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そして、・・・・・すっかり無くなった
5日前のすももの木は、近年稀に見る豊作だった。
赤い実がこんなになったことは無い、と私は心の中までふんわりしていた。

が、今朝の木はこのようになりました。

そして、・・・・・すっかり無くなった_d0046294_7365552.jpg


昨年までは、風が吹くと赤い実が地面に叩き落されて、それをタヌキが拾いに来ていました。
そして、・・・・・すっかり無くなった_d0046294_841665.jpgところが、今年はそのタヌキが
「あそこには、旨い実があるんだよ」
と認識してしまったのか、なんと“拾う”のではなくて“採り”にくるようになりました。

木にするすると登り、たまに取り損ねるのか、実がボトンと地面に落ちる音がします。
その音と、枝がざわざわと単発で揺れる音がセットの時は、こやつが木に登っているのです。

タヌキが夜やって来て木に登れば、カラスは昼間空から高枝の先になっている実を狙ってきます。
またムクドリも、熟した赤い実をつついて落します。
これが一番始末に悪い。 つまり、ムクドリがつつく実は本当に熟しておいしいのですが、やつらは「完食」せずに「つまみ食い」です。

結局、生きとし生けるもの、わが生命を全うするために必死なのですね。

そして今年は例年になく、私も必死にすももを拾い、高枝バサミで届く限りの実を落し、タヌキやカラスと競ったわけです。
実がちっちゃくて、とてもパチンと上品に落せませんので、木に負担がかかるのを承知で、枝から切リ落しました。
(なんだい、私はタヌキやカラスと同レベルかい?)
と、張り合う自分がおかしくなりましたが、「生きとし生けるもの」という点では同列ですたい。




さて、これから先も、ヤツらはきっとやって来るに違いありません。
昨年は、みかんが全滅していますからね。 これはムクドリとカラスだと思うんです。
まさに、まさに、
「明日収穫しよう!」
と思っていた矢先、熟した実を無残にも食べられました。

私がちょっと
(収穫するの、面倒臭いなァ)
という気持ちが片隅にあって一日伸ばしにしていると、
野生の本能で動いている彼らに、ぜーんぶ食われてしまうわけです。・・・・・


「逃げた魚は大きい」・・・・・じゃないけれど、
食われてしまった後の悔しさは、そりゃ言葉にできませんわね。
何年経っても、人間ってぇのは失った後に後悔を噛締める生き物というわけだがや。・・・・・


そのためにもね、庭の草刈りは欠かせないんですわ。
なんせ、足元が草ボウボウだと、木まで辿りつけないですからね。 (^_^;) ガンバロ
by anrianan | 2007-07-10 07:58 | ■家庭菜園
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