先日送ってもらったフキノトウを天ぷらにする日がやってきた。
揚げ始めると、思っていた以上に、量が多い!
一つ一つ衣をつけて中華鍋に入れていくのだが、入れても入れてもまだある、という感じ。
以前何かで、天ぷらの“おいしい揚げ方”という記事を読んだ記憶がある。
しかもそれは天ぷら屋さんが教えるコツというようなものだったから、信憑性があり、十分に納得できるものだった。
それによると、
●小麦粉に水を入れたら、あまりかき混ぜない(粘りを出さない)
●水は冷たい方がよい。(できれば氷などを入れてもよい)
●油が熱してきたら、鍋の縁から滑り込ませるように手で入れる
(菜箸を使わない、指が油に入っても火傷をしない、という話が印象的だった)
●油から上げる時には菜箸でスッと取り出して、何度か上下に振って油を切るようにする
とのこと。
これらはなぜか、私の意識の中にスーッと深く入り込んだ。そして瞬時に、
(これで天ぷらはカラッと揚がるようになる)
と訳もなく自信を持った。
結果、本当に不思議なことだけど、それ以後天ぷらはカラッと揚がるのだ。
というわけで、
(あたしゃ、前世天ぷら屋の娘だったかもしれないね)
なんて、いつも調子に乗って天ぷらを揚げる。
そんなもんだから、親の所に行っても、
「ねぇ、天ぷら揚げてよ」
と、私が天ぷら担当になってしまうのだ。特に山菜の季節などは。
人間は褒められると気分がよくなり、最初はそうでもなかったのにそれをやることが好きになったりする。
私などはちっとも謙虚でないので、褒められるとすぐに木のてっぺんに登って天ぷらを揚げまくることになる。
といっても、さすがに、ちとこれは欲張りすぎた。・・・・・・・
写真では分かり難いが、30cm×60cmくらいのお盆の上に新聞紙を敷き、その上にいっぱいの天ぷら。
実はこれで終わらず、まだこんなにある。
ええ、これはこれから揚げる分ね。
「天ぷら友の会合」があったので(?)、まさかフキノトウだけを揚げるというのもなんだから、ニンジンやかき揚げ、さらには創作メニューまで盛りだくさんになってしまったのだ。
もちろん友の会のメンバーにはお持ち帰りをしてもらったが、問題はそのあと。
揚げ切れなかった具材を一人で黙々と日が暮れるまで揚げ続け、夜は部屋に残った油の臭いでウェッとくるほど。
揚げた物をタッパーに詰めて、冷凍庫に入れようとするが、その冷凍庫が物でいっぱいだから入らない。
冷蔵庫もいっぱいだから、入らない。
(ああ、なんでこんなに物がいっぱいなんだか・・・・・・!)
これから夏になるのだから、もっと整理してすっきりしたい。
と毎年、毎月、毎日思っているのに、片付かない。
それでも、どーにか詰め込んでホッとして、天ぷら屋の一日が終わった。
どーにか詰め込んでしまうことが、一番の問題・・・・・・。
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