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ホンビノス貝
“地下に貝があります。欲しい方はビニール袋を持って、地下にいらしてください・・・・・”

昨日、突然社内放送が入り、ドッと笑いが起こった。
何の貝? 貝が欲しい人? ビニールを持って?・・・・・・
何の貝か分からぬまま、何となくカラス貝ではないだろうし、アワビでもないだろうということは予測できる。
私はコンビニのビニール袋を持って行きましたさ。
と言っても、独りで行くのは恥ずかしい(私でも)・・・・・・と思っていたら、同じように思っていた方がもう一人いてくれたお陰で、その人と連れ立って貝を貰いに行くことができたというわけだ。


その貝を見た時、
「はまぐり? ・・・・ですか?」
判明しないまま、たぶん“はまぐり科”(?)であることは確かだろう、味もはまぐり似に違いない、と決めつけてビニール袋に詰めてきた。

正解は、「ホンビノス」という貝なのだそうだ。
“漢字で記すと本美之主貝となる。これはビーナス属 Venus に当て字された美之主に由来する”(ウィキペディア)だって。
なんだか、この貝を食べると美しくなれるみたいではないか。・・・・・

元々は北米大陸東海岸のほぼ全域に生息する外来生物だったが、船底に積む重しとして使われる水(バラスト水)の中に含まれていて、東京湾でその水が吐き出されて生息するようになったと思われる。
こうして運ばれてくる外来生物は結構いるらしく、世界の生態系を壊すと問題になっているとのこと。
地球を壊して行くのは人間だね、やっぱり・・・・・・。


という環境問題を語るのはさておき、話はホンピノスへ。

仕事中は室温が低い窓際に置いておいて喜んでいたが、帰りの電車は人身事故のため大混雑で途中まで座れず、
(良いことあれば、悪いこともある・・・・・正負の法則だぁ)
とため息をつきながら、いつもより15分遅れて家に着いた。

塩水を作って一晩浸けておき、今朝起きてきて一番に、洗い桶の中をジッと見た。
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アサリのようにベロンとべろを出していないし、ちゃんと砂を出しているのだろうか? それよりも生きているのだろうか? と心配になって、さらにジッと見つめる。
が、見ていても仕方がないので、水浴びをした後コーヒーも淹れずに、酒蒸しにしてみることにした。
一度に調理するには量が多いので、まずは貝殻が割れているものから・・・・・・。
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大きい貝は、こんなに大きい!
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そして、小さい物はこんな。
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大きい貝は、開いたらそこに醤油を垂らしてトーストで焼いてみよう~♪  と、すでにその光景を描いてほくそ笑む。

まずは、すべてを軽く酒蒸しにして火を通して少し食し、あとは醤油焼きや佃煮にアレンジするのだ。
佃煮は、炊きたてのご飯に混ぜてもおいしい。・・・・・・
様々なバリエーションを考えていると、無限に夢が見られる子どものような気分になる。
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酒蒸しは、“油でニンニクを炒め、そこに貝を入れて酒を振りまく”らしいのだけど、私は油もニンニクもいれず、いきなり酒をどぼどぼっと入れて蓋をした。酒蒸しというよりは、酒茹でという感じだ。
第一群の貝殻が割れている貝たち、貝殻がパカッと開いてくれるだろうか・・・・・と心配したが、なかなか開かなかった貝も時間が経つと全開し、それぞれ心を開くまでの時間が違うのだ(?)、と妙に哲学的になる。

蓋が開いた順に取り出して、邪道かもしれないが、そこに第2群の貝を1つずつ入れていく。
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見てお分かりの通り、大きな貝が2つある。
今になると、大きい貝から熱して行けばよかったことに気付くのだが、なぜかこの時は、大きい貝を最後まで残しておいた。
お陰で一番大きな貝が・・・・・・・開かない。・・・・・・・待てど暮らせど・・・・・・、開かない・・・・・・・・。

火を弱めて、酒と水を足して(どんどん煮詰まってしまうのだ)、貝をひっくり返し、ひっくり返し、
「開け~・・・・・、開け~・・・・・(ごま! 貝!)」
と念じる。
少し開いて隙間ができ、そこを無理にこじ開けようとしても頑なに拒絶する。
(へぇ・・・! 心の距離と一緒だねぇ・・・・・。)
時間をかけて温まって来ると、徐々に徐々に開いて行くもんだ~♪

(ひ~らいた♪ ひ~らいたぁ♪・・・・・・)
喜んで菜箸で貝を持ち上げたら、ポトッ! ・・・・・・・中身が落ちた。
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実は、この一番大きいものに醤油をチョロっと垂らして、トースターで焼きたかった。
けれどここまで待てずに、2番手の貝で醤油焼きを作って食べてしまっていた!
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もちろん、“香ばしくておいしい~!”と一人悦に入りながら、酒蒸しの方も鍋から取り出しながら味見済み。
あとは・・・・・・すまし汁? それと・・・・・・、やっぱり佃煮だな!
と決めて、貝のエキスを4枚重ねのガーゼで濾して保存。
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すまし汁は、このエキスを薄めてネギを散らせばいいし、ご飯を炊く時にこのエキスを入れると、おいしい炊き込みご飯になるに違いない。 たぶん。

そして念願の佃煮作りにも、このエキスをお玉1つ分入れて、砂糖、醤油、水を足して煮詰めていく。
ホントは生姜を入れたいところなのだが、生姜がちょうど無いので“生姜無い”・・・・・・。(/_;)
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それでも、かなり私好みに出来上がった。

