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恋わずらい
日曜日に帰宅した翌日から、バタバタと江戸へ参勤が始まった。
唯一のエネルギー源とばかりに発泡酒は欠かさずに飲む。
適度に神経が麻痺した所でGyaoの米国TVドラマを一話見て、寝る。



昨晩、電話でおナカさんからクックのようすが伝えられた。
「まぁさぁ~! クック! もぉ~ホントに大人しいよぉ~! ほんっ!とにしずぅーか(静か)だよぉ~!」
どうやら私が帰った日の夜、いつものソファに寝て、ほとんど動きもせずに元気がないらしい。
その状態が一日たった今日も同じだったというのだ。

ワンコの一年は人間の三年とも四年ともいわれる。
毎回会うたびに、クックは私の何倍もの速さで年老いていき、その分知恵もついているのだ。
その知恵のつき具合はいくたびに良く分かる。

もともとワンコでもニャンコでも、人間の人格に匹敵する犬格や猫格はあると思っているし、性格や気質も違えば育つ環境によって品格も変わるということも感じている。

クックは生まれて二週間目に母のもとにやってきた。
ふわふわの白い毛に包まれて、両手に乗る大きさだったという。
その頃、私は仕事で忙しく滅多に会うことが出来なかった。
クックと初対面したのは、大分少女に成長したころだ。

人見知りをしないというよりも人好きで、私にもすぐになついた。
でも半年ほど経って再会すると、初対面のようによそよそしくなる。その繰り返しが数年続いた。
プライドも高いし、猫のように気ままな所もあり、私は「クック姫」と呼んで大いに甘やかした。
仲良くなるために、寒い懐からありったけのおカネでおいしいおやつを買って、毎回貢いだ。
ほぼクックと時間をシェアするために、宮守での私の時間は費やされているといっても過言ではない。


生まれて十年経ったクック、この一~二年は私を見た途端に“嬉しい~! 嬉しい~!”と全身で表現しながら飛びまわり、私に体を押し付けてくる。

帰ってくる日の朝、
「散歩に行く?」
と誘いに行くと、白ウサギのように飛んではしゃぎ回り、リードをつけ替えると猛ダッシュを始めた。
私だって学生時代は陸上部にスカウトされたくらいの俊足だ、(←さり気なく自慢する)
クックに負けないから! と全力疾走を始める。
しかし平行して走れるのは2-3秒がいいところ。
クックに横目でチラリとようすを伺われ、私はジリジリと・・・・・ではなく、ガクンとスピードが落ちる。
するとクックも私に合わせてスピードを落としてくれる。
その後はちょっと早目のランニングで、私の息が続く限り走るのだ。・・・・といってもそう長くはないが。

母と毎日、朝晩の散歩を欠かさないクックだが、母は左膝を粉砕骨折しており、日常生活にほぼ支障ないだけでもありがたいという状態だから、クックと走るなどとんでもはっぷんの世界だ。
そのせいか、クックも走ることを忘れるようなのだ。

けれど、子どものころは私の肩ぐらいまでピョンピョンとジャンプしていたから、もともとは脚力がある。
私と一緒に走ることで本来の才能が蘇り、その感覚が気持ちよいのではないか、と私は推測している。

とは言っても、そうそう頻繁に会うことは叶わず、クックが元気がないということを聞けば、嬉しい半面切なさは何倍にもなる。

   こんなに会いたがってくれるなんて、クックしかいないよ。


<ある夜、おナカさんと話すクック>
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恋人を想うようにクックを想う自分に、おもわず苦笑がもれる。・・・・・・




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by anrianan | 2011-09-27 08:48 | ■とりあえず日記
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