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和洋折衷トイレ!
子どもの頃、田舎に行くと何がイヤって、トイレが悩みだった。
母屋は大きな和室が何部屋か奥に続いており、その周囲には廊下、その廊下をグルッと回った突き当たりが「お便所」である。
いかにもギィ~ッと扉が開いて、今にも幽霊が顔を出しそうな雰囲気バツグンである。

「トイレ」というより、まさしく「お便所」という方がピッタリくる。
母は「ゴフジョ」とも言っていた記憶があるのだけど、「ご不浄」というのが正しいのだろうか?

ともかくも、暗くて臭くて怖いのがお便所。
もちろん水洗などではなく、ボットン便所だ。これは下が見えるから怖いのだ。
私はなるべく、息を止めて、下を見ないで、早く用を足そうということにいつも気を取られた。
これは大きくなっても、ちっとも変わらない感覚だった。
そして、祖母が亡くなった今でも、そのお便所はボットンのままだ。・・・・・・

家の中のお便所でさえ、その怖さ(?)なのに、母は
「外の方が気持ちよくて好きだ」
と言ったことがある。「外の方」というのは、「外のお便所の方」という意味だ。
子どもの頃に聞いたその衝撃的発言は、今でも忘れられない。
(え゙ぇ~~~~!!!!)

だって、

その「外のお便所」が、これである。

d0046294_9255856.jpg


風情がありすぎるではないか。
今にもプゥ~ンと香りが漂ってきそうだし、ハエがブゥ~ンと飛んできそうである。
私はここに入ったことがない。
第一に扉の上部が開き過ぎていて、「真っ最中」に覗かれたらお尻が丸見えではないか!
露天風呂は好きだけど、露天トイレはいただけない。

ところが、である。

先日、母方の親戚何人かで集まって、墓参りに行った時のこと。
横浜の叔父夫妻の愛娘(?)カズエちゃんが、この外便所をふと覗き込んだ。
それを見ていた私と目があった。
「洋式だ」
と彼女。
洋式? 決して近寄りもしなかった私だが、その意味が飲み込めず、確かめたい衝動に負けた。
怖いことも忘れて、中を覗き込む。

                      

d0046294_9261469.jpg


いやぁ~ん、面白すぎるぅ!

「想定外」の出来事に遭遇すると、なぜこんなに感動するのだろう。
私はすぐさまデジカメを取り出し、
「ネタだ! ネタだ!」
と驚喜乱舞しながら、扉の上から何枚も撮影。(暗いから上手く写らないのです)

なぜ、扉に穴が開いてボロいままなのに、洋式に替えたのさ?
なぜ、扉の上部から雨が吹き込むだろうに、洋式なのさ?
それよりも、このトイレを今も使っているってことだよねぇ?

へぇ~、こりゃタマゲタ! 理解不能! 感動したっ!!!




え? どうして扉を開けて写さなかったのか、って?

   そりゃ、扉を開けるなんて、怖いじゃありませんか。・・・・・・・・
by anrianan | 2008-03-27 07:52 | ■とりあえず日記 | Comments(4)
Commented by オスカルの父 at 2008-03-27 08:59 x
おはようございます。
そういえば、昔のトイレは何か怖いイメージがありますよね?
私の祖母の家も昔はボットンでした。(--;)
しかも、従妹が小さいときに中に落ちて大変だったと聞いてから益々怖く感じていました。(中から助けるのに髪の毛を引っ張ってやっと助け出したそうです。)
想定外は面白いですよね。(笑)
Commented by tengtian60 at 2008-03-27 09:16
おはようございます!^^
まぁ!!
トイレ物語ですね~^^
トイレの文化は進んで来て、今や公衆トイレさえもウォシュレットになって来ている中・・
何と懐かしい言葉、「ポットン」!^^
確かに昔は恐かったですよ・・・穴も結構大きくて落ちそうで。。
お釣りも来ましたしね!^^;

年取ってくると和式にしゃがむのは大変になるから、我が家も(実家)何時の頃からか・・?様式になりました。
そして、越してきてからはウォシュレットにしました。^^V

毎日使う大事な場所ですものね。。
ご不浄は最近の若い方には「死語」の世界か?
友だちのお姉さんはアメリカ人と結婚して、何十年もミネアポリス暮らしですが
このお子さんが日本へ来て、デパートでご不浄は何処ですか?と店員さんに
聞いたところ・・・通じなかったそうです。(笑)
何十年も前の言葉をお子さんに教えたのですね。^^
Commented by anrianan at 2008-03-27 15:20
★オスカルの父さん、
こんにちは!
あら~! 妹さんが落ちてしまったんですか・・・・!
想像するまでもなく、ジャングルの底なし沼よりも怖い話です。
しかも、ウ×コの中でバタバタあがくなんて・・・・・・。(^_^;)
今、中国が五輪に向けて急ピッチでトイレを直しているそうですけど、
ちょっと郊外にいけばまだまだ、ボットンだらけの国ですからねぇ。・・・
怖い国です。(笑)
Commented by anrianan at 2008-03-27 15:29
★tengtianさん、
こんにちは~!
ふふふ、最初に父が「お釣り」という言葉を使った時は、何のことかと思いましたけど、ピトッとお尻に感じた時は、子供心に泣きたい気分と、「(これが)お釣りだ!」という感動とで複雑でした。(笑)

昨年だったか、アメリカ人の友達が娘の修学旅行で日本にやってきた時、ホテルのトイレの設備に驚いていました。知らないマークのボタンがあったようで、「あれは何のボタンか?」と聞かれたのですが、メーカーによって違いますもんねぇ。(笑)
とにかく、日本のトイレ(衛生)事情は、アメリカを越えたのだ! と感じました。
最近の人間は、「しゃがむ」姿勢をとることが苦手なのかもしれません。
あ、でも「地べたリアン」(地べたにベタッと座る若い人達)やツッパリ君たちはしゃがんでいますね。(笑) 姿勢が悪いので、腰が弱いから、すぐにしゃがんでしまうという話を聞いたことがあります。

とにかく、生活様式も言葉も食べ物も、戦後60年(たった)の間に、途方もない変化を遂げたのではないでしょうか。これだもの、日本人の意識も変わってしまいますよね。・・・・・・
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