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なが~い一日
約20年ぶりにアメリカ人の友人と、鎌倉の大仏さまが見守る下で再会を果たした。


彼女は高校生の娘と一緒に、いや、正確には「娘の学校の旅行に彼女が同行して」やって来た。
前の晩、箱根で一泊している彼女たちは、観光バスで10時から10時半頃に到着するだろう、
と私がJRに乗り込もうとした時に、携帯に連絡が入った。
「じゃ、ブッダの前で!・・・・・」
を合言葉に、私は長谷駅に10時10分前に到着する。
ゆっくりあちこちを眺めながら歩き、途中和菓子屋に立ち寄って「桜まんじゅう」を差し入れに買う。

サンフランシスコに居た頃、Japan Townに行っても“新鮮な生菓子”が無かった、という記憶が強く残っており、
(是非、本物のジャパニーズスゥーツを食べてもらおう)
と購入したのだ。もちろん、その内の1個は「私の味見用」だが、彼女たちが到着する前に、手持無沙汰と空腹で、さっさと食べてしまった。
(自宅用にもっと買っておけば良かったなぁ・・・・・)
と思うくらいに、美味であった。

結局、彼女たちが到着するまで30分ほどあったから、私は「桜まんじゅう」を食べるだけでなく、大仏の周囲をウロウロと歩き回った。

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その中で、もっとも面白かったのは、この木! → → → → → → → →
枝を四方八方にたくましく伸ばしていたが、たくましいのは枝ばかりではなかった!
(この木は、きっと男性に違いないよ・・・・。)
と、私は心の中でにんまりしたのだった。・・・・・



大仏を見上げながら、日当たりの良い場所にある大きな石に腰を下ろし、次々と訪れる観光客を何気なく眺めていた。観光バスの到着のタイミングが重なるのか、人がドーッと増えたり、閑散としたりという波を繰り返す。
それはまるで、この大仏殿の呼吸のようにも感じられる。

結構外国からの観光客も多く、田舎の中学生(?)とおぼしき学生たちの集団や、関西のご老人の団体さんも多いことに驚いた。
みんな決まったように、大仏の前で記念撮影をする。 当然と言えば当然なのだが、見ているとなんだか「100匹の猿」を思い出して微笑ましくなった。


30分ほど経った時、何回目かの閑散とした境内の入口から、再びウヨウヨと人が湧き出してきた。
明かに西洋人の団体だというのが分かる。 彼らは髪の色ばかりでなく、周囲の空気さえも彩りがさまざまだからだ。
(きっと、あの中にいるに違いない・・・・)
私は目を凝らして、じっと見ていた。

一人の女の子(に見えた)が、金髪をフワフワ揺らしながら、こちらを伺うように小走りでやってくる。
(彼女・・・・?)
お互いに視線を外さず、笑顔がもれ、発する言葉も見当たらないまま、ハグをした。
大きな体も無邪気さも、13歳当時の彼女が目の前に現れたような錯覚をした。
「I can't believe.....」
お互いにこの言葉しか浮かばず、再会したことが何だか可笑しいのか嬉しいのか、笑いながらも涙がほろほろとこぼれ出す。

彼女に呼ばれてきた娘のメーガンは、私たちのようすを不思議なものをみるかのように眺めている。
ああ、なんてこと! 「娘」が16歳?!
私は忙しく感情が交錯する中で、彼女の16歳とは思えぬ雰囲気とオッパイの大きさにショックを受ける。
(完全に負けてるじゃないか・・・・・)

今更、16歳の巨乳美女に立ち向かおうとは思わないが、私が16歳の時に横須賀のアメリカンスクールで一日体験入学をさせてもらったことを思い出す。
その時に「なんて私は子どもっぽいんだ」と愕然ときたのだ。
私が行ったのは中学校。 なのに、周囲の女の子も男の子も、完璧に色っぽいじゃないか!
下校の時に見かけた高校生なんか、私よりもはるかに大人じゃないか!・・・・・・

日本では「可愛い!」がもてはやされていたが、アメリカでは7歳の子どもでも「セクシー!」と言われることを好むという。
アメリカに居た時に
「ティナ・タナー(当時50歳代)が、ティーンエージャーの男の子たちの人気No.1なのよ」
と聞いて、ブッタマげた記憶がある。 事実、ハローウィーンの日に、ティナ・タナーの髪型のカツラをかぶり、ミニのボディコンでダウンタウンに行った私は、あちこちから
「ティナ♪ ティナ~♪」
と声をかけられた。 若い男にも、女にも・・・・・・。(!) (そこは、サンフランシスコだったからねぇ・・・・・)


私の友だちは、当時から日本人的な感覚を持ち合わせていた女の子だったが、その彼女から生まれて来た娘は、典型的なアメリカン・セクシーレディーのようだ。
(むむむむ・・・・・・・。)
私は昔から巨乳には「なりたくない」と思っていたし、現在でも巨乳をカッコイイとも綺麗とも思わないのだが、メーガンの何かが私にヒットして、生まれて初めて
(何とかオッパイを大きく出来ないだろうか・・・・・・)
と、通販の「オッパイが大きくなるクリーム」にじっと見入るようになってしまった。


ま、乳の話はともかく、
みんなが大仏殿をあちこち見ている間、私たちは老婆のように日なたぼっこしながら、大きな石の上でずっと話し続けた。
何と言っても、彼女がアメリカに帰ってから、その後一度私が訪問し、それ以来の空白である。
思い出話やその後の出来事を話すには、到底時間が足りなかった。
しかも、私の英語は錆び付いている。
聞くのはなんとかなっても、「話す」作業となると、彼女の三分の一くらいのスピードになる。

それでも彼女は、
「私は日本語を、ほとんど忘れてしまっているのよ。 でも、あなたがこんなに英語を覚えてくれていて、本当に感謝しているわ!」
と何度も私を励まし、じっと耳を傾けてくれる。

しかしね、結局一日中、彼女たちのツアーに同行することになったのだけど、時間が経つにつれて彼女のスピーキング速度が上がってくるわけよ。 いやはや・・・・・、私はだんだん集中力が落ちて来るし、速聴訓練のようになってきたわ。(笑)

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ともかくも鎌倉の大仏での再会をはたし、私はその後、鶴岡八幡宮~お台場~両国のホテルまで、彼女たちのバスに乗って同行し、夜も10時過ぎに帰宅したのでした。





なんともマヌケなのは、デジカメを忘れたことです。・・・・・・
仕方ないので、携帯のカメラで撮ってみたのですが、やはりイマイチでねぇ・・・・。
彼女たちのツアー写真を拝借できるかもしれないので、今後都度アップしていきたいと思います。



鶴岡八幡宮では、なんと結婚式に遭遇! 手前はツアーの子供たちです。
by anrianan | 2007-04-18 15:20 | ■とりあえず日記
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