以前に紹介した『みをつくし料理帖』シリーズ(高田郁著)で、こんな本が出ました。
これもいただき本なのですが、パラパラと頁を見ている内に
(これ、絶対に作ってみたい)
と思うものがいくつかあって、早速ずっと気になっていた葛まんじゅうを作ってみることにしました。
材料はとてもシンプル。水、葛粉、砂糖、こしあん、以上。
葛粉は吉野葛を使うことに決めています。
その葛粉に水を少しずつ入れて溶かし、砂糖を入れてさらによく溶かします。
一度濾して、鍋に入れて火にかけます。
かき混ぜながら透明になってきたら、出来上がり。
手を水につけながら、アツアツのうちに手のひらの上に葛粉を乗せ、その真ん中にあんこ、そして丸めます。
「アチッ! あちっ!・・・・・・」
アタシは猫舌なんだから・・・・・。
猫舌と手のひらと関係があるのかどうかは知りません。
でも、ははぁ~・・・・と気づいたことがあります。
この料理帖の葛まんじゅうの頁に、こんな事が書いてあるのです。
これは“りう婆さん”が澪に言った言葉です。
どういう場面で葛まんじゅうが登場してきたのか、あんなに夢中になって読み通したのに、今ちょっと思い出せません。
だけど、この“あちっ! あちっ!・・・・”と作っている時に、
(恋もやけどをしそうに熱いものねぇ)
なんて納得してしまったわけです。
火傷をしそうなんだけど楽しくて、愛しくて、食べたくて・・・・・・。
手を水につけながら成形していくのですが、滑らかなおまんじゅうにするのは、なかなか難しい。
丸めたら水の中に放って冷やします。
ふふ・・・・・、と思わず頬がゆるみ、2つをペロリと食べてしまいました。
もう一つは冷蔵庫に入れて冷やし、葛がどのくらい固くなるのかを確かめることにしました。
砂糖は精製していない体によいものにしているので、真っ白な葛まんじゅうではないけれど、その分体には優しいです。
あまりに美味しかったので、もう一度作ってしまいました。
一回に3~4個のおまんじゅうが出来上がります。
より艶やかな表面にするために、2回目は丸めた後に蒸し器で5分ほど蒸しました。
おいしいから倍の量で作りたいと思いましたが、葛が透明になった後、手早く成形していかないときれいな丸いおまんじゅうになりません。
この3~4個がせいぜい熱さに耐えられる分量ではないか、と思います。
これからの季節、何度も作りたくなりそうです。・・・・・・
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