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晩秋の恋
いよいよ空気が沈むような密度になり、周囲の木々からは赤や黄色の葉っぱが落ち始めると、
(ああ、今年も来たなぁ・・・・・・・)
と思うのだ。

何が来たのかって? そりゃあ、秋でしょ。 秋、秋!
私は秋生まれのせいか、この季節がやってくると髪もしっとりと落ち着くし、肌のキメもつまってくる。
呼吸も楽になり、なんとなく心が躍るのだ。
そして、なぜかヨーロッパにいるような妄想に浸れる。

ところが、
「ああ・・・・、なんだか秋って寂しいな・・・・・・」
あの超楽楽天のおナカさんが、なにやら憂いを含んだ眼差しで、庭を眺めながらつぶやいたことがあった。
(へ?!)
本人は極めて真面目に感傷に浸っているようなのだけど、私はコメディーを見ているように沸々と笑いがこみ上げた。
「寂しいの?」
「寂しいじゃ・・・・・・」
(ちっともそう見えないんですけど・・・・・)
「なんかこう・・・・葉っぱが散ると、寂しい~って感じじゃ。・・・・・・・」
「へぇ・・・・・・・、私、秋が一番好きだな」
「いやぁ、秋は寂しいじゃあ。・・・・・やっぱり、お母さんは春が一番いいな! こう・・・さ、楽しいじゃ!」
最後の“楽しいじゃ!”の部分では、すでに彼女を春が取り囲んでいて、すっかり憂いは消え去っているのだが。

なにはともあれ、秋派の私は、もしかしたら訪れるかもしれない晩秋の恋に備えて、マスカラを買うことにした。
というよりも、単純にマスカラが無くなったから、というのが正しい。実は。・・・・・

男性には分からないだろうけれども、アイラインやマスカラで随分と化けることができる。
私のように目鼻立ちがチマチマとしてはっきりしない顔は、この2つが無いと、どこに目があるのか分からなくなる。

そしてこれまた、それぞれのメーカーで出している品と言ったら星の数ほどあり、まつげに塗りつけるブラシ部分も形や材質がさまざま。
絶対に譲れない条件は、水に濡れても落ちない「ウォータープルーフ」であること。
これなら、万一人前で泣くことがあっても黒い涙が頬を伝ったりしないし、頭から水浸しになることがあっても(?)目の回リがパンダのように黒くなることはない。つまり、水も滴るいい女でいられるっていうこと。
そこで、いろいろと試し続けて何十年にもなるのだが、いまだ“これ!”というお気に入りが見つかっていない。

今回もネットであれこれ検索しながら、結局大好きな楽天で安物買いをしてしまった。
それがこのマスカラ。
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「送料無料の半額で680円!」
につられ、送られてきた包みを開いて大笑い。

  ふ・ふ・ふ・・・・・・・誘惑しますカラ、だってぇ・・・・・・・。

もう一人の私が突っ込みを入れまくるほど、何度も箱に書かれたこの「きみまろ的ギャグ」を読んでは喜んでしまう。
ああ、完璧なきみまろ世代である。

何度か見ている内に、「誘惑しマスカラ」の上に書かれた副題(?)に気がついた。
  なになに、“イイ女の最終兵器フェロモンの香り”・・・・・?!

なんだぁ、これは~っ! アホちゃうか!
と思いながら、どれどれ、つけてみようじゃないのぉ♪・・・・・などと、ノリノリの私。
ブラシの先に鼻を近づけて匂いを確かめる。
d0046294_8441010.jpg

(ふ・・・・む、これがフェロモンの香りかぁ?・・・・・・・・・)
疑わしきこと100%なり。

だが、出勤前の化ける時間になると早速、鏡に食い付くように近づいて、上向きにカールさせた睫にこのフェロモンを塗りつけた。
(ああ、ああ、つけすぎてダマになってる・・・・・・睫が束になっちゃった・・・・・・欲をかくから・・・・何の欲だい?・・・)
など、これまた浅はかな悩みに遭遇しながら、今日も懲りることなく化ける練習に励むのだった。


それにしても、まつげにフェロモンの香りがくっついたと仮定して、一体どのくらいの距離まで効果があるのか。
鼻先でしか香らないのであれば、そこまでに顔を近づける相手がいない私には、効果なしということではないか!

   ま、いいか・・・・・・680円だし。・・・・・・






ところで、フェロモンって物質は一体なんぞや?
と珍思黙考する私に、今日もぽちっと願いね。(#-_-#): ジツハ、珍思妄想・・・

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by anrianan | 2012-11-02 08:45 | ■とりあえず日記 | Comments(0)
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