<< 映画三昧-劇場編 『憑神』 晴れながら降るのは無理だろうか >>
キーワードは「ずさん」
コムスンしかり、ミートホープしかり、年金しかり、今の日本全体を覆っているのは「ずさん」。

私も正社員、派遣社員、バイト、請負と、いろいろ仕事の形態を変えて自分のライフスタイルを探ってきたが、同時に多くの会社も見ることになった。
派遣会社と一口に言っても、私は通算十数社に登録してきたから、各会社の登録の際の試験や手続きもさまざまであることを体験した。


今話題の「年金問題」。
“入力ミス” と言うが、あれは「チェックミス」あるいは「管理ミス」というべき。
「データ入力」という職種は、派遣の仕事でもランクが高くない。従って、時給も良いとは言えない。
社保庁で、入力者に
「入力した後に、必ず二人1組で読み合わせをしてください」
と厳しく申し渡していたならば「入力ミス」と言ってもよい。 
でも、言ってなかっただろうね、たぶん・・・・・。
それならば、社員が入力後のデータを読み合わせしなきゃいかんのよ。 残業してでも。



ミートホープも、とうとう社員解雇。 しかし、身内は高額の退職金などを貰って、しっかり保護されている。
個人で起業した会社は、こういうタイプが多い。
血縁以外は信じられないのだ。 
使用人は利益をあげることにプレッシャーをかけられるが、労働条件もずさんで何の保護もないことが多い。

大企業といえるコムスンも、いわゆる「入れ物」だけが大きくなったけど、そこら辺の土台が無かったのだろう、と簡単に想像がつく。
私は精魂傾けて尽力をしようとすればするほど、「公性の欠如」や「ずさんさ」に絶望感が大きくなる。



さて、一番大きな組織としては「国」。
国民全員がなんだかんだと搾り取られるだけ搾り取られ、後々の保障もしてもらえず、上層部は甘い汁を吸っている。

これ、コムスンやミートホープとなんら変わらないじゃないか。

弱いものほど、どんどん吸い取られていくのがこの世のさだめなのですかねぇ・・・・・。
by anrianan | 2007-06-26 12:45 | ■一言いわせて!
<< 映画三昧-劇場編 『憑神』 晴れながら降るのは無理だろうか >>