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お正月の食糧・・・・・
今年の年末は、親の所へは行かず一人で過ごすことにしたと知らせたら、おナカさんから宅急便が送られてきた。
年末年始の7日間、籠城のための食糧である。

7日の連続休暇なんて、普段のシフトでもざらにある私にはちっとも嬉しくないし、ちっとも長いとは感じない。
ひどいと10日なんてこともあった。そうなると、会社までの道だって忘れてしまいそうになる。(んなわけない!)(/_^)
だからこの年末も、
(ああ、今回は7日間ね)
てな感じだ。

それでも年末年始は、日本人のDNAなのか特別な感じがする。
少なくとも、餅は食べねばならない! みたいな気持ちがある。
だから当然スーパーでの食料調達も、いつもとは違う食材を物色したりする。

今では一年中食べようと思えば手に入るお餅だけど、私はやっぱり正月に食べることにしている。
おナカさんが、地元の「道の駅」などで買って送ってくれると言ったのだけど・・・・・入ってないじゃないか。
あ、それに黒豆も入ってない・・・・・。
それに、ジーヤの打つ手打ちそばもないじゃないかぁ。・・・・
(なんだよぉ、餅と蕎麦がないじゃんかぁ・・・・・)

なのに、なぜかエプロンみたいな夏用ワンピースなどが入っている。
そしてこれまたなぜか、一緒に白くてきれいなタオルハンカチも・・・・・。
(なんじゃ、こりゃ?!)

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夜になって、おナカさんから電話がかかってきた。(昼間かけたら居なかったのだ)

「ねぇ、レタス、どうやって食べてるの?」と私。 ・・・・あまりレタスを食べないのだ。
「スープなんかに、食べる直前に入れると美味しいよ」
「ああ、なるほどね・・・・。 で、餅が入ってないよ」
「餅さぁ、(店で)見たんだけど、全部2-3日しかモタナイんだよ」
「ああ、保存料とか入ってないからね・・・・」
「そう! だからぁ・・・・・」
「いいよ、こっちでもおいしそうなのがあったから、それ買ってみる。 少しでいいし」
「そうだよ、その方がいい!」
「蕎麦も私の所にはいってないんだけど」
「ぐふふふ・・・・、あのさぁ、オトーサン、うまく打てないんだって。またもうチョット経ったら打つから・・・・」
「あ、そぉ・・・・・・」

それに黒豆も入れ忘れた、とか、かぼちゃも忘れたなどとさんざん話し、
「そう言えば、どうして夏用ワンピースが入っているのさ? エプロンみたいな・・・・・」
と私が言うと、ぐふふふ・・・・といつもの笑い声が聞こえ、突然話が変わる。

「あのさぁ、・・・・・・入ってたでしょ?」
「なに?」(主語なし会話は慣れてるけど、時々意味不明)
「あのタオル・・・・・。白いタオルに・・・・・」
「あるよ、きれいなタオルでしょ?」
「中に入ってるでしょ?」
(タオルの中に? ・・・・なんや、それ?)
と思って、ハッと気付く。

「なんか入れてくれたの?!」(「なんか」というのは、お小遣いのことである)
「中にさぁ、オトーサンに分からないように折ったんだよ」
「え゙っ! やだ、広げてないよ。 待ってて・・・・・。 なんでこんなきれいなタオルを入れてきたのかと思ったんだ」
といいながら、折ってあるタオルの間を確認すると、
・・・・・・・出てきた! 茶封筒。
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「うわぁっ! ・・・・・こんなに・・・・」
「年賀状作ってもらったからさ。あげるって言ったじゃん」
「だって、年金だって少ないのに・・・・・・、悪いじゃん。・・・・」
「いいよ、あげるって言ったらあげるんだから」

ああ、・・・・・あと1万円あったら、あと2万あったら、あれを買おう、これを買おう、と“買いたいものリスト”はいっぱいあるのに、そのおカネがこうやって手元にくると、買いたいものが全然浮かばない。・・・・・

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(1月に引かれる固定資産税に当てよ・・・・・・) ホッ
その茶封筒は、そのまま神棚に置いた。


