<< 水出しコーヒー事件 おナカさん来訪 >>
一度冷凍したものは、チルドで送るべし・・・・・・
「順調に来れば2時45分には浦賀駅に着くよ」
電話でそういったら、
「・・・・・・オカァーサン、・・・東京駅で迷うから」
という。つまり、2時45分に待ち合わせをして遅れるのが嫌、というのと私を待たせるのが嫌、という二つの理由で、待ち合わせは三時を強調したのだった。

三時五分前に駅に着くと、一人で佇んでいる後ろ姿が見えた。
無言で一度通り過ぎ、くるりと振り返ってジッと見ていたら“あっ♪”と気づく。
京急ストアで卵と牛乳、ヨーグルトなどを買い、・・・・いや、買ってもらい店を出ると、
「タクシーで行っちゃおうよ」
という。
「どっちでもいいよ・・・・・・・」(どっちでもというのは、バスでも歩いてもタクシーでも、という意味)
でもタクシー代、高いじゃん。
という私の無言の意見を感じ取っているおナカさんは、
「だって、これ、重いんだよ・・・・・」
と肩にかけているカバンを見せる。

「じゃ、持ってあげるよ」
と何気なく受け取ると、ホントにズシリと重い。
「なぁ~に? これ! なんでこんなに重いの?!」
「甘く煮た大きな豆とさぁ、栗! 生栗も持ってきたから! それからクリタさんが栗ご飯を二回炊くっていうからさぁ・・・・、二回分の栗を渋皮を全部とって来たの!」
その量たるや・・・・・・・・。
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つまり、ウエルカム・スイートポテトを食べた後の光景である。
渋皮まで剥いて真っ白になった栗を一度冷凍してきたものだから、いざ袋を開けてみたら湿気を含んだために(?)黒ずんでしまっていて、それを再びナイフでカリカリと削り取っているのである。
「ねぇ、なんで“冷凍”で送らなかったの?」
「ん・・・・、これだけ持ってちゃえばいいと思ったんだよなぁ。・・・・・・最初(カバンを持った時)、そんなに重いと思わなかったんだよなぁ・・・・・。」
「ダメだよ、冷凍しちゃったら来るまでに溶けちゃうじゃ」
「そうだよなぁ・・・・・、もう懲りた。」

二日間ほどの時間を費やして、栗を洗い、天日に干し、厚皮を剥いて渋皮も根気よく取り除いた。
その作業過程たるや大変な時間と労力である。
食べてしまうのは一瞬で、その裏にどれほどの人力が費やされているかということを、一体どれほどの人が思い巡らすのだろうか、と無邪気で一心に黒ずんだ部分を削っている彼女を見ていると呆れてしまう。
しかしこれがこの人なのだ・・・・・・と尊敬と安心と、何やら滑稽さも感じながらちょっと誇らしかったりもする。


その人の娘である私は、一度諦めた栗蒸し羊羹の夢、再び! てな感じで、栗の厚皮を剥き始めた。
昨夜水出しコーヒーを入れながら作業を始め、まだまだ三分の一ほど。
残りは二階の日当たりがよい場所に干してきたが、渋皮のまま水に浸けた分も含め、速く速くと気が急く。
もちろん帰ったら、残りの栗が「早く皮を剥いて」と待っている。
今夜の発泡酒を飲みながらの作業。(予定)


さて、今朝は珍しくおナカさんより私の方が早起きした。
「早いじゃあ・・・・!」
と驚きながら起き出してきて、“まだ寝てていいよ”と言うと、“そーんな、ダメ!”と今日も元気まんまん。
廃品回収の品々を二人で無事出し終わった後、わが家での家事は一切させないことにしているため、のんびりできないおナカさんは
「庭の草、むしちゃうから!」 (・・・・はいはい、なんでもむしっちゃってください、と私。)
早速戦闘開始。
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この姿を見ると、私も見習わなくちゃいけない。・・・・・・・・・と一応は、思うのだ。



  せいぜい遊び疲れるほど遊び回って、自由を満喫してもらおうじゃないか。





七つの女の子を見ているような気分になる時がある。そろそろ子どもに帰るお年頃なのか。・・・・・・
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by anrianan | 2011-10-17 07:00 | ■とりあえず日記 | Comments(2)
Commented by トマコ at 2011-10-17 21:38 x
お母さまのご到着から、もう二日目なんですね♪
とっても楽しそうで忙しそうなご様子に、思わず笑みがこぼれます(^^)
栗の量がスゴイ! 1人でお持ちになるなんてスゴすぎ~~~♪
それをまた綺麗にするのも大変でしょうけど、なんだか楽しそうに見えてしまいます。
ダレかのために・・・という理由が、温かいですね~♪
本当に、一瞬で食べてしまうダレかのために・・・素敵だなと思います。
私も、あんりさんのお母さまの様な気持ちでいたいなぁ・・・♪
ウェルカムスィートポテト、美味しそうでした!
乱入して一つ頂いて、栗剥きをお手伝いしたいです^^
Commented by anrianan at 2011-10-18 09:33
★トマコさま、
乱入して一つと言わずいくつでも食べて、一緒に栗剥きをしていただきたいです。(笑)
本質的に楽天的で明るいので助かりますが、時にはうるさいこともあります。(^_^;) 七つの子ですから。
おしゃべりの相手をしていると、いつまでもずっとしゃべっています。
栗の量、あきれますよね。・・・・・持ってくるなんて。
基本的に人にあげることが好きで、その行為も駆け引きがないので、その点は貴重な人間だと思えます。
が、あまりに邪気がないので、時に心配になったり呆れたりします。
それでも時々、無意識に私も洗脳されている(?)というか影響を受けていることに気付き、それが親子なのだと痛切に感じたりします。
トマコさんはトマオさんのために、あんなにすてきな食事を作っていて羨ましいです。
その点、私はそういう人がいませんから、あくまで生活を楽しむということに意識を向けています。
たまに母がこうして来ると、その中でいろいろ気付くことや感じることなど発見があって面白いです。
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