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防衛大学の卒業式
昼にTVのニュースを見ていてよかった。
防衛大学校の卒業式が今日、ということを知った。


ウチから北の方角に防衛大学校がある。
小学1年生の3学期に越してきて以来、父親が話す様子から、知らず知らずのうちに防衛大生に憧れのような感情を持つようになっていた。
地域柄、米海軍基地はあるし、防衛大はあるし、自衛隊駐屯地や官舎もあるから、あの迷彩色の戦闘服や防大生の制服は見慣れている。

しかし、「戦争」というものは過去のものであって、非常に現実離れしたものだった。
だから、高校を卒業する時は自衛隊に入ろうか、と思ったほどである。
しかし、私は日本の自衛隊よりも、アメリカに移住したいがために米海軍に入隊したかった。

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さて、卒業式や開校祭などでは、戦闘機が空を走る。
今日もニュースを見た後に、ゴォ~という音が空の奥深くに鳴り響き、私は庭に走り出た。
見上げると、まるで海上に風が吹きつけて小さな波が立っているかのように、白いさざなみのような雲が流れている。
そして、いきなり右上空から自衛隊のヘリが3機現れた!
デジカメを構えるが、家の屋根の陰に入ってしまって失敗。

(よし、また来るぞ!)
と構えるも、3機の戦闘機が並んで飛び行く様を遠くに捉えるのが精一杯。
d0046294_14163772.jpg(ありゃ~、ダメだぁ!)
数回隊列を組んで飛んでくることを知っているから、南方に目を向けて
「今度こそ!」
とデジカメを構える。

実際に目の前を通過していく戦闘機は、かなり大きくて近くに見える。
その様は見ているだけで胸が高鳴り、何か血が逆流するほどの興奮を感じる。

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以前、母がまだこの家に居た頃、庭に出て子どものように両手をあげて振っていた。
「なに、してるの?」
「飛行機ガさぁ、バァ~と飛んで行って凄いよっ! 嬉しくって手を振っちゃった!」
「操縦している人の顔、見えた?」

なぜこんな質問をしたかと言えば、昔父が戦争中に爆撃弾の中を逃げている時、アメリカの操縦士がニヤニヤしながら爆弾を落としているのが見えた、という話を聞いたことがあるからだ。
父はまだ少年で、母親(亡き祖母)の仕事道具であるミシンの頭部分を担いで逃げたらしい。

「ちゃんと顔見えたよ。にこにこしてさ、手を振ってくれた!」
(へぇ~!!)

平和な時代だからこその感動であり、爆弾の恐怖の中で見えた“笑顔”とは、まさに天使と悪魔であったに違いない。


飛んでいく飛行機を見ていても、かなり低空飛行をしている。
これが実際の戦争となると、まるで狩りでもするように極限の低空で狙われるに違いない。


穏やかな青空と明るい陽射しの中を水平に飛んでいく戦闘機を見るたびに、
(もし戦争になったら・・・・・)
と、底知れない不安をいつも私は感じている。

その反面、やっぱり自衛隊に入隊していれば良かったな・・・・なんて思ったりもしている。
しかし、海上ではなくて航空だ!
海の側に住んではいるが泳ぎも下手だし、何より空を飛びたい。

そして、万一戦争になったら・・・・・、私は特攻隊のように突っ込んでいくだろう、という気がする。
「国のために・・・・、家族のために・・・・・、愛する人のために・・・・」
例え今の時代では正解と言えない答えかもしれないが、当時の彼らには明確な目標があったのではないだろうか。
(特攻隊の悲哀、というよりは、この時代の若者の苦悩を描いた小説『二十歳の変奏曲』は、ぜひ一読をお勧めします。高校の入学試験にも使われた秀逸の作品です。)


そういうことを思い出す時、「何のために生きるのだ?」なんて、ウジウジ考えちゃいけないのだと思う。・・・・・
by anrianan | 2007-03-18 14:08 | ■とりあえず日記 | Comments(10)
Commented by nakajimaakira1948 at 2007-03-18 19:45
anri さん、こんばんは!
「聞け、わだつみの声」という本をご存知ですか。
敵艦に体当たりするまでの片道の燃料だけを飛行機に積んで死んでいった
特攻隊の青年たちが 家族や恋人にあてた手紙を紹介している本です。

