「そんなの、朝飯前だよ!」
という言葉を使うけど、これって“簡単にチャチャッ! とできるよ”という意味なのだろうか・・・・・とふと思った。
英語では“easy job(task)”となっているから、やっぱりそのようだ。
けれど実際の朝飯前は、そんなに簡単とは思えない。
今頃の季節だと田んぼの周囲の草刈りをしているが、日の出前の涼しい内からガーガーと刈り込みを始め、日が昇ったら撤収。
それでも一汗かいてシャワーなどを浴びるだろうし、会社で10時~12時までのデスクワークが、農家では5時頃から7時ごろの労働になり、いわゆる時差出勤や節電対策出勤のようだ。(しかも体力を使う)
今年、わが家ではエアコンどころか扇風機も使用していない。
家の中に日が射すことはないが、さすがに日中は3-4回ほど水風呂に飛び込む。
それでも肌から汗が玉になって噴き出してくることがある。
もともと小学生のころから“鉄欠乏症貧血”などと言われ、体温も低めなので汗疹など作ったことがなかった。
それがこの歳になって、玉のような汗を手の甲に見つけた時には何事かとジッと見入り、百合の花の雌しべが水を吸い上げて、鼻水のような丸い水滴をつけている場面を思い出したりした。
(アタシって、百合の花みたい・・・・・・・?) ???
ともかく、日中は湿気の多い暑さで何もしたくなくなるので、私も農家さんを見習って早朝の一仕事をするようにしている。(といっても、たまにだけど。)
今朝は4時とはいかなかったけれど、5時半の起床には成功し、6時前から玄関周囲の手入れを始めた。
これは、玄関の扉を開けた時に見えた光景。
(写真をクリックすると大きくなります)
ね、・・・・野性的でしょ?
自然のままは好きだけど、思わず石畳の上をホップ・ステップ・ジャンプして走り抜けたい衝動に駆られる。
(草、茂り過ぎ・・・・・・・)
と、毎回歩くたびに思っていたのだ。
門を入って玄関を眺めると、こんな感じで草が出迎えてくれるわけ。 (これも大きくなります)
夜、暗くなってここを歩く時などは、足元に草がさわりと触れるだけで、
「ひぇっ!」
と跳びあがってしまったりする。
こりゃ何とかしなきゃならぬ・・・・・・、と思い始めてしばらくすると、“早く”なんとかしなきゃならぬ・・・・・に変わり、あとはこの想いに憑り依かれる一方。
ということで、やっとやっと今朝の朝飯前に片づけた。 (これも大きくなります)
門から玄関へ歩いていく間に草たちに触られることもなく、番犬の姿もちゃんと見えるようになった。
もう玄関から門まで、走り抜けたい衝動に駆られることもあるまい。 (これも大きくなります)
やっぱり、石(意志)はちゃんと見えてなくちゃね・・・・・・・。
全身水を被ったように汗で濡れそぼり、メガネには汗の滴が落ちて視界がぼやける。
もちろんこの後は水浴びをしながらお風呂を洗ったりするのだけど、とても「easy job」なんて雰囲気ではなく、
(もう3日分くらい働いたわ)
という疲労感。
なのに、ふと視線を上げると、そこにもまた朝飯前の仕事が、どっちゃりと残されているのであった。
(これも大きくなります)
果樹園と呼んでいるエリア。
下草はほとんどがどくだみ草だが、あまりにも鬱蒼としていてもう足を踏み込む勇気がない。
今度は、ここを刈らねばなるまいよ。・・・・・・・・ はぁ~・・・・
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