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栗三昧
一体、何キロぐらいの栗を担いで来てくれたのだろう。
夜の時間を利用して、おナカさんと向かい合ってひたすら栗の皮を剥いた。

厚い皮を“栗くり坊主”で剥き取ったら次は渋皮。
渋皮は剥くまで水に浸けておく。
「そうだ、渋皮煮もどうせだから作ってみようかな」
と思い付く。

鍋に栗(約500g)と少量の重曹を入れて火にかける。
真っ黒い水に変わり、アクと一緒にブクブクと沸き立つ泡も真っ黒。
沸騰したら強火から弱火にして15分くらい煮る。
火を止めて黒い湯を捨て、洗った鍋(またはボール)に静かに栗を移し、水道の水を流し続ける。
水がきれいになったら、再び炭酸を入れて強火にかける。
これを三回繰り返した。

大きな栗は渋みが残ると書いてあったので、もう一回くらい繰り返したかったが、割れた栗の一部分を食べてみたら、すでにとっても柔らかい!
厚い皮を剥く時に渋皮も一緒に向いてしまうと、その部分から皮が破れて栗が割れてしまう。
“渋皮煮を作る時は渋皮部分を傷つけないように剥かなければならない”という意味が、やっと分かった。

渋皮の太い筋を取り除き、乾かないようにラップに包むとある。私はきれいな水に浸けておいた。
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鍋の煮汁に砂糖を入れ、煮詰める。
栗の上から煮詰めた煮汁を注ぐ。
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割れたり渋皮が破れた栗を除くと、ちょうどガラスの密閉容器に収まった。
当然、はじかれた栗は“お味見用”となる。

「どう? どう?」
おナカさんは“うわぁ~♪”と歓声を上げながら手のひらを指し出し、その上に割れた栗を乗せた私は聞く。
「ん~~・・・・・・・、やっわらかい! ・・・・・・おっいしぃ~!」
ホームドラマに出してもおかしくないような素晴らしいリアクションをくれる。
「そう? 渋みはない?」
「ない」
そう? じゃ・・・・と私も口に含み、ん~っふっふっふ・・・・・・。


さらに、渋皮まで剥いた栗が半分ほどになった時、栗ご飯を炊こう! ということになった。
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岩手から帰ってくる時に、栗ごろごろご飯でおにぎりを作ってもらったので、今度は私が作る番。
「私はもち米を使わないけど、黒米を少し入れておいしーく炊くからね!」
誉められるとどんどん図に乗る私は、ビールを飲みながら夕食を食べた後、早速栗ご飯の仕込みを始める。
「え~っ! 今からやるのぉ? ・・・・・大変じゃあ」
「大丈夫、私は発泡酒を飲むと元気が出るから」。
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今朝炊きあがった栗ご飯を、一膳分詰めたタッパー二つを冷凍庫へ。
その他は小さなおむすび(小むすびか?)にした。

「うわぁ~! きれいな色じゃあ~!」
薄く紫色に染まったお米と黄色の栗に喜んでくれる。

出汁の味がちょっと薄かっただろうか・・・・・・と、おナカさんの手のひらにまた乗せる。
「ん~・・・・・、ほんのりといい出汁が出ている」
「薄くない?」
「いいんじゃない、このくらいで」
(まぁねぇ、この人は身内にも辛辣な言い方はしないからねぇ・・・・・・)
と分かったこの頃は全面的に安心はできないのだけど、この一言で大いに救われた気分になることは確か。


本日私は、この小むすびを持って江戸にお勤め。
おナカさんは二カ所からお誘いを受け、どちらも車で送迎付き。
「ああ、食べ過ぎちゃうよ・・・・・・」
と嬉しい悲鳴をあげつつセンナを(便秘を解消する漢方)大きな茶碗で飲み干し、布袋様のように大きなカバンにお土産を詰めて出かけて行った。・・・・・・