今、湯浅誠さん(派遣村の村長)が書いた『岩盤を穿つ』という本を読んでいるのだけど、胸が詰まることだらけだ。
仕事をしたくても、年齢制限で切られてしまう。
老後の貯蓄がなければ人生のツケ、と判断される。
女は結婚して子供を産まなけりゃ、女の役目を果たしていないと言われ、私の今のザマは結婚もせずに好き勝手に生きてきたからだ、と切り捨てられる。
まるで生きている価値がないかのように。


でも、こんな私でもセーフティネットがある。
少ない年金をもらっている親がその年金をやり繰りして、時々こうして送ってくれるお小遣いであったり、知人友人が送ってくれる食糧であったり。
このセーフティネットがあるだけでも現代は幸せなのだという現実が、妙に寂しかったりもする。



・・・・・と、ここまで書いて、玄関のドアがノックされた。


  ま、また、菩薩からのギフトが届いた!

      デ、デカイ箱だぞぉ・・・・・・・・、なんだ? なんだ?!





なんだかこの年末、私の周囲には菩薩がいっぱい集まってきているようだ・・・・・・・。



うわぁっ! サンタさんから遅延ギフトだ!(笑)
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by anrianan | 2009-12-27 16:31 | ■とりあえず日記 | Comments(13)
Commented by 松井大門 at 2009-12-27 17:01 x
母親ってありがたいねぇええええ!!!
Commented by anrianan at 2009-12-27 18:45
★松井大門さま、
ほんとに・・・・・・。
精神面でも物質的面でも、母親がいなくなったら生きていけないざんす。・・・
Commented by トマコ at 2009-12-27 23:09 x
お母さまからの荷物の絵、楽しく見せて頂きました~♪
黒豆とかお餅は、私もいつでも食べようと思えば食べられるのに
やっぱりお正月の特別な食材な感じから抜けられません(^^)
そうそう 最中の皮に入ったスープ知ってますよ!
以前頂いたことがあって、デパートでも見るけど高級お吸い物ですよね。
2個入ってるところに、おかあさんの気持が感じられてポカポカします。
ホントに素敵なおかあさまですね。

セーフティネットというよりも、あんりさんの魅力だと思いますよ(^^)v
記事を読んだり絵を見せてもらってるだけでも、伝わるものがあって
実際にお会いすると、もっともっと素敵な方なんだろうなぁって
ブログだけでも思うくらいですから♪
へへへ・・・なかなか言えないけど、年末だしこういう時に(笑)
私はあんりさんに、いっぱいの元気を貰ってますよ!
Commented by tengtian60 at 2009-12-28 11:28
こんにちは!^^

私のところにも昨日盛岡の友だちご夫妻がいらっしゃいまして
お米、新巻、生牡蛎、南部センベイなどを!^^V
これでしばらくは生きていけそうです。(笑)

手打ちお蕎麦は私の方へ来る事になっています!^^Vぷっ!
Commented by tomiete2 at 2009-12-28 12:22
篭城ですか・・・・・兵糧さえあれば何とかなりますね。

  でも、おなか様は顔を見たいのでは・・・・
Commented by anrianan at 2009-12-28 13:44
★トマコさま、
おっほっほっほっほ・・・・・・ぽっ!(*^_^*) 年末出血大サービスってやつですね。(笑)
私は基本的に、人に何かをあげるのが好きなんですよ。(母似ですね、この点)
だからおカネは、人のために使うモノと考えているところがあるのだけど、それができるのは自分をケアできる人間だけ、ということをつくづく感じさせられています。
自分の生活が成り立たないと、人にプレゼントもあげられないのだと(当然だけど)実感した時は、かなり辛かったです。本当に人生の落伍者とか厄介者になってしまったようで。・・・・・・
昨年、派遣村の取材でインタビューを受けていた男性が「今度は自分が、恩返しできるようになりたい」と言っていたけど、そのやるせない気持ちがよく分かるんですねぇ。
こうやって手をさしのべてくれる人が居ない人たちが多いらしいです。そういう人たちが、結局派遣村に集まっていったような所もあるらしく・・・・・。
それに比べたら、私は多くの菩薩に囲まれているんだなぁ、と有り難く感じます。
Commented by anrianan at 2009-12-28 13:52
★tengtianさま、
こんにちは!
tengさまの所は、まるで磁石でもあるように高級物品が集まってきますよね~。(笑)
それもきっと、ご主人とtengさまのお人柄であったり、徳返しであったりするんでしょうねぇ。
私は今いただいてばかり・・・・・・。キャッチボールのように返球できないのが、とても辛いです。
でも、戦中戦後のように「まずは食の(職も)確保」が現実なのですが、仕事は年齢で切られ、経験も関係ないとなると、自分の努力ではどうにもならず、手の尽くしようがありません。・・・・・・
ま、暗くなっても仕方ないので、もう考えないようにしています。

