜ~んぶ拾おうとしているの?!」
ビックリしたかぐや姫は聞いた。
「そぉーだよ!」
当然でしょ、と言わんばかりに平然と答えた。

   ・・・・・・・・。


かぐや姫が月に帰る前日、バーサンは言った。
「栗ご飯でおにぎり持っていけばいいじゃ!」
「えぇ~・・・・・・、重いからいいよ・・・・・・」
と言ったかぐや姫だったが、考えてみれば月で栗ご飯なんてそう滅多やたら食べられるもんじゃないし、
「やっぱり、持って行く」。

いつも早起きのバーサンは、一層早起きして栗ご飯を炊いた。
「じゃ、わたしがおにぎりを握るから・・・・・・」
と、炊きあがった栗ご飯を見たかぐや姫はビックリ。

   ご飯の中に栗が入っているのか、栗の中にご飯が入っているのかわからへん・・・・・。
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でも、ビックリすることはその前にもあった。
皮を剥いて、ご飯と一緒に炊く前の生栗をバーサンがガリガリ・・・・と食べていたのだ!
「なに食べてんのぉ~!!!」
ビックリしたかぐや姫が(ボケが始まったかと)内心焦りながら尋ねると、
「みーんな昔は食べたんだよ、おいしいんだよ」
平然と答える。
「えぇ~!!!」
「そぉーだよ! ねぇ! オトーサン!」
バーサンはほんの少し憤慨しながら、ジーサンに同意を求めた。

「ん、オレたちは栗もサツマイモも生で齧ったさ。甘くて旨いんだよ」
「ひょえ~・・・・・・・・!」
いつも好奇心旺盛なかぐや姫であったが、生齧りは試してみようとは微塵も思わなかった。



さて、栗ご飯おにぎりを“重いからいらない”と一度お断りをしておきながら、結局8個もらってきたかぐや姫。
新幹線の中で一つ食べ、先ほど1つ食べた。
残りは今週のお弁当に1つずつ持って行くという算段で冷凍庫へ保管。


バーサンが栗を拾って持ってきた姿のあれこれが目に浮かび、栗の皮を剥いたり削ったりの手間暇を思い出し、月に戻ったかぐや姫は地球を遠くに眺めやりながら、しばし感傷に浸るのであった。・・・・・・・






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by anrianan | 2011-09-25 20:02 | ■岩手県宮守村 | Comments(2)
もう帰宅準備・・・・・・
あっという間の一週間。
おナカさんに追いたてられながら、今日は送る荷物を箱詰めしなければならない。

この頃キャスター付きでごろごろ引きずっている人が多いが、私はなるべく最小限の荷物で移動する。
大体あのキャスター付き、斜めに倒して引っ張っていると、人が多い駅などでは足をひかれたりぶつかったりする。
ぶつかるのは私の足と相手の荷物だから、相手は全然気づかないことが多い。
気付かないから仕方がないのだけど、それだけでその人は無礼で傲慢な人間に思えてしまうから、私は使わないことにしている。


ま、その話は置いといて、宮守滞在記の続き。
台風で外に出られない間、人生〇十年間使えなかったミシンの練習をした。
学生時代の家庭科の授業、ミシンがけの宿題はおナカさんがやってくれた。
端1mmほどの位置にまっすぐの直線縫い、家庭科の先生は“よくこんな所にできたわねぇ!”と驚愕した。
もちろん、おナカさんがやったから。

言い訳をすれば、おナカさんが使っていたミシンはプロが使うミシンだから、ダダダダダッ・・・・! と針の上下する速さ、そして生地が向こう側に流れていく速度を見ていると、自分の指をズブッと刺し貫きそうな気がしてしまい、私など恐くてとても手が出せなかった。

ところがこのミシンは、タッ・・・タッ・・・タッ・・・タッ・・・・・・と、なんだかおもちゃのミシンのよう。
慣れてきてちょっと速度を速め、タッタッタッタッ・・・・と縫ってみたら、おナカさんが
「ああ! なんだかイイ音になってるじゃないのぉ~!」
なんて、(半分おちょくっていると思うけど)大げさに誉めるもんだから、私も
(これならやれる!)
なんて、レベルの低い自信がついてしまったりする。

台風がくる前日、おナカさんは花巻へ行って留守の数時間、私は密かに雑巾を縫って練習をした。
上糸と下糸をかけるところから練習を始めて直線縫いへ。
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ところが、実は針を一本折っていた。
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練習初日に折るんだもの、・・・・・やっぱり向かないんじゃないの?
と思ったら、それを知ったおナカさんは、
「そぉ~んなの、どーってことないよ! 誰でも折るよ」
と簡単に流され、それよりも散々“よーく縫えたじゃ!”と誉め倒される。

  ああ、この母だから私は育ったんだねぇ・・・・・・・・。



翌日の台風は、おナカさんの指導でエプロンのリフォーム。
というよりも、おナカさんがまち針やしつけをしながら
「ここをまっすぐ縫って」
と渡され、ひたすら直線縫い。
そのたびに“だんだん上手くなってくじゃ~!”と誉められ、次第に形をなしていくエプロンとともに、私の自信もついていき、そうなるとミシンがけが楽しくなる。


でもなぁ・・・・・・・。

これって、私一人じゃできないな。
子どものころから感じてはいたけど、一枚の生地から型紙を当てて何枚も切り取っていくとか、服をほどいてリフォームしていくとか、学校のお勉強とは違う脳みそを使っているんだよね、たぶん。
この人はこういうことが得意なのだ。

私にできるだろうか?・・・・・・
壊すだけ壊して再構築ができないのではないだろうか。・・・・・・

自民党をぶっ壊してそのまま政界を去った誰かさんのように。・・・・・・

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家遊びのスイーツ作りにミシンがけが加わって、なんだか楽しい忙しさ。二兎追うものは一兎も得ず、にならないようにぽちっと応援をお願いね。(^_^;)
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by anrianan | 2011-09-24 10:25 | ■岩手県宮守村 | Comments(2)