先日、最近は滅多にお目にかかることがなくなった
“台湾バナナ” をスーパーで見かけた。
私は「台湾バナナ」を見ると、買わずにはいられない。
しかし、最近見かけるのは「フィリッピン産」ばかりである。
以前TVで、ジェット噴射機のようなもので消毒薬をバナナに散布している画像を目にしてから、メーカーがどこであろうと「フィリッピン産」は決して買わないことにした。
冷静に考えてみれば、今や「どこも信じない」くらいの心構えが正しいような気もするのだが・・・・。
とにかく、久しぶりのバナナを買ったもんだから、今朝は突然「バナナケーキ」を食べたくなり、
「よし、作ろう!」
ということになったわけだ。
レシピは、以前調べておいたものがあるので、それを持ってきて広げる。
それはなんと、
“炊飯器で作るバナナケーキ” なのだ!
なんだか、楽しいではないか~♪
①ボールに小麦粉とベーキングパウダーをふるって入れて、そこに②砂糖
(私は天才糖てんさい糖を使用)と塩一つまみをいれる。③計量カップに卵を割って、80ccになるまで牛乳をいれる。
(卵だけで50ccくらいになってしまうんだねぇ!)
④ふるった粉に卵を入れて、⑤湯せんかレンジでとかしたバターを入れて炊飯器へ。(炊飯器にはバターを塗っておく)
※オプションで私は、クルミを入れたっ♪ ウシシ・・・
⑥そこに、ちぎったバナナをムギューッと埋め込んでいって、⑦炊飯器の蓋をパタン閉めたら、パチンとスイッチを入れる。
これで、あとは
待つだけ~!
そして、パチンとスイッチが「保温」に変わった!
見てみると・・・・・・、
焼けてないではないかぁ~!!!!
表面がドロドロした感じで、明らかに「焼けてない」。
そういう時は
「2度炊きする」
と書いてあったので、もう一度スイッチを入れようとしたら、スイッチが下りない!
古い古い炊飯器なので、この炊飯器が
「炊けたぜ」
と判断したら、断固として意思を曲げないようだ。
がんこオヤジのようだ・・・・・。
ふ・・・・・・む、 ・・・・・・・・・・・・・。
目の前の頑固爺をにらみながら、無い知恵を絞る。・・・・・・
(スイッチを下げて、そこに何かを噛ませればいいんじゃないか?)
私は周囲を見回し、ふと目に止まったものを差し込んでみる。
「そりゃないぜ、姉貴。 何もライターを突っ込まなくても・・・・・」
「でもさ、あんた、まるで煙草を吸ってるようで案外イケテるよ」
「い、いや・・・・・・。あっしはさるぐつわをされてる気分ですぜ」
(そう言われてみりゃ、そうだねぇ・・・・・・。)
「ちょいとの間だから、我慢おしよ」
「どのくらいっすか?」
(そうだよねぇ、・・・・。 どのくらい炊きゃいいのかねぇ・・・・・。)
と、私は洗濯物を抱えて二階へトントンと上がっていった。
洗濯物を干している間だから、長くても10分はかかっていないと思うのだが、なにやらいい香りが漂ってきた。
(ああ、もうきっと焼けたな~♪)
と心ときめきながら下に降り、炊飯器からライターを抜き取る。
ホッとしている(?)炊飯器の蓋を開けると、焼けてるよ~♪♪
喜び勇んで、私は
「あち、あちっ!」
と言いながらお釜を取り出して、まな板の上に逆さにし、トントンと叩きつけた。
スポンッ! ・・・・・と抜けると思ったのよねぇ。
そしたらさ、
なんで、こ~なるの!
と言いたくなっちゃうような状態。
ようするに、底の部分が焦げちゃったんだねぇ。
ということは、ちょっと焼きすぎちゃったということか?・・・・
“餅もバナナケーキもやきもちも、焼き加減が難しい”
(「今日の格言」だな・・・・。)
と、しょーもないことを考えながら、私はシコシコと「お焦げ」を剥がした。
そして、一応「成功出来上がり図」を想像しよう、ということで剥がれた部分を乗せた。
・・・・・・私が作っておいて、なんだけどさ。
あんた、こうやって見ると、「合わないカツラを被ってる」って感じだよ。
「そりゃないですぜ。 男(?)は見た目じゃなくて、中身だす」
だす? だす、ってどこの言葉だす?
「そうかい、そんじゃ味見をさせてもらうざんすよ」
と、私はヅラ・・・じゃなくて、焦げた部分をはがして口に放り込んだ。
ありゃ、旨いじゃないのさ。
焦げた部分は冷めると固くなるんだろうけれど、温かいうちならサクパリとしていいんじゃないのぉ?
私は傍らに用意したコーヒーを飲みながら、
「不味くなる前に」
とヅラの部分を完食した。
残った部分も、お昼までには無くなってしまった。・・・・・
この間の「いちじくスコーン」も失敗してるしなぁ・・・・・・・。
ま、1回目は何でも失敗すると思ってればいいか。
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