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写楽展に
行ってきました、あの暑い暑い陽ざしの中。
一度、震災で延期になっていることを知らずに行ってしまった前回

今度も一緒に行くことになっていた友人は公私ともども多忙で都合がつかず。
“今しかない! と思って行ってきたよー!”
とメールをもらったのが先週だった。

(はぁ~、独りで上野まで行くの、やんなっちゃうなぁ・・・・・・・)
出不精の私はメゲかけていたが、こうなったら私だって行かねばならぬ! と重い腰を持ち上げた~! ヨイショ!

美術館用の装いで気合を入れ、家を出たのが10時20分。
12時には入場門に到着したが、まずはわが先祖が毎日通り抜けていたかもしれないご門を撮影。
                                             ※写真をクリックすると大きな門になります
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この門は江戸時代には鳥取藩のもので、現在帝国劇場がある場所にあったのだそうだ。
関東大震災にも残り、東京大空襲にも生き延びた貴重な歴史的建築物とのこと。

前回延期されていたばかりに上野公園を散策し、そこでバッタリ出会った桜の妖精・・・・(?)が、実は歴史番組で筋書きを書いたり、歴史の講演を頼まれたりするような方だったそうで、その人の話から私のルーツ(かもしれないこと)が分かったという経緯がある。(詳しくは、上の“前回”をクリックしてね)

そこで今回は写真に撮っておこう、と思ったのだけど、これがわが家の門だった(?)と思うと、なにやら感慨深いものがあるではないかぁ。(ホントかぁ?)

当時は(江戸時代ね)、このご門内での出来事はたとえ同心(警察)でも立ち入ることができず、言ってみれば藩主(殿様)の意向次第で、どういう裁きにもなってしまったのだ。(・・・ですよね? )
と考えると、もし藩主がバカ殿だったらどれだけの人間が影で泣いたかしれないわけだ。  ・・・・くわばら くわばら・・・
ま、それは現在の会社のマネージャーと社員の関係と同じかもしれないけれどね。・・・・・・


という話はさておき、早速本命の写楽展へ。
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もうここまで来ると、“やっぱり来てよかった~!”と晴々した気分で会場入りとなる。
あ、その前に・・・・・・、やっぱりこれも撮っておかなくちゃ。
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なんだかこういう絵、えぇわぁ・・・・・・・。

好きな理由ははっきり述べられないけど、展示されている絵を見ながら分かったことがある。
描かれている人々がたっぷりとふくよかで、見方によっては色っぽいということ。
「なんか、この時代の人たちの着物の着方はずるずるしてだらしないねぇ」
「今の方がキチッとしてて、いいなぁ」
なんて年配のオジサマ二人が笑いながら話していたけど、なるほど着物をずろりと引きずって、襟ぐりなどもかっぽりと大きく開けている。

画家である友人が、
「江戸時代のセックスって、今よりももっとおおらかでさぁ・・・・・」
と言っていたことがあった。
(へぇ・・・・? 姦通罪なんて刑があったのに?)
と思ったのだけど、いわゆる人々の性に対しての感覚がもっと無邪気だったのかもしれない、などと思ったりもした。
さらに平安にさかのぼると、もっとゆるゆるだったのかもしれない。・・・・・・

それは想像でしかないのだけど、その緩さが色気であったり艶っぽさであったり、あるいは大らかさを醸し出しているのではないだろうか、などと感じたりもした。


(それにしても、・・・・・・江戸時代の人たちって、こんなに筋骨隆々だったのかぁ?)
足のふくらはぎなど
「お見事!」
と言って触りたくなるような形のよい筋肉が描かれている。
また、この頃の服装ったら・・・・・・こんなに鍛えられた肉体を持つ男が、尻を丸出しにして歩いていたらどーなの?!
思わず振り返って見つめてしまいそうだ。

それに、体全体の比率から見ると、随分と頭が小さいじゃないの。・・・・・
それに、わし鼻でデカい!
こんなに江戸の頃の男たちは、いい体をしてたのかい?!

ありゃ、お相撲さんは今と変わんないねぇ・・・・。

美術館行きにに多少ドレスアップをして独り静かに観て回っていた私だが、心の中では何人も私があれやこれやと大論争。

友人と一緒ならば説明書きを全部読み、じっくりじっくり眺めまわして3-4時間はかかるのだけど、一人なもんで説明をすっ飛ばして絵のみを眺め、それも混んでいるところは遠くから眺め、人がいない所は近くに寄って張り付いて眺め、という調子で2時間ほどの鑑賞を終えた。

そして問題の“お土産コーナー”。
これが毎回楽しみではあるのだけど、そんなに無駄遣いが出来るわけでもない。
(今回は何も買わないで帰ってこよう)
と、ハナから無理なことを一応は決めていくのだけど、それはマニフェストと同じで、あってもないようなもの。

“ああ、あれも欲しい・・・・これも欲しい・・・・”と売り場を何周もぐるぐると歩き回り、葛藤の末に買ったのが次の2つ。
1つは、A5サイズのクリアホルダー。これは毎回買ってしまいがち。
もう幾つもあるのに使ってないから買うのは止めよう・・・・・と思っていたけど、この分類分けできるホルダーは初めてだったので、購入決定!
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そしてもう1つは、ポストイット。
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縦書き付箋だし、どうやって、どういう時に使うのさ?・・・・・と、かなり購入反対派の私に追及されたのだけど、
(そりゃあねぇ・・・・・・、ここに“これは梅シロップなり”とか書くのよ)
と反撃して、見事買うことにあいなった。



美術鑑賞に来ると、作品ばかりかそこにやって来る人々の観賞も面白い。
明治維新以降、人々の家格や職業で身分を差別されることがなくなり、人生の選択が自由になった。
これによって見た目で判断できない状況が当たり前になったけれど、その分品格やしつけ、モラルの低下に繋がっている面は多いのではないか・・・・・なんても思えたりするこの頃。

久しぶりに人の多い街中を歩き回ると新鮮で、その分考えることも多くなる。

会場を後にして、私はさらにあちらこちらと数件の用を終えて家に着いた。
その疲れが出たのか、今朝は二度寝どころか三度寝・・・いや四度寝?
何度も夢を見ながら目覚めて、また次の夢へと入っていった。

刺激が多過ぎて、キャパの少ない私の脳は処理しきれなかったようだ。・・・・・・





今日は早く寝て明日の江戸に備えるの~!\(^o^)/ 
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by anrianan | 2011-06-07 17:11 | ■とりあえず日記 | Comments(2)
Commented by eaglei at 2011-06-09 06:29
ふむふむ、自分までそこに行ったような気持ちになりました。
いつも文章が上手いですね。

「わし鼻」の男は、あそこもデカイと聞いたことがあります(笑)
Commented by anrianan at 2011-06-09 08:19
★eagleiさま、
ありがとうございます。ブタも木に登ります。(笑)
日本画がなぜ好きなのか・・・・と考えながら見ていましたが、どの人物も豊かな感じ、で色っぽい!
誰もが現在よりも日常的に体を使っていたでしょうからねぇ。・・・・
現代人はブロイラーのようですね。(^_^;)
ふふふ・・・・、なるほどなるほど。鼻と関係があるとは。(笑) 女性は「口」と言われていますね。
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