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梅干しの反省会
今年は梅が豊作でした。何回にも分けて収穫しましたが、遅い収穫になるほど梅にそばかすができていくのです。
青梅の時にはきれいな梅だったのに、黒い点々が出てしまうのはなぜでしょうか。
梅干しには熟した梅を使用すると聞いたので、木で熟すのを待っていましたが、きれいな梅はほとんどなくなり、全部と言ってよいほどそばかすが表面に広がっていました。
それでも、作ってみなくちゃ分からないことも多いし、先に塩漬けしてある梅との違いも分かるだろうし、と塩漬けにして天日干しまで行ってみることにしました。

それまでの過程は今までの日記に書いて来たので省略するとして、出来上がりを見て感じたのは、赤梅も白梅もあまり違いがないということです。たぶん、赤紫蘇が少なかったことも原因です。
それから、そばかすの部分は天日干しをするとシワになって縮みます。
(ああ、だから「梅干しバーサン」っていうのか・・・・・)
なんて、あまり意味の通じないことを思い出しながら、
(人間も梅干しもシミとシワはない方がきれいようねぇ・・・・・・)
と溜息をつく私。

梅干しの反省会_d0046294_8482551.jpg


これだけの梅干しの中で、ほぼ完璧! と言える出来は1個。

梅干しの反省会_d0046294_8484394.jpg


もしかしたら、この1個の出来上がりも奇跡的なのかもしれないと思いましたが、この満足の出来栄えの1個は大きくて、シミもそばかすもなくて、重さがちょうどかかったらしく柔らかい。
天日干しの前も後も、柔らかさは変わらないところを見ると、やはり重石の重さというのはかなり大切なポイントのような気がします。

この1個は、早速食べることにしました。
口に含むと柔らかく、紀州の梅にも負けない旨さ! ・・・・・・でも、この1個だけ。


そして、試しにそばかすだらけの「熟し梅干し」を食べてみると、これまたびっくり。
同じ「しょっぱさ」でも、まろやかさが加わっています。
(はぁ・・・・・・、熟した梅を使うというのはこういうことなのか)
と納得できるのです。


そこで、結果として
1.そばかすのない大きな熟した梅を使う。
2.重い重石を使う。(重くない重石って何?)(笑)
3.赤紫蘇を使う時は、十分な色と風味を出すためにたくさん使う。

という当たり前のことばかりなんですが、そもそも1.が難しい。
原材料が良ければ、半分は成功したようなものなのかもしれません。

料理でも、同じことがいえるのかもしれませんけれどね・・・・・・。


昔から毎年梅干しを作っているお婆ちゃんは、この私の疑問にどう答えてくれるでしょうか。
本来なら親から子へ伝承されることだと思いますが、今やこういう食文化も心細い状況となってしまいました。


私が80歳になった時、おいしい梅干しが漬けられるようになるでしょうか・・・・・・。
                        あれ? 私ったら80歳まで生きるつもり?



<2008年 梅干しレポート>
1.収穫と塩漬け
2.赤紫蘇で漬ける
3.梅の天日干し



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by anrianan | 2008-07-29 11:20 | ■家庭菜園
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