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温室育ちの凜々子(りりこ)
ここら辺は温暖の地なので、真冬でもすべての植物が枯れるということはない。
それでも庭は茶色やラクダ色のカサついた色彩だから、その中で実をつけているレモンや金柑が華やかに見える。

今日はそのレモンや金柑の話ではなく、家の中で育てている植物の話である。
といっても観葉植物のように大切に扱われていた訳ではなく、たまたま放置していたら芽を出した、という凜々子の話。
温室育ちの凜々子(りりこ)_d0046294_10135868.jpg

凜々子というのは私がつけた名前でなく、そういう名前のトマト。
毎年季節になると、会社で4本1組の苗をもらってくる。
そのトマトはジュース用らしいのだが、生で食べるとさほどおいしいというわけではない。
なのに、なぜ毎年懲りもせずに貰ってくるのか? 欲張りだから?

いやいや、このたびよくよく考えてみたのだが、単純に成長していく姿を見ると楽しいからのようだ。
タネから芽が出たり、茎が伸びて花が咲いたり、その花が実になったりという変化を見ているだけで、なにかエネルギーをもらっているような気がする。

ということでこの凜々子は何代目かなのだが、今まで代々の凜々子たちは外に地植えしていた。
すると、大体2月上旬ぐらいまで実をつけたまま、立ち枯れた姿でガンバっていたものだ。

トマトの成長は、①温度に反応するのか? ②光に反応するのか?
毎年考えることで、ある年にはビニールで温室もどきを作ってみたり、ある年には(雨に濡れないように)軒下に植えてみたり、ある年はハーブの間に埋もれるように埋めてみたり(無農薬なので虫がつかないように)、と試行錯誤を繰り返してきたが、未だにピンとくる回答を得ていない。(基本的に無農薬・無化学肥料の自然流農法を試みている。)

そこで、昨年もらった凜々子のうち3本は外に出さず、家の中で育ててみることにしたのだ。(「育てる」というわりには、水をあげていただけなのであるが)。
温室育ちの凜々子(りりこ)_d0046294_1030194.jpg

それにしても、鉢に植え替えるぐらいのことはしてあげてもいいんじゃないのぉ?
と厭きれるが、ここら辺に私のズボラさが出てしまう。
それでも台所の出窓に置かれたまま、凜々子は文句も言わず、時に脱水症状で瀕死の重症になりながらも、こうしてひたすら命を繋いでいる。

3本の苗のうち、1本は茎が完全に枯れてしまったので、途中でプツリと切ってしまった。
その根元から新芽が出ているのだ。

一番伸びている苗の根元には芽が出ておらず、その代わり、天井にくっついてしまっているてっぺんに蕾をつけている。花を咲かせるためにエネルギーを使っているものと思われる。
温室育ちの凜々子(りりこ)_d0046294_1049166.jpg

植物は種類にかかわらず、それぞれの苗が個々のペースで光に向かい、あるがままの姿で静かにそこにいる。
人間に切り倒され踏みつけられ、鳥に実を食べられ、それでも何もものを言わず、その時々の太陽の光と風と水に身をゆだねて成長していく姿を見ていると、いかに私を含め人間は強欲で傲慢であるか・・・・・・と胸が痛む。

  それでも、そろそろ庭の草を刈らねばなるまいよ。 春が来る前に・・・・・・。





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by anrianan | 2013-01-23 11:12 | ■家庭菜園
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