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どぶ板通り (プチ・アメリカ体験)
ああ、どんどん時間が走り抜けていく・・・・・・。

ということで今日も慌てて、昨日の「スカぶら」について書いておくことにします。
スカぶらというのは、横須賀をぶらぶらすることを言います。

私は横浜に生れ落ち、7歳から横須賀で育っていますが、“ドブ板通り”にはつい最近まで行った事がありませんでした。なぜなら、子どものころから
「ドブ板通りは恐いところ」
と聞かされており、不良という種類の人間たちが行く場所と言われていたからです。

ドブ板通りについてちょっと説明しておきますが、ここはスカジャンの発祥地と言われています。
現在はきれいな通りですが、その昔はドブ板がある通りであったのであろうと・・・・・ここでウィキペディアを覗いたら、
「戦前この通りには、道の中央にどぶ川が流れていたが、人やクルマの通行の邪魔になるため海軍工廠より厚い鉄板を提供してもらい、どぶ川に蓋をしたことから「どぶ板通り」と呼ばれるようになった。」
とあります。 
なるほどねぇ・・・・・・。  じゃ、「どぶ」じゃなくて「どぶ」じゃん。・・・・・・(?)


ともかく、話は「不良」に戻りますが、高校生のころの私は不良になる勇気も無く、心だけ斜めに構えているような中途半端でしたので、今になれば
(なぜ若いうちに行っておかなかったんだろう・・・)
と悔やまれます。
若くて感性がひりひりしているうちに、さまざまな体験をいっぱいしておけばよかった・・・・・・と思うのです。
特に恋愛に関しては・・・・・・。

恋愛についてはひとまず脇におきますが、
このごろは横須賀のゴールドジムに行くことなどもあり、やっぱり汗をかいた後は水分を供給しなければならないので、給水地を捜し求めるわけですね。

子どものころに、父親からよく聞いていた給水地は「お太幸」(オタコウ)。
おぼろげな記憶ですが、昔父に一度連れて行ってもらい、カウンター席(一階はすべてカウンター席)に座って、焼き鳥などを食べました。
「なんでも好きなものを頼んでいいぞ、ここは」
などと父が大威張りで言うくらい、庶民的なお値段です。
そして、昭和の匂いが充満しています。

ところが、お太幸は3時にならないと開きません。
私に横須賀探訪の同行を望む芯友が、3時前でも給水できる場所をあちこち検索と調査をし、お太幸通りの並びにこれまた歴史ある酒場を見つけて参りました。
(ワタクシのような姫が入るのは、どーなの?)
なんて感じる大衆酒場ですが、ま、オードリーヘップバーン演じる王妃だってローマの休日を楽しんだのですから、私も下々に混じって横須賀の休日を楽しむことにしましょうか。・・・・・・(?)
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(横須賀)中央にある中央酒場・・・・・・ですって。
ここに入ったのは午後2時45分。
おぉ・・・・・・! すでにみんな飲んだくれてる・・・・・・!
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写真ではカウンター席しか写していませんが、この後ろにテーブル席があります。
ほぼ満員状態で、活気溢れる店内は明るいエネルギーが満ちています。
「ひゃ~! 横須賀人はこんなに昼真っから飲んだくれてるのかい?!」
と、私は思わずつぶやいてしまいました。

残念なのはワインがないこと。
生中のあとは黒ビールや冷酒というコースをたどり、つまみは300円~700円の家庭料理。
お太幸では一人黙々と飲むオヤジさんが多く、静かで侘しい昭和枯れススキというイメージですが、中央酒場は一人飲みのオヤジさんの背中にも、あまり哀愁を感じないのはこのお店の雰囲気でしょうか。

さて、ここでいい気分になった後は、ドブ板散策。
芯友が、“ちょっと怖そうなお店で飲んでみたい”というので、米兵が集まるBARに。
ええ、アメリカ人を見慣れてる私ですが、それでもこんなに米兵が束になっていると、なんといいますか・・・・・・、
東京で見る海外のビジネスマンとは明らかに異なるワイルドな雰囲気で、“怖い”という感覚も分かります。
反面、彼らが群れ集う店内を覗き見れば、サンフランシスコに住んでいた頃と同じような空気を感じて懐かしかったりうれしかったり。

ドブ板通りを行ったり来たりしながら、“入れそうな店”を探します。
そうして漸く決断して入ったのが、ここ「コールドラッシュサルーン」。
決め手は、入り口が広かったこと。(何かあったら、すぐに逃げ出せるから?)(笑)
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奥を見渡せばビリヤード台があり、スクリーンには映画が流れています。
数人の外人と数人の若い日本人女性が連れ立って・・・・・・、これは戦後の風景と変わらないのでしょうか。
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飲み物はすべてワンコインで、つまみに食べたアツアツの山盛りトルティーヤチップスも500円。
明瞭会計なのも安心できるところ。
ささやかな現地(アメリカ)気分を味わいながらコロナビールを2本ずつ飲み、お店を出るころはとっぷりと日が暮れていました。
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「今度は、もうちょっと怖そうなお店にトライする?」
「う~ん・・・・・・」

このワイルドで刺激的な雰囲気が大好きで、とうとう二十代後半にすべてを捨ててアメリカに飛んだ私ですが、今になると、もっともっと早い時期に、そう・・・・・・十代の時に渡米して、いろいろなことを体験しておきたかったなぁ、と思います。
やっぱり、経験は宝、ですから。

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by anrianan | 2013-09-29 15:37 | ■とりあえず日記
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