<おまけ>
昨日は上大岡の京急百貨店へ出向き、アイロンを買ってもらった。
そうなのだ、ほしい物リストの一つにアイロンがあったのだ。
以前から「今度行ったらアイロンを買ってあげるから」と予告していたおナカさん、久しぶりに都会のデパートも見たかったらしい。二人でワコールのバーゲンに引っかかり、お土産用の菓子などを見て回り、夕食用に寿司なども買ってもらい、ヘトヘトに疲れて上大岡の駅で時間を見れば二時間ほど経過しただけ。
「いやぁ~、もう六時頃だと思っていたよぉ!」(実際は二時半ごろだった)

ショッピングに慣れていない母娘は、ベンチにどっかと座り込み深い溜息をついたのだった。・・・・・
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一つ一つが大切な思い出になっていくんだろうなぁ・・・・・などと頭を過ぎる。
止まることのない時間の流れに怖さと切なさを感じ、生きることの不思議さや無常観のようなものがない交ぜになって、なんとも複雑な空間にとらわれた。



明日の朝は、久しぶりに海を見に行きたいという。

    どうか、晴れますように・・・・・・。






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by anrianan | 2011-10-20 09:08 | ■とりあえず日記 | Comments(4)
Commented by aomeumi at 2011-10-20 22:43
ポルトガル・青目
・・・それを許してくれるのも親子ならではという・・・そうなのよねぇ・・・おなかさん、許してくれているのよねぇ、最初から・・・うらやましいわぁ・・・楽しく過ごしていらして、私もうれしいです。
Commented by トマコ at 2011-10-20 23:43 x
栗が、想像以上にた~っくさんでした!
渋皮煮は毎年作るのに、今年はとうとう作らなかったので
なんとなく、心残りなような気がしていたけど(去年の冷凍はまだある・・・笑)
こうして見せて頂くと、なんだかホッとしました^^
やっぱり作りたてが美味しいよなぁとも思ったり、冷凍をお菓子にしようと思ったり・・・
栗って、秋を一番感じさせてくれる食べものかなぁなんて、改めて感じています♪
栗ご飯も美味しそうですねぇ!
うちでも黒米と一緒に焚くので、おんなじおんなじと思いながら(^^)

センナといえば、こちらの友人が昔よく飲んではお腹が痛くなったと言ってたけど
お母さまは、お出かけ前に飲んでも大丈夫なんですね。

明日は、晴れると良いですね~♪♪
Commented by anrianan at 2011-10-23 09:11
★ポルトガル・青目さま、
お返事が遅くなりました。昨日母が帰り、今までになく落ち込んで何もできずに寝ておりました。・・・・・・遠くに想うものとか亡くなってから想うなどと言われる親、私は今からいなくなられる瞬間を恐れています。私も青目さんが海で過ごされた何もしない一日を読みながら、なんだかとっても嬉しく感じました。うらやましいと思いながら。・・・・・
Commented by anrianan at 2011-10-23 09:20
★トマコさま、
今年、親の所では栗の当たり年だったそうです。山栗と買って植えた木では、栗の大きさや味が違うそうです。持ってきてくれたものは大きな栗で山栗ではありません。山栗の方が甘いそうですね、でも小さいそうです。
甘煮は以前にも一度作ってみましたが、今回の方がちゃんと出来たように感じます。渋皮煮と栗蒸し羊羹は初めて、さらにこしあんを小豆から作ったのも初めてでしたので、大変だったけど充実感があります。何キロも担いできた母に、お土産で持たせてあげたい一心でしたが、さすがに疲労困憊です。(笑)
栗ご飯に黒米を入れるときれいですよね。それにもち米を使わなくても、もっちり。母が帰る時に、1つだけ新幹線の中で食べるように(レンジで)チンしてもっていくと言っていたのに忘れていってしまって、それが心残り。
普通の人はセンナを飲むとお腹が痛くなると思います。下剤のようなものですものね。でも母のセンナ歴は長く、オエッ! とするほど濃く煮詰めて飲むのです。腐った牛乳を飲んでもお腹がくだらない、のだそうです。(^_^;)
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