人生~ いろいろっ♪ と歌うのは、島倉千代子
人生っ、いろいろっ! と叫ぶのは、小泉総理
中には、人生エロエロの人もいるかもしれない。
という冗談はさておき、
希望した職業に就ける人は結構少なくて、結局“生きていくため”に選択をするから、
労働条件や賃金を優先する人が多いのではないだろうか。
「これからのことを良く考えて、正社員になることを考えた方がいいぞ」
と言われ、そう出来るならばもうやってるよ。…と、心の中でいつもつぶやく。
背水の陣で、イチかバチかの挑戦をする体力も以前ほど無いし。
脛の傷も増えて来て、心の免疫が落ちると少々痛むようにもなったし。
私の帰る場所はどこなのだろう? と考える。
無いものねだりで、“家族”が居たら癒されるのだろうな、と思ったりするけど、
その反面、ほんとに暖かい愛の絆でつながっている家族が、
世の中にどのくらい居るのだろう? とも思ったりする。
いつもいつも自分に正直な選択をしてきた結果なのだから、
今の自分を後悔したく無い、とも思う。
自分のやりたいことや才能で生きている人々は、1割と聞いたことがある。
「いいよね~、やりたいことを仕事に出来て」と言う人が多いけれど、
それはそれで大変なことだと、私は思う。
一日8時間働けば、内容がどうであろうと給料が貰えるのとは訳が違うんだから。
これは、自営業の人も同じだよね。
私が女優の金の卵だった時(?!)、数ヶ月に1回「シーンの発表」というのがあった。
2人1組になって、やりたいドラマや芝居の脚本を見つけてワンシーンを演じる。
同性で組むこともあったが、男女で組むことが多かった。
上手く行くと最後まで演れるが、だいたいが15分くらいで打ち切られる。
パートナーと何回か、打ち合わせと称する飲み会で信頼関係を築き、
お互いに役作りをしていく。
自分が演じる役になりきって、レポートも書いて提出しなければならなかった。
そうやって、たかだか数ヶ月だけど時間を費やして発表した後、評価を受ける。
演じていると、普段の時よりも自分が丸裸になるし赤裸々に曝け出される。
その時の精神状態も影響する。
そして、耳が痛い評価や落ち込むコメントに打ちのめされるわけだが、自分では見えない自分の欠点であったり、性格的な盲点が落ち込む原因であったりするような気がした。
周りの人の評価が「良い」と、良かったのかぁ…と思うし、「ちょっと違うんじゃない?」なんて言われると、どこが? とへこむ。
準備段階で完璧だと思っても、本番になってみないと分からないし、相手があることだし、刻々とすべてのことが変わっていくから、いつも同じ状態が無い。
ある面、この状況が人を謙虚にさせると言えなくもないような気がする。
また人には好みがあるから、70%の人が「いい!」と言えば
大衆に受けるものであると言えるのかもしれないが、この70%の人の感覚が、
必ずしも「真なるもの」「善なるもの」「美なるもの」であるとは限らないと思う。
創作活動、表現活動をしている人たちは、
常にこういう流動的な中で、より良いものを創り上げていこうとするから、
感覚が研ぎ澄まされていくし、真の優しさがあるのだと思う。
とかなんとかエラソーに語っている私は、どういう生き方をしていきたいのか・・・・?
“天啓”が降りて来ないまま、2006年1月は終わろうとしている。 /(>_<;) ハヤッ!
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チャン・イーモ-監督の『HERO』が、昨晩TVで放映された。
映像が美しいと思ったが、主人公のジェット・リーが、
ナインティ・ナインの岡村隆史に見えてしまったのには困った…。