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横須賀ストーリー

夕方5時半で、すでに薄暮。
月はほぼ半月で、もう高々と南の空に上がっていますっ!

   ほぉ~・・・・。



さて、まずは“横須賀の街”

昨日は映画の後に、久しぶりに横須賀中央駅まで歩き、
変化した街並みではあったが、やはり懐かしいものだった。

汐入駅から横須賀中央駅までは、歩いても結構近い距離。
近くには、Navy base(米海軍基地)があるが、
ゲートが新しくなっているので、昔の印象と随分違っている。

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  高校生の時に、近くに引っ越してきた米軍のFamilyと友達になった。
  上の女の子は13歳だったけれど、体が大きかったせいもあり、
  まったく年下ということを感じることなく、よく遊んだ。

  ある日、baseのJunior High(中学校)に連れていってもらった。
  一日の体験入学、というものだった。
  残念ながら、日本の学校ではそれが出来なくて、
  彼女にお返しが出来ないため、とても申し訳無く思ったものだ。


  教室の中は中学生なのに、個人主義が確立しているせいか
  一人一人が自立していて、大人っぽく感じた。


  隣りにあるHigh school (高校生)なんてになると、
  映画に出て来るように、男女が寄り添って歩き、
  なんだか、自分が非常に幼稚に感じた。




さて、米軍基地の近くには“ドブ板通り”がある。

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残念ながら、
私は高校生の頃にこの通りを歩いたことが無い。

治安が悪いとか、怖いとか聞いていたので、
「良い子」だった私は近づきもしなかったのだ。
今になってみれば、惜しいことをしたと思う。




現在は、綺麗に改装されてしまった店が多く、様変わりしている。
当時、まるで日本に居るとは思えないような雰囲気だったと聞く。
唯一の記憶としては、通りの入口近くのモスバーガーに入ろうとした時、
マッチョの軍人が数人で大声でしゃべり、ふざけ合っている姿が怖く、
モスバーガーには入らずに、そそくさと帰って来てしまったことだ。


ドブ板通りを抜けてすぐに、Irish Pub の店を見つけた。
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       こんな店、あったかなぁ~。

   随分、いろいろな店が入れ替わっているので、
   多分この店も、結構新しいに違いない。
   店内からは、アイリッシュ音楽が流れてきて、
   思わず入りたくなる・・・。








この道をまっすぐ行くと、横須賀中央駅前。
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そして、ところどころ、 路上には兵隊達が座っている。

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高校生の頃まで、随分来た街だが、
卒業後、私はすぐに横浜や東京に行動範囲が移り、
すっかり遠のいた。

おいしかった大判焼きの店は花屋に変わり、
よく来たリトル・マーメイドは、安売りメガネ店に、
丸井はパチンコ屋に変わっていた。


   なんだか中途半端な寂びれた街だな・・・・。



日本全国、こういう街が結構多くなっているのかもしれない。
伝統や個性、特徴を護りきれずに、なんだか横一線に並ぶ。

情報が全国・全世界に流れるようになった今、 「平凡」や「人と同じ」を望む日本人は、
どこに行っても「同じような街」を作り始めているのかもしれない。

          ちょっと、そんな寂しさを感じた散策だった・・・。


by anrianan | 2005-10-12 18:08 | ■伝統と文化
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