<< 防災の日 私が切れないと電気が切れる・・... >>
ブレーカーが落ちてしまう時って・・・・・・?
冷蔵庫の電気が止まってしまうほど、恐怖を感じることはない。
今まで数回、この冷蔵庫は仮死状態になっている。
その度に私は半泣きになりながら、冷蔵庫を整理してみたり、掃除してみたり、あるいは狭いコンセントが差し込まれた空間に掃除機の先を突っ込んで埃を取ろうとしてみたり、階段の下の収納スペースに入って、冷蔵庫の裏側の網を拭いてみたり・・・・・・。
原因も分からぬまま、あれやこれやといじくっているうちに、息を吹き返してくれたのだけど・・・・・・。
冷凍庫のものが解け始めると、崖っぷちの恐怖を味わう。

そんなことを数回体験しているのだから、さすがの私も冷蔵庫の中に余り物を置き過ぎないように気をつけ、冷蔵庫の下などに埃が積もらないように気をつけ、たまに冷蔵庫をなでては、
「がんばれよ、長生きしてくれよ・・・・・」
と話しかける。(笑)


とにかく、昨日の続きにいきましょう。


どうしよう~~~!!!

と思いながら、お風呂場、トイレ、階段、とスイッチを押して点かないことを確認する。
だが、・・・・・・パソコンがある部屋の方は、切れてない!?
テレビもつく。ビデオの電源も入っている。

え~? どういうこと?

どうやら、電気が切れているのは、家の3分の1のエリアらしいことが判明。
電気を使い過ぎるとブレーカーが下りて停電ということは知っていたけど、電気の使いすぎってどのくらい?

以前、32型テレビをつけて、パソコンをつけていて、台所と机の電気をつけていて、洗濯機を回しながらドライヤーをかけていたら、バンッ! と電気が落ちて、真っ暗になっちゃったことがある。
だけど今回は、せいぜい冷蔵庫と電話がいつも通りの状態。
草刈りバリカンがどんだけ電気を使うのか分からないけど、パソコン+テレビ+洗濯機にはかなわないでしょう?


とにかく、まだ日の光があるうちに(電気を点けなくて済むうちに)お風呂にはいってしまおう、と湯に浸かっていたら、
(冷蔵庫を最優先させないと、冷凍庫のものが溶けちゃうじゃないの!)
と急に気づき、慌てて髪を洗って飛び出すと、東京電力に電話をかけることにした。 
が、電話の電気が入っていない! 
(電話が使えない!)
と一瞬慌てたが、携帯電話があることに気づく。
(ああ、携帯電話を持っててよかった・・・・・)
と、しみじみ感じたのは初めてかもしれない。

そして電話をするが、
「この電話は現在使われておりません。番号を・・・・・・」
というメッセージが流れ、私はそんなことがあるのか? と訳がわからない事が起きているような気がした。
(※領収書に印刷されている数字が小さくて「6」が「8」に見えてしまったことが原因、と後に判明)
仕方ないので、104で番号を聞いてかける。
すると今度は通じた。(当たり前だ) 事情を説明したら、技術のものが点検に伺いますとのこと。
意外に早い対応に、ちょっとビックリ。

しばらくすると、技術の人から電話が入る。
そうそう、電話の電源が切れていて慌てたが、電気が通じている部屋のコンセントに電源をつなげばいいのだ、と連絡した後に気付いた。(笑)

電話でブレーカーの状態を聞かれ、本体(黄色い箱)に1つとその横に3つあるうちの一つだけ下に下がっていることを伝える。そして、その下がっているブレーカーを上げてみると、

      やだ~、簡単に電気がついたではないかぁ ♪ (恥ずかしい・・・。)

                       (だってぇ、勝手に触らない方がいいと思ったんだもん・・・・・・。)



