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虹をつくる女
ああ~、お陽さまはありがたい!

ゴールデンウィーク最後の日にして、やっと関東地方にも陽が射した。
陽の光で目が覚める幸せを久し振りに味わい、どこからとも流れてくる花々が香るやさしい風に吹かれながらだと、ゴミ出しさえも極上の幸せの一時となる。
今日は雨が降らないというラジオの予報を聞きながら、朝の水撒きを行う。

するとなんということか! 
朝陽が差し込んできた南天にシャワーを浴びせた時、
「これでもか!」
という至福タイムの重ね餅のように、虹が現れた。
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虹をつくる女_d0046294_913031.jpgそして角度を少し変えると、二重の虹になる。
なんだかボーっと見とれながら、時折風の向きによっては、私も頭から霧水を浴びることになるのだが、そんなことお構いなしに、しばし南天に水をかけ続けた。

虹を見ると、祝福されているように感じるから不思議だ。・・・・・・


そうなると、今まで湿気に覆われていたような気鬱さは吹っ飛んで、体中の隅々までそよ風が吹き抜ける感じがする。
洗濯機を三回まわして、私はその間に野菜の巡回をする。

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耕した畑の所々に1cmほどの穴が開いていて気になる。
アリか? ミミズか? モグラ?・・・・・・
いろいろ考えているが、今のところ回答不明。


そして“無農薬自然農園”にするために、雑草が生えてきてもそのままにしているのだけど、害虫といわれる「虫」も気になるようになった。
昭和天皇は、
「雑草という名の植物はありません」
とおっしゃったとか。それを思い出した時、
「害虫という名の虫もいません」
といえるではないか、と気づく。

虹をつくる女_d0046294_931227.jpg体長5cmはあろうかというぷくぷくの毛虫。
これは、どんな蝶々になるのだろうか?

小松菜には、見たこともない体長5mmほどのハエ(?)が止まっていた。
近づいても逃げない。
さらに良く見ると、ゴミように見える黒い点々は微小の虫のようだ。きっとこれを食べているに違いない。

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おお、自然環境が回っているじゃないか!
と嬉しくなる。

トマトを点検すると、極細の綿のような蜘蛛の糸が見えた。
さらに観察すると、小さな小さな蜘蛛がトマトの枝にぶら下がっている。
(よし、よし、これならアブラムシがつかないぞ)
と、蜘蛛に感謝する。

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昨日はお天気の回復を待ち切れず、少しだけ「はつか大根」と「にんじん」の種を撒いた。

人参と枝豆」はコンパニオンプランツなので、芽を出した枝豆の傍に人参の種を撒いたが、はつか大根は、特にテキストには書かれていないので、以前耕した場所に1列だけ撒いた。

私のテキストは、『コンパニオンプランツ』(木嶋利男著 家の光協会出版)と『新装版 自然流家庭菜園のつくり方』(徳野雅仁著 洋泉社出版)の二冊である。これはかなりの優れもの。

一つの野菜を作ろうと思った時に、この二冊を読み合わせて、種撒きの場所を決める。
野菜づくり一年生の私はいろいろ実験的な種撒きも必要と思うので、耕した場所と手をつけていない雑草の合間など、数か所に同じ種を撒いてみたりもする。
虹をつくる女_d0046294_95171.jpg種と場所、土、周囲の植物との関係に加えてその時の天候など、いろいろな要因が成長に影響すると思うのだが、相性が良いとなれば一番手間がかからず、自然の力をふんだんに摂り込んだ野菜が出来ると思うのだ。

というのが、今の私のちょっとした夢だろうか・・・・・・。
by anrianan | 2008-05-06 08:58 | ■家庭菜園
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