ん~、これは食べたら切りがなさそうだが、ご飯と一緒に食べる感動を味わいたい・・・・・・・。
ということで、2-3個食べて我慢、我慢・・・・・・。



こうして、起きぬけの2時間はあっという間に過ぎ去った。

コーヒーを淹れて、洗濯を干して、布団を干して、ネギを抜いてきて・・・・・
こうして平和な午前中は終わったのだった。・・・・・





本日は19℃にもなり暖かな一日だけど、明日は5℃ほど下がるらしい・・・・・。年々激しい気温差は、体に堪えるようになるよねぇ・・・・・。今日も応援のぽちっをお願いね。
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by anrianan | 2010-12-11 13:27 | ■食生活 | Comments(8)
Commented by tengtian60 at 2010-12-11 13:40
お久しぶりです!^^

やっと青森から戻りました!とオオゲサに・・・(笑)
東北新幹線が全線開通になって・・・
初日に試練を受けました。^^;

只って良いですね。
大勢で押しかけることは無かったみたいですけど
欲しい方があまりいらっしゃらないのは何故?
私もこう言うチャンスが有ったら行きますよ!!
結構立派な貝ですよね。
お味は蛤みたいな気がしますけど・・
Commented by anrianan at 2010-12-11 17:01
★tengtianさま、
こんばんは!
先ほど拝見したばかり、以心伝心というのでしょうか、こういうの。(笑)
大変な試練を受けられたようで。(^_^;)
良いことあれば悪いことも、プラスマイナス ゼロ というのがこの世の法則ですものね。
私も昨日そうでした。(笑)
タダといっても、ナマ物でしたからね。
まっすぐ帰る人ばかりでなく、ましてや取材に出る記者さんは持っていくわけにもいかないし。(笑)
安くても無料でも、ほんとに必要なものとか、どーしても欲しい物して手を出さないのかしら。
それに持って帰っても、自分で料理をするという作業もついてきますしね。(笑)
味はハマグリを大きくしたもの、と思っていいようです。
何でも外来生物は強いですけど、この貝も全国に広がりつつあるようです。
Commented by ニック at 2010-12-11 19:42 x
anriさん、こんばんは。 ♪

酒蒸しは酒のつまみ、佃煮は炊き立てご飯のおかずに持って来いと、勝手に想像しています。
Anriさんの手の大きさが分かりませんが、小粒の貝も大きいように思うのですが、貝の味はどうなのですか?

応援ぽち ♪
Commented by トマコ at 2010-12-11 22:14 x
ホンビノス貝、初めて見ました聞きました。
社内放送が面白いですね~^m^
そんなに沢山、どうしたんでしょうね。

ハマグリは、アサリ貝を採りに行くと、200個に1個くらいの割合?で
ものすごくたま~~~に採れていました。
今はアサリもハマグリも、採れないと聞くばかりなのに・・・沢山居るんですね~

アサリが沢山採れてたころは、まずはバター醤油焼きにして
お味噌汁に、スープを取ってご飯にと作っていたけど
佃煮まで出来るほどは、滅多に採れなかったんですよ。
あんりさんの佃煮の照りが・・・なんとも美味しそう~!

アサリのスープはもっと白かったと思うけど(もう何年も採ってないので忘れた)
ホンビノス貝のスープは濃くて、味が出ていそうです♪
Commented by anrianan at 2010-12-12 08:54
★ニックさま、
酒の肴・・・・・たしかに、確かに、私の食事はいつも酒の肴状態です。(笑)
どちらも美味しかったです、もっとも基本的に好きな味付けなので、美味しくないということは余りありません。
と、これも毎度の自画自賛です。(笑)
私の手のサイズはバカでかくなく、バカ小さくもありません。・・・・
Commented by anrianan at 2010-12-12 09:02
★トマコさま、
はまぐりを少し大きくしたような貝ですが、私もはまぐりをマジマジと観察したことはなく、ほとんど見分けがつきませんでした。
この貝は、記者さんが取材していただいてきたのだそうです。あまり詳しい事情を書くとね・・・・・・、いろいろと気を使っています、これでも。(笑)
この貝はどんどん増えていて、今まではあまり食されなかったようです。
でもはまぐりよりは安価だし、味もいいし、これからどんどん食用にすればいいですよね。
潮干狩りは幼少の頃の思い出がありませすが、小学生以降で行ったことがあるかしら・・・・・、
という程度の体験です。なので、生の貝を料理することも殆どなく、今回はワクワクでした。
バター醤油焼きですか・・・・・そうか、ホタテと同じで良かったのですね。
すまし汁はたしかにねぇ、・・・・私ももっと透き通っているものを描いていたので、なに? これは!(笑)
大量の酒と水(少々)で、どんどん煮詰まってしまい・・・・たぶん、酒が煮詰まった色かも。(?)
このエキスは濃いので、このままは飲めません。なので、薄めて透明に近くして飲みます。
ということで、あと何回分かは楽しめそうです。
Commented by neo at 2010-12-12 12:21 x
ハマグリの様ですが、淡水の貝っぽいですね。

つーか、佃煮が美味そう!!
地酒を持って行きますので、取っておいてください。
Commented by anrianan at 2010-12-12 13:39
★neoさま、
はまぐりによく煮た外来生物だそうです。
1998年に最初に発見されて、今や関東近海のあちこちで発見され、
潮に流されて移動するため、全国に広がりつつあるようですよ。・・・・

佃煮は予想以上に上出来した。
え? 地酒!? ・・・・・・ああ・・・・・・、食べてしまいました。(^_^;)
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