立秋。
相変わらず雨は降ってくれず、朝の水撒きは私の修行になっている。
4時半を過ぎると日の出は上がってしまうし、蝉も鳴き出しているから、それがタイマーとなって目が覚めている。
ここの所、雨は降らないが美しい朝焼け(といえるのか?)が続いている。
前の家は、わが家よりも土地が1mくらい高い所に建っている。その上、二階の屋根が突き出すように高いから、ウチの一階に位置するパソコン机に座って見上げると、たぶん三階を見上げるくらいの高さがあるのではないだろうか、と思っている。
今朝、ウチの庭をバッサバッサと横切って、その高い屋根に止まった鳥がいる。
ワシか?!
と思ったが、トンビである。
この辺はカラスも多いが、トンビも多い。
けれど滅多に低空飛行しないから、たまに間近で見ると結構大きいことに驚く。
トンビも、美しい朝が嬉しいのだ。
・・・・・・そんな風に、見えた。
かと思えば、水を撒いているトマトの枝で、じっと我慢(?)をしている蝉を見つけた。
(なんで動かないんだろう?)
不思議に思って、わざと集中豪雨のシャワーを浴びせてみたが、動かない。
もしや、止まったまま死んでいるのか?
確かめるためにカメラを持って近づいたが、微動だにしない。
結局、疑問は解決しないまま、水撒きが終わった。
そうそう、今年は金柑の木が、やけに花を咲かせている。
一度、刈り込み剪定を行ってからこの2年くらい、数えるほどの実しか付けなくなってしまっていた。
(あ~、私の下手くそな剪定を怒っちゃったんだなぁ・・・・・・)
とがっかりし、木が枯れないことを密かに願っていた。
だから、この花盛りを見ると嬉しいのだ。
(さあ、今年は金柑ジャムと甘煮をつくるぞぉ・・・・・・。)
今からやる気満々。
だけど、
「花が咲いたから、必ず実がつくというわけではない」
ということを覚えていなければならない。・・・・・・
これはがっかりしないための、策。
こうやって、少しずつ人生を楽しく生きるための工夫をしているのに、今朝はとびきりの事件が起きた。
← このキュウリの写真は、ちょっとピンボケている。
実は昨日の朝、成長している姿に喜び勇んで撮影したのだが、マクロ撮影したらピントが合わなかった。
(あ~・・・・・・。でも、収穫の時にちゃんと撮ろう!)
と思ってボツにしていたのだ。
そしたら、今朝、このキュウリがなくなっていた!
が~~~~ん!!!
葉っぱをひっくり返し、めくり返し、落ちていないか地面を探したが、どこにも見あたらない。
ということは、誰かに食べられてしまったのだ。
「誰か」というのは、きっと人間以外の生物に違いない。
く~っ! 悔しすぎるっ!
せっかく20cmくらいになっていたのに!
あのキュウリは、まだティーンエージャーだったに違いないのだ。
もうちょっと熟れてから食べたって、よかったじゃないかぁー!
誰に文句を言っているのか分からないが、きっと犯人は「鳥」に違いない。
まさか、あのトンビではあるまいな?
こうなったら、絶対に七輪を買ってやる!
七輪で焼き鳥を食ってやる! ・・・・・・?
(あ、別に鳥を捕まえて食っちゃうというわけではないけどね。)
食べたかったのにぃ・・・・・・・、あのキュウリ。 (;_;)