そうなのよ、蕎麦が来ないんですよ、私の方には。(^_^;) ナンデジャ?
Commented by anrianan at 2009-12-28 13:55
★tomieteさま、
そうなんです、兵糧が蓄えられているとまずは安心。(笑)

顔を見せるだけでも・・・・と思ってこの数年ガンバッテいたのですが、とうとう無理が利かなくなってきました。
Commented by 松井大門 at 2009-12-28 17:02 x
寝正月~~~~!!!
ははは太り過ぎに気をつけろ~~~~~~!
Commented by anrianan at 2009-12-28 17:13
★松井大門さま、
朝寝、朝風呂、朝酒・・・・・は正月に限らず。
やりたい時にやりたいことができる私の生活って・・・・・・、一年中がお正月?!(笑)
おお、なんだか申し訳ない生活をしております。
Commented by exmouthcoco at 2009-12-28 23:59
anriさん、こんにちは!
いいですねぇ、真心宅急便。
いつもanriさんのところに小包が届くのを見ながら、いいなぁ~と切に思う私です。
遠くだから?送料が高いから?こうして定期的に届くことってないので、非常にうらやましい…。母心なんですね~。すごく温かい気持ちが伝わってきます。

余裕があったらこれが欲しいとか思うのに、いざとなると買えないってよくわかります!時間の使い方もこれまた同じように…。特にお母さまの生活費から出たものだと思うと余計に手が出なくなっちゃいますね。うん、有難すぎて。

anriさんのコメントにあるけれど、人に何かを与える人は、いつかその恩返しを受け取るはずだと思いますよ~。
ウチのニコラも同じようなタイプ。金銭的だけでなく、時間も労力も 時には人のために費やしてあげるのだけれど、忘れた頃にいい形で戻ってきます。anriさんの所にも、福は少しずつ近づいてきてるはず。

ところで、白いワンピースのほうは?単なるカモフラージュ?(笑)
Commented by anrianan at 2009-12-29 10:05
★exmouthcocoさま、
cocoさん、あったかいコメントをありがとう!
そうねぇ、海外は送料が高いし、今日送って明日着くってわけにはいかないから、国内の宅急便のようにはいかないですよね・・・・。 でも、cocoさんのお母さまがミシンを背負って(!?)来た気持ちも分かるわ~。(笑) 
これも母心よね。わが身を考えず子どものために一心になってしまうのは、母だからこそなのでしょうね。
そういう母という立場になることが私はないだろうけれど、元々私は他人にも身内のように心を尽くしてしまう所があるから、「母」という体験にこだわらなくてもいいのかな、とこの頃は思うようにしたの。
ニコラさん、異国人っぽくないわ~。(笑) だから、国籍とか、男女とか、身内とか他人とか関係ないのよね。
損得を考えず骨身になってくれる人かどうか、ってことは。・・・・・ 横浜の叔父夫妻がそういう人たちでね、私自身が若い時はそれほど感じなかったけど、年々歳を重ねるごとに有難味とか、そういう人間の貴重さが沁み込んでくるのよね。・・・・
Commented by anrianan at 2009-12-29 10:07
★cocoさん、つづきよ~! (^_^;)
なんだか文字が多くて、削っても削っても入らなくなっちゃったわ。(笑)

そうやって助けてくれる人たちが、たぶん私よりも先に居なくなっていくのだろう、と考えるとどうやって恩返しができるのだろうか、と不安になってしまうこともある。・・・・・・
cocoさんのコメントを読んで、私はどれだけ他人のために働いてきたかなぁ・・・・・と考えさせられたわ。これから返していかなければならないのかもしれないけど・・・・。想いだけではちっとも足しにならない、そういう国なんだなって感じる、今の日本って。・・・・・

夏のワンピース(^_^;)、特に理由はないのよね。「なんとなく」が多いから面白いんだけど。(笑)
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