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冥土の土産がまた増えた
街角からタクシーに乗って、東京湾を一望する天空のレストランにやってきた。
すでに、タクシーで目的地まで行くという段階から、久しぶりに高揚している自分を感じていたのだが、そのレストランに一歩踏み込むや、光の粒々が暗い夜空と海上にちりばめられていた。
目の前はほぼ180度に広がる大きなガラス窓で、高層ビルのイルミネーションと、屋形船や帆船の灯りが、まさに宝石をちりばめたように輝いていた。

「う・わぁ・・・・・・・・!」 (↓写真では、ちょっと迫力がイマイチだけどね・・・・)
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さらに、幾分靴が沈み込む絨毯を踏みつけながら、転ばないように気をつけて席まで歩を進める。
窓側に並んでいるテーブルはすべて、夜景を見られるように窓に向かっていた。
そして大抵は若い男女のペアが並んで座り、いかにも
(昔見たトレンディードラマみたい)
なのだ。そこに私? ちょっと気恥ずかしくなるような雰囲気に、すでに酔っぱらっているような気分。
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赤ワインを飲みながら、
(なるほどねぇ、こんなシチュエーションでプロポーズされたらOKしちゃうわねぇ)
などと、昔は花魁だったけど後に商家のダンナに落籍(ヒカ)されて、今じゃ隠居所で静かに暮らす婆さまのような気持ちになりながら納得していた。

それにしても、
こんなに素晴らしい場所で食事をしたことなんて、トレーダービクス以来じゃないかしら・・・・・・。

トレーダービクスとは、どこぞのホテルの何階かに入っているレストランで、(それさえも忘れてしまうくらい昔のことなのだ)、某石油会社の課長さんに誘われて連れて行ってもらった場所。
ダンディーなその人は私の会社まで迎えに来てくれて、会社の前からサッと手を上げてタクシーを止めて、そのどこぞのホテルに連れてってくれた。
その時もやっぱり、タクシーの段階からちょっと舞い上がった気分になった記憶がある。
そしてやっぱりフカフカの絨毯に私のハイヒールは沈み込み、生まれて初めてスペアリブにかじり付いた。男の前で。
「この骨についている部分が一番おいしいんですよ」
なんて教えられ、そぉですか~などと可愛らしく相づちを打ちながら、
(こんな時に、肉がついてないような骨にかじり付くなんて・・・・・)
と恥ずかしい気持ちを抱えながら、ガブリといった。

  ああ、あの人は今どーしているのだろう・・・・・・・・。

などという思い出はさておき、
何万日か生きる今回の人生の中で、そのシーンの記憶は“冥土の土産ランキング”に入っているが、今回の夜景ディナーも、きっと冥土の土産になるに違いないと確信している。

前菜は、ナントカのゼリー寄せ・・・・と言われたような気がする。
下の方にワサビが入っているのでよくかき混ぜて下さい、と言われた。大部酢が使われているらしく、さっぱりした後味で、できれば「おかわり」をしたかったくらい。 ・・・・わさびの味はあまりしなかった。
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二皿目も前菜、になるのだろうか。
このこまっしゃくれた装いに、私の目は釘付けとなり、どれから食べたらよいのだろうと、しばし迷う。
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そして三皿目・・・・・・、思い出せない。
カップに入っていたのは「まつたけのスープ」ということに心は奪われ、松茸以外は忘れてしまった。
いや、たぶんこのころはワインが効いてきていて、ウエイターの説明なんてBGMのようにしか聞いていなかったに違いないのだ。
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メインはお肉だった・・・・・・(なんて大雑把な説明)、縦にヒョロンと突き出ているものはパリパリしていたが、何であったのかは、当然忘れた。
ということで、そもそもここに来た時から、私は夜景でお腹がいっぱいになっており(いや、胸がいっぱいになっており)、雰囲気で完全に酔っぱらっており(ワインでも酔っぱらい)、ひたすらひたすら“おいしい・・・・・”と“うれしい”と“楽しい”の三重奏で、詳細は忘却の彼方へと消えた。
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揚げ句の果てに、デザートは写真を撮ることも忘れる始末。

それでも今回は、写真に残したという点では
「自分を誉めてあげたい!」
だって今までの人生の中で、冥土の土産にする思い出は、どれも写真が一枚もないのだ。
つまり、忘れたくない出来事ほどどれも写真を撮り忘れてしまったということなのだ。

本当に大切なものは、まるで
“あなたの胸の中だけに秘めておきなさい”
と言われていたかのように。・・・・・・

そう、この夜景ディナーも私だけの秘密にしておこうかと思っていたのだが、このブログは私の遺書のようなもの・・・・と思っていることもあり、やっぱり記録しておくことにした。

ちなみに、お店の名前も忘れています。
まるで夢の中のできごとだったかのように。・・・・・・





こういう夢はいつでも何回でもウェルカム! \(^0^)/ と思う人、
あなたにも素敵な夢が訪れますように・・・・・、ぽちっとお願いね。

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by anrianan | 2012-10-09 05:48 | ■とりあえず日記 | Comments(2)
Commented by tomiete3 at 2012-10-10 06:51
いいな~~夜景もですが
  レスロランの雰囲気・・美味しいそうなテーブルにある食べ物・・・
  
  御馳走になります。
Commented by anrianan at 2012-10-10 10:43
★tomieteさま、
ありがとうございます。
こういう雰囲気での食事は、これが最後かもしれません。そう思って、しーーーっかり心に刻み付けてきました。(笑) 東京湾がこんなに美しいとは、初めて知りました。
どうぞ、召し上がってください。
 
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