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古本の中から・・・・・
廃品回収の時に出してしまおう!
と決意して、玄関脇の廊下に置いてある古本。
すでに数年が経つ。

小学生の時に毎月一冊ずつ届いた『少年少女世界名作全集』55巻(小学館)である。
「私の子どもが生まれたら読ませればいいじゃ」
と母に言われてとって置いたけれど、今となっちゃ子どもは生まれないだろうから、それはできない。
かと言って、もう一度読み返すかと問われれば、絶対に読み返すことはないだろう、と思える。

従って、捨てること大好き人間のおナカさんがいる時に、
d0046294_12432859.jpg「イッセーノセッ!」
で廃品回収に出してしまうことに決めた。



  その前に!



私は、どーしてもしておきたいことがあった。

本の間に“お金を挟んだままにしていないか?”を確認したいのだ。
あちこちに小分けにして隠す(?)・・・・・・、いや、閉まっておく習性のある私は、これがどーしてバカにならない。

「だってさぁ、私よく小学生の頃から電灯の笠の上に隠したりしてたもん」
と言ったら、
「そうだよ! お母さん、一回見つけたもん、500円札」
ときた。
「え゙っ?! で、どうしたのさ」
「・・・・・・ぶふふふ・・・・・、昔、上げたじゃ。・・・・・・・“古いおカネだよ”って言って」
「あれは旧い1000円のお札だったでしょ?」
「うん・・・・・・・」
(じゃ、私の500円札はどこに行ったのさ。カーサン・・・・・・)

“ナンデモ究明型”の私としては追求したい気持ちは山々であったけど、完璧にバレバレのつじつま合わせで誤魔化そうと努力している老人をいじめるのも可愛そうなので、止めておいた。(なんて心優しい私なんだ・・・・・?)


私がパラパラとページをめくって、懐かしい・・・・・・! ああ、この絵! なんだか覚えてる!・・・・・・
などと感慨にふけり、いい紙を使っているし、絵も全部色つきだ! と感動を述べていると、
「こういう本、ぜーんぶ買ってあげてたんだもんなぁ・・・・」
とおナカさんがつぶやく。
「そうだねぇ、おカネかけてもらってたねぇ・・・・」
などと答えていたら、

「あっ!」

二人で一斉に、私の手元で開かれているページに目が釘付けになる!
おカネ!? ・・・・・じゃなくて、何やらティッシュペーパーに・・・・・・
「押し花だ!」

「何十年前の花?」と私。
「あら~! 何の花?」とおナカさん。
「色が結構残っているもんだねぇ」と私。
「うわぁ~! 昔(自由研究などで母も手伝って)よく作ったもんなぁ・・・・・」とおナカさん。
まったく会話になっておらず、お互いに言いたいことだけを述べ合う母娘である。・・・・・・

d0046294_12385430.jpg

おカネではなくて、三十数年前のポピー(ひなげし)が発見された。
別の本から、もう一つ。


なぜ、これらの花を押し花にしようと思ったのか・・・・・・・、
どこで、この花を採取したのか・・・・・・、
まったく思い出せないことばかりだけど、なんだか古代の化石を発見したような感動がある。


考えてみれば、今日までの日数を生きてきたのだけれど、ほとんど忘れてしまっていることの方が多い。
そうやって何億年もの間、数えきれないほどの人間が思いを抱えて生きて、死んでいった。
その僅かな証が、遺跡や化石であったりするのかもしれない。・・・・・・
などと考えると、この押し花も私の生きた証のような気がしたものである。



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by anrianan | 2009-10-20 13:10 | ■とりあえず日記 | Comments(10)
Commented by ひまわり at 2009-10-20 16:32 x
こんにちは。
Anriさんが子供時代に綺麗と思って大事にはさんでおいた花が
時間を飛び越えて現れましたね!
素敵だな。
Anriさんのマイペースなわが道を行く生き方は
心底ほっとします。
Commented by tomiete2 at 2009-10-20 20:14
今晩は、もったいないですよ。・・・・

近くの図書館では昭和初期の少女ブックが人気ですよ。
マニヤの方が廃品回収業者めぐりであつめられています。
  もう一度読み直されるのも結構・・まして連続ものでしたら保存のかちありですがね~~~・・置き場所がなければ・・考え物ですね。
Commented by トマコ at 2009-10-20 22:15 x
沢山の本、懐かしいです。
うちにも同じシリーズが何冊かあったな~
他にもシリーズで買ってくれた本がいっぱいあって
全部妹のだんな様の実家に置いてます^m^
甥っ子姪っ子が読むだろうって事で、置き場が無いので持ってって
殆ど読んでないんだろうな~
うちにあると困るけど、読みかえしてみたいなぁと思うことがあります。