「すみません、簡単に点きました。 ブレーカーを上げればよかったんですね・・・・・・」
と伝えると、でも点検を兼ねて原因もはっきりさせておきたいと言う。ま、これも良い機会なので、私は簡単に片づけをして待つこと30分。
可愛い童顔の青年(といっても30歳前後だと思うのだけど)がやってきた。
ちょっと最近売れてきている俳優弁護士に雰囲気が似ている。
彼はヘルメットを被っていて小さな脚立を肩に担ぎ、何やら箱のような機会を抱え、ブレーカーの前に準備する。
「一度、家中の電源が切れますが、いいですか?」
いいですか? と聞かれたって、切らなきゃ調査できないんでしょうから、ダメとはいえないじゃない。
「分かりました、いいです」
というと、
「じゃ、切れま~す!」 バチンッ

家の中が真っ暗になる。
調査のお兄さんは、ヘルメットについたヘッドライトで手元を照らしながら、何やら箱のような機械で始めた。
玄関に立っていた私は、ふと飾ってあるクロの写真に目がいった。
その前に、お水と小さなろうそくが立ててある。そのろうそくに火を灯していたので、そこだけがポッと明るくなっていたのだ。
写真のクロが、私を見上げていた。・・・・・・


私はすぐに大きなキャンドルを隣の部屋から持ってきて、クロのろうそくから火を取って台所に持っていった。
ちょっと離れて調査している様子を眺めていたら、家に流れる音が違うことに気付く。
家は比較的自然に囲まれているから、隣家が煩くなければいつも静かだし、虫や鳥の声が聞こえている。
それでも日常には、電気が流れている音、というのがあるのだということを知った。

d0046294_12393052.jpgシンとした静けさ、という表現がよく使われるが、その「しん」の質が違うのだ。
江戸時代は、・・・・・・きっとこんな夜だったに違いにない。
その闇の音は、延々と続いてきた人間の歴史を間近に感じるような体験だった。


その後、童顔の可愛い技術屋さんは、
使っていた草刈りバリカンはこれですか?」
と出しておいたものを、あちこちひっくり返しながら見ている。
「電気を使い過ぎるとブレーカーが落ちるので・・・・・・、このバリカンですかねぇ・・・・・・。あっ! でもこのバリカン・・・・・・70W? 電気使いませんねぇ! ん~・・・・・。」
と言いながら、今度はコンセントが付いているコードの方を手に取り、何カ所か修理テープが巻かれた部分を念入りに見ている。

「あっ・・・・・・・」
「やっぱり、そこの巻き方が悪かったですか?」
「これぇ・・・・・・・、中でショートしたんだと思いますよ。ショートする時は、瞬間的に大きな電圧がかかってしまうですよ。」
(なるほどね~!) 納得、納得。
要するに、私がほんの少し手抜き巻きをしたことで、このような騒ぎになったのだということが判明したわけだ。


それにしても、“原因は何か?” を納得するまで調べる東京電力のお兄さんには、内心驚いていた。
最近は、“この辺でいいかぁ” という「一応OK」が普通になってしまっている世の中だから、久しぶりで背筋が伸びるような気持ちよさを感じた。


やっぱり、何か事件が起こると必ずそこから得るものがあるものなんだな。・・・・・・
一瞬、これから家中の電気を切った生活をしようか、と思ったが、いや、やっぱりそれはできないな。
冷蔵庫だけは、どうしても食糧保存に欠かせない。
洗濯も、やっぱり洗濯機に洗ってもらいたい。
パソコンも使いたい。

だけど、大地震や大洪水ですべてが使えなくなることなんて、簡単に起こる可能性はあるんだけどね。

やっぱり今のうちは、文明の利器に感謝して毒されながら使うことにしよう。

それにしても、
キャンドルの光と暗闇の音にあらためて心を傾けたラッキーな時間をもらった。




やっぱり手抜きはダメねぇ… の私に、ぽちっと応援お願いします。ありがとう~♪ \(^o^)/
  ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ
by anrianan | 2008-08-31 08:41 | ■とりあえず日記
<< 防災の日 私が切れないと電気が切れる・・... >>