恋人への恋情、母への愛、懐かしい兄弟への思い、母国への忠誠のはざまで
明日は小さな肉片となって死ぬとわかっている青年が、何を思い、何を考えていたのか。

anri さん、戦争は狂気です、兵隊がカッコいいなどと考えてはなりません。
CO2の削減? そんなことはニの次です、まず戦争を起こしてはなりません。

お前はヘイコラ卑屈に生きていたいのか、それとも格好良く死にたいか と聞かれたら
返答に困るのですが やはり 「死ぬのはいやだ」 と思っています。
Commented by tengtian60 at 2007-03-18 20:18
こんばんは!^^

『二十歳の変奏曲』^^ この本読みましたよ!^^V

我が家の上空も大きな音をたてて自衛隊機が飛んでゆくことが有ります。
大体夜だったりしますから、こうして撮影することは出来ませんね・・・
とても大きくはっきりと写っていますね。。

「きけ わだつみの こえ」は18歳の時から読みはじめて、まだ読み終わっていません。
途中から読めなくなってしまいます。夏が来ると引っ張り出すのですが・・
先日盛岡で観た「戦没画学生の祈りの絵展」も、すすり泣きながら観ている方が多かったです。
説明の一つ一つを読むとどんなにか無念だったことか!と・・・

・・・はやり当時は言いたいことが言えなくて、感覚的にも麻痺?していた部分があり・・
一種の洗脳にも似た感情があり・・
とにかく戦争は二度と起こしてはならないことですね!
Commented by tomiete2 at 2007-03-19 05:49
お早うございます。
  kinnguの本、紹介ありがとうです。・・・うれしいですこんなファーンがいてくれるなんて・・・・・
  自衛隊は・・・家で言ったら・・戸締り・・・鍵ですね。
    しかし、鍵は外国に行ってとじまりできるかな==また、ロケットといって海を越えて飛んでくるのには役に立たないな~~赤とんぼでもだめだ・・・・そうだ、ボールぺンに花火の火薬をつめて飛ばしてみよう・・・危ない
Commented by anrianan at 2007-03-19 06:15
★nakajimaakira1948さん、
「聞け、わだつみの声」はきいたことはありますが、まだ読んでいません。
そういう内容なら、読んでみようと思います。 靖国神社にある記念館や知覧の平和記念会館にも、直筆の手紙が展示されていますね。数年前ですが、わざわざ行ったことがあります。
もちろん、兵隊がカッコいいなどと思わないし、戦争は二度と行なってはいけないと思います。しかし、日本はあまりにも平和ボケしていませんか? 大人を見つけるのが難しいほどに、大人の体を持った子どもばかりになってしまっているように感じます。
戦闘機が隊列を組んで目の前を飛んでいくと、それはかっこいいです。しかし、状況次第で見えている景色が、まったく違ってくるんだなということを、いつも感じるのです。
力で相手を征服していく戦争など、次元の低い人間が行なうものだと思っていますが、今の社会はすでに「お金」という力で相手を支配しようとしている戦争中なのかもしれませんね・・・・・。
私も平和ボケの一人だから、生きている意味が見出せません。戦争中の若者は「生きたい」と思ったわけですからね、そこが羨ましいと思います。
Commented by anrianan at 2007-03-19 06:36
★tomiete2さん、
おはようございます!
kingさんの本の中で、『二十歳の変奏曲』は最初に読んだ本です。
場面場面が目に浮かんで来て、電車の中では何度も泣きそうになって、なかなか読み進められなかった記憶があります。(笑)
『ホタル』という高倉健さん主演の映画がありますが、同じ特攻隊のテーマなら、この『二十歳の変奏曲』もいいのになぁ、と思います。そのくらいに、私の中では架空の人物が映画のように描き出されました。
海を越えて打ち込まれるロケットの、せいぜい7割くらいしか防衛できないらしいです。・・・・
Commented by at 2007-03-19 08:00 x
おはようございます。 私の家の上空も時々自衛隊のヘリや飛行機が飛んで行きます。
子供の頃は私も同じように 喜んで手を振ったりしていました。
今は なんとなく物騒で 低空を飛んでいる時などは 怖い と思ってしまいます。 戦争体験のある人達にはもっとこの音はイヤなものなんだろうなとも思います。
戦争物の本や映画は 見れないです。 悲しかったりするとひきずってしまうほうなので 凄く体調の良い時でないとダメなんです(-_-;) 昔沖縄の ひめゆりの塔へ見学に行きましたが 説明文や 亡くなった方々の手紙等も ほとんど読めませんでした。
ですが戦争の悲劇は伝え続けて 二度とおこってはいけない事なんだと 子供達に伝えていかなければいけませんね。
Commented by しゅうげん at 2007-03-19 09:58 x
数日分の記事イッキ読みしました!(笑)
anriさんの文章はホントおもしろいですよ。
作家の道もいいのでは?

