かれこれ20年くらいの付き合いになるのではないだろうか、このベンジャミン。
花屋さんで買った当初は、三本の幹がねじれ合って“普通の”ベンジャミンだった。
ところが、ある日1本枯れ、また1本枯れ、とうとう残った1本の幹は真っ直ぐになって、“ただの木”になってしまった。
それでも、葉っぱの形が好きなので、私は剪定をしながら育てた。
時に、カビが生えたり(この時季は出てくる)、蜜のような甘い汁が出たり、訳の分からない症状を見せながら実をつける。
この実を撒いたら、新しいベンジャミンが出てくるのか?
と、今日思った。
昨年までは放置していたので、枯れて落ちた。・・・・・・
冬の間は日当たりのいい窓際に置いているのだが、今年の夏は外に出してみようか。
それとも、直射日光に当てたらダメになってしまうだろうか。
いろいろ悩みは尽きぬ。・・・・・・
一昨日の夜中は、東北地方を凄い雷雨が襲った。
おナカさんはその時の話がしたかったらしく、珍しく電話があった。
夜10時20分頃、ベッドに入った時にはそれほどの雨ではなかった。
しばらくすると、落ちるかと思うほどの轟音と稲光。
すると、居間のソファでいつも寝ているクックが飛び起きて、おナカさんのベッドにジャンピング!
(あれ?)
と気づけば、おナカさんの枕の大半をクックが占領していた。
ベッドから落ちそうになっているおナカさんを見て、起き出したマモル君も大笑い。
よっぽど雷が怖かったのか、ぶるぶると震えているクックはマモル君に抱っこをしろとせがむ。
仕方がないので、しばらくベッドの上で抱っこをしてあげてなだめたが、その後も父のベッドから降りずに一晩を過ごした。
孫のいない老夫婦には、すっかりクックは孫同然。
どんなに我儘な姫でも、存在するだけで癒されているようである。
ああ、私にとっても娘同然。
会いたいなぁ・・・・・・。