押し花が出てきたとはステキですね~♪
ホント、色が変わってないのもスゴイ(@_@)
そうですよね・・・忘れてしまった事の方が多いんだろうけど
こうして何かの拍子に、昔の自分に出会えるってステキですね。
Commented by らんせ at 2009-10-21 11:39 x
 本は古本屋さんに売ればいいのに。
ブックオフだとマニュアルで値段が付くけど、
古本屋さんだと価値に対してきちんと値を付けてくれます。
電話を掛けると、取りに来てくれるところもあるし。
Commented by tengtian60 at 2009-10-21 12:26
岩手に越すとき大分処分しました。
ブックオフにも引取りに来てもらいました。
少しでも汚れているとはじかれました・・

『少年少女世界名作全集』そろっていたんですね。^^
見覚えがある表紙です。(笑)
昔々の押し花が!ロマンチックですね~^^

↓・・仕事を残して・・・(笑)
私も今朝変な時間に目が覚めてしまって、友達に携帯メールを
送ったら、すぐに返事が返ってきてびっくり!
飼い犬ちゃんがオシッコだったようでした。(笑)
薄暗いうちからお散歩させたらしいです。

(SMS)で簡単おしゃべりでした。^^
Commented by anrianan at 2009-10-21 14:56
★ひまわりさま、
そうなのです、時間を超えて現れた花だったんですねぇ。・・・・・・
水分を含んでイキイキと咲いていた、と考えるだけでロマンを感じたりします。(当たり前ですが)(笑)
マイペースと言われたのは初めて・・・・・・かも。
ですが、確かに昔から「やりたいことは絶対にやる」という“我が道を行く”タイプでした。
その分両親には迷惑をかけてきましたけれど。・・・・・
「ほっとします」などと言われますと、私の方がホッとします。(笑)
Commented by anrianan at 2009-10-21 15:23
★tomieteさま、
こんにちは!
そうなのです・・・・・勿体なかったです。(;_;) 母は捨てることが好きな人ですが、私は捨てられない人ですから。
大好きで何度か読み返した本は、中の挿絵を見た途端に当時の気持ちが少し甦るようで・・・・・・
結局2冊ほどは手元に残しました。
一軒家ですから置く場所はたくさんありそうですが、とにかくボロ家で雨漏りもするので、意外に保管場所は少ないのです。中高生の頃に書いていた日記も、雨漏りでびしょびしょになったこともあったくらいで・・・・・。
とにかく身軽にしなければ・・・・と、思いきったわけです。・・・・・・
Commented by anrianan at 2009-10-21 15:32
★トマコさま、
甥っ子や姪っ子がいる人は回せるからいいですねぇ。無駄にならない気がしますものね。
でもこんな思い出もあるのです。
七五三に来た着物を、私は子供心に取っておきたかった。
でも母が従姉妹にあげた。その従姉妹の母(私にとっては叔母)は、結局最後は捨てた。
だから人にあげたら最後、後はどうなろうと関知できない、と知りました。
だから今回は紐でまとめても捨てられず、二年ほど放置していたのですけどねぇ。・・・・・・
ま、こうやって押し花と出した本をアップしておいたのは、「これで記録に残せる」という気休めで。(^_^;)
読み返したいなぁ・・・・・と思ったのですけどね、絶対に、読み返さないと思うんですよね。(笑)
そう・・・たしか、ポピーの花びらの可憐さに惹かれたような気がします。
時空を超えた生命を感じたような気分になりました。(笑)
Commented by anrianan at 2009-10-21 15:37
★らんせさん、
そうですねぇ・・・・・・・。
古本屋さんは散々考えていたのですが、持っていける古本屋さんを思い付かず、取りに来てくれると“送料”みたいなものを取られるのかなぁ、そうしたら大したお金にならないだろうし・・・・・、なんて堂々巡りをしてしまったのですね。ホントはどこかの図書館に寄付などで持っていければよかったのですが・・・・・。
本当に「本」は捨てらないですねぇ・・・・・・。
でも、・・・・・出す前にらんせさんに聞けばよかったなぁ。・・・・・と今思ってます。(;_;)
Commented by anrianan at 2009-10-21 15:50
★tengtianさま、
当時(昭和48年出版となっていた)で630円の値が書いてありました。
ウチの親たちは、決して余裕があったわけではないのに「本を買う」というと、何も言わずにお金を出してくれていたのです。幼稚園の頃も、毎月1冊ずつ配られる本が楽しみでした。(もちろん、これも買っていたのですね・・・・)
でも今回一冊ずつパラパラ見ていたら、記憶にないページもかなりあり・・・・・(^_^;) 読んでいない話もたくさんありました。(申し訳ないことに)
出来れば保管しておいて、「いつか読み返そう」という気休め(=希望)を持ち続ければよかったのですが、なんせ家自体がいつ崩れるか分かりませんから。洪水や台風で全てを失った人たちのことを考えると、物に執着しないように身辺整理を! という気になったのです。
次の課題はピアノです。
これも一途にピアニストを目指した子どもの頃を考えると、手放すことは大きなハードルなのです。・・・・・
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