ゴルフ場で働く彼へのひと言、気分スッキリしました!(笑)
あたりまえですが、改めて環境って大事なんだと教えられました。

「西洋占星術」は個人のデータからホログラムを作るんですよね。
地球の運命はどうなっているのかな?

患者さんにも自衛隊の方が数人いるのですが
日々厳しい訓練を重ね頑張っていらっしゃいます。
僕自身も、警察、自衛隊にはかなりあこがれたいた時期がありました。
まぁ理由あってあきらめましたが、今でもお国の為に働く彼等を尊敬しています。

ホームページ作成は青色申告に追われのびのびに・・・
これから思案中です!(∩。∩;)ゞ

anriさん、急がず、ゆっくり行きましょう!
時期が来たら・・・鉄は熱いうちに打て!(爆)
Commented by anrianan at 2007-03-19 11:52
★渚さん、
ひめゆりの塔に行かれたのですか!
弟が今沖縄に駐在しているから、私もこういう機会に行けば良いのですが、時間や交通費や諸々の条件が揃わず、未だ行けるタイミングがきません。
戦争は美しい自然も破壊するし、瓦礫の山を作り、人々の心を荒廃させ、何もいいことがありませんね。でも今の世の中もねぇ・・・・・。イジメやマネーゲームという、無機質な心の荒廃を生み出していますからね。
生命の大切さを知る意味でも、当時亡くなっていった人たちの残したものを見なくてはならないのだろうと思います。当時は映画やTVではなくて、「現実」だったのですからね・・・・・。
Commented by anrianan at 2007-03-19 12:07
★しゅうげんさん、
一気読みですか! (私は一気飲みならしましたが・・・・)(笑)

私も昔は体力も気力もありましたから、体を張る職業につきたいと思いましたが、今はその手の職業だったら、とっくにリタイアだっただろうなと思います。なんせ、ひ弱で軟弱になりましたから。(^.^;)
でもこれからは、国対国の戦争ばかりではなく、テロという個人の戦争もありますからね。特に、これだけのITが発達すると、首都圏の主電源の電線を切ればパニックだし、麻痺するのは目に見えています。ほんとに一人一人が、自分の身は自分で護るくらいの気持ちを持たなければならないのだろう、と思います。
私は護身術などは、国民全員が身に付けても良いのではないかと思っています。
もっとも、核爆発で世界は破滅するかもしれませんが・・・・・。
たぶん、地球の寿命を縮めているのは人間たちですね。中国の水不足や砂漠化が露見しているのに、日本でも未だに山を切り崩したり、ダムを作ったり・・・・・バカじゃないかと思います。
しかし、では私が何をできるのか? ・・・・非常に辛いですね、無力を感じます。
HP、楽しみに待ってますよ~!
Commented by anrianan at 2007-03-20 08:33
★tengtianさん、(宛名が抜けてました!)
青森にも自衛隊の駐屯地がありますものね。
ウチの方は、特別なイベントが無いと戦闘機が上空を飛ぶことはありませんが、航空自衛隊の駐屯地がある地域では、あの爆音が四六時中という話もききますから、それはそれで別の問題がありますね。・・・・・
父は横浜で生まれ育っていますから、家も街も焼かれて爆弾が降ってくる中を逃げたそうです。十代でそういう恐怖の体験を味わうというのは、どんな影響が残るのだろうか、と考えます。
今の時代でこそ、「トラウマ」とか「心療治療」などという言葉がありますが、たぶん戦争体験者は全ての人が「トラウマ」を抱えているのではないかと思います。
そのトラウマを抱えた人間から生まれた私たちですからね・・・・。子どもを導いていく大人がいないといわれても、仕方ないのかもしれませんね。・・・
「自由」と「遣りたい放題」は違うし、「明るい」と「下品」なども違うと思うのですが、そういう紙一重の違いを判断できる人が減ってしまっていることが悲劇だと感じます。
今の時代も、戦争中とは違った点で感覚が麻痺してしまっているのではないでしょうかね・・